Crying Won't Help You

Robert Nighthawk


2005-02-13 SUN.


時系列から言うとモッチロン逆になりますが(こちらは 1951年 7 月12日、一方 Tampa Red は 1946年 2 月19日)なんだか、この Robert Nighthawk の Crying Won't Help You の方が「原曲ぽい(?)」よな気がするのはなんででしょ?

昨日 Tampa Red のとこでも書きましたが、向こうはなんたって Big Maceo のピアノが主役みたいな一気呵成タイプで、なにやらいろんなもんが「充満」してるよな印象がありましたが、こちらはもうイントロの Robert Nighthawk のギターからして静謐(は、まあ言い過ぎとしても、寂寥感っつうかね⋯)なたたずまいで、そこに流れ込んでくるピアノ他も適度な「間引き感(なんじゃそりゃ?)」があって、このスカスカさ具合がまことに「よろしい」。

そして、やはり彼のギターが、多少控え目ながらちゃんとポイントを押さえてるのがまた快いのですねえ。
ピアノは Roosevelt Sykes(あるいは Bob Call )、ちょっとシズルつけた(?)ハイハットのレガートが耳につくドラムは Jump Jackson、そしてベースはお馴染みの Ransom Knowling で、Chicago の小レーベル United に録音した( United U-102 )トラックでございます(時期的には 1949 年 7 月12日に吹込んだ、Chess での「あの」 Black Angel Blues / Annie Lee の Double Side ヒットを飛ばした後、ということになります。アルバムとしては Bricks in My Pillow )。

ま、そのよーなサウンド的なこととは別に、ここでの Nighthawk のヴォーカルがまた、適度な距離感があっていいのでございます。

ちょっとした裏通りを MTB で走ってるおじさんがいました。
と言っても、別にスパイク・ピンを打った専用のタイヤを装着した MTB ってワケじゃなく、フツーのタイヤの前後サス(あ、でも 3 万以下でホームセンターで売ってそな MTB ルックってヤツね)付きで、さすが雪上走行に備えてか、サドルをウンと低くして、かなりユックリしたペースで行ってますねえ。

いちおー交通量の少ない通りだったんで、圧雪の上でルートを選んで走ってましたが、クルマも通る道だとキビシそうです。

実は私も以前、雪でも MTB で走ってたことあるんですが、路面の見極めが難しいですね。気温がマイナス 4 ℃ 以下になると滑らないんですが、それがちょっと上がるとメチャメチャ滑ります。
だからピキピキに冷えてると案外走りやすいんですが、そのぶん寒さでハナがもげそうになるワケでして・・・

最近はヤメました。
こっちはダイジョウブと思って走ってるんですが、前後のクルマを運転してる方々がもっの凄~くビビっておられますのでね。

あまりごめーわくをかけてはいけません。


あ、明日は Valentine Day ですから「ぷ」さんにプレゼントあげたいな、ってんで市内の某デパート(普段はスーパーのヨーカドーばっか⋯)に行ってみました。
さすがにちょっとは洒落たものがありますねえ。

クリアーなボディにシルヴァーのとんがり帽子みたいなフタのついたキャニスターがシンプルながら、なかなかのグッド・デザインだったので「決定!」でも、なんか空っぽってのもなあ、と、今度は駅近くの輸入食品屋さんを見にいったら、ちょうど入りそうなイギリス製のクッキーの小さなパッケージが五種類売ってたんでそれをいっこっつ買って詰めてみました。
うん、イケる!まるで、こんな商品があるみたいな仕上がりですよ。

みなさんはこの Valentine Day、親しいひとになにをプレゼントしましたか?
な〜んてゆうその前に⋯ローマ帝国の時代、皇帝クラウディウス II 世は、士気が下がるという理由で、兵士たちの婚姻を禁止したが、キリスト教の司祭だったウァレンティヌスは、兵士たちのために内緒で結婚式を行っていたことが発覚し、皇帝によってユーノーの祭日であり、ルペルカリア祭の前日である2月14日に処刑された。
このためキリスト教徒にとって、この日は恋人たちの日となったというのがベースになっています。⋯がっ!キリスト教以前からあったルペルカリア祭は、バレンタイン由来の祭りである!ってことに、ローマの宗教行事は野蛮であるという印象を与えるために初期キリスト教会によって創作されたもの⋯
とゆう程度ならまだしも、最近の研究ではそもそも聖ヴァレンタインなる人物は「実在あいなかった」てなことになりつつあるようですぜ?
おそらく神聖ローマ帝国のダメさ(?)を印象付けるために創作された逸話なのではないか?ちゅう方向に傾斜を強めているらしいっす。

ところで欧米では女性から男性にチョコを、なんてバカげた迷信は存在せず、友人や家族間で贈り物をし合う「日」として定着してるよで、ニホンみたく女性からチョコ添えて告白!てな「根も葉もない」悪習にダマされちゃダメよ。

そんな毛唐の祭日なんぞカンケー無い!なんて言うんならそれもリッパだけど、やるんだったら、ちゃんと「正しい」行事としてやってほしいなあ。
恋人限定じゃないんだぞ!

permalink No.1027

Search Form