Mama 'Tain't Long for Day

Blind Willie McTell


2005-03-06 SUN.


見渡す限り、雲のひとつも見えなかった今日の陽射しは充分に力強く、かなり雪も溶けたようです。
とは言っても、もともと例年にない雪の量なんで、そーカンタンには消えたりはしませんが、それでも、春の兆しを感じさせる柔らかな一日でございました。

そーなると、ちと春の陽射しを思わせる「微温系(?)」のブルースを、っちゅうことで本日、選びましたのがこれ。
やはり Blind Wille McTell さんの Mama 'Tain't Long For Day でございます。
なぜか Harry's Blues Lyrics Online では Mama 'Tain't (Be)for(e) Day という書き方をしておりまして、もしかするとそっちかも?みたいな匂わせ方をしておりますが、例によってヘッドフォンでキビシくチェックしてみても、その部分(第四コーラスの A および A' 部分の後半)どうも Before とは聞こえませんね。
それに Before ときたら、タダの Day じゃなく The Day とかの定冠詞つきになるんじゃなかったっけ?
いえね、英文法がどうこう、ってんじゃなく、ブルースの常套句ってヤツの話なんですが。

ただ、これって Blind Willie McTell 自身からの直接取材が元になって書き起こされたものじゃないでしょ(だって本人だったらそんな「もしかすると〜かも」なんて部分があるワケないっしょ)、だとしたら誰かが必死で(?)聴き取りをやって起こしてるワケだよね?

どうもこうやってヘッドフォンでチェックしてみると、ところどころ「?」な部分があるんですよねー。

#3コーラスの A および A' 部分だって Harry's では

Blues arrived at midnight, won't turn me loose 'till day

となっていますが、どうも

Blues grubbed me in midnight, they turn me loose the day

と聴こえます。
ま、わたしゃあしがない東洋人(?)ネイティヴ・スピーカーではありませんのであまりエラそうなことは言えんのですが。

と思ってたら、まったく違うサイトでは

Blues grabbed me in midnight, they didn't turn me loose till day

となっておりました。やはりBlues arrived at midnight じゃないみたい。

てなことはまあ、専門の方にお任せしたほーが良いのでそれくらいにいたしまして、と。

この Mama 'Tain't Long For Day は 1927 年の録音ということで、ごく初期の作品ということになります。オープン G のスパニッシュ・チューニングのギターのスライディング・アップで始まるのですが、その音のなんと優しいこと。

毎日、うんざりするよな雪で嫌気のさしたココロには、この春を思わせるまろやかなトーンが実にホっといたします。

ちょっとした「味めぐりフェア」で買ってみた「いなり」、ゴマ入ってて美味しかったですねえ。
たしか月曜までやってる、とか言ってたんで、もいっかい買いに行ってこ。

ただ⋯「おはぎ」のほうは、かなり「おじょ〜ひん」なのに、ギンギンに甘く、小豆の味わいが弱いってのがどうも⋯
いえいえ、マズい、なんてことはないんですよ。それなりに美味しいのですが、ワタシは、もっと小豆自体の「美味しさ」が前面に出てるほがいいな。
つまり田舎風のもっちゃりした「おはぎ」ですね。

ところで、当地方ではお彼岸に「おまんじゅう」や「おはぎ」を家庭で作る、っちゅう習慣があるんですが、ウチでも婆ちゃんが生きてた頃にはよく「おはぎ」を作ってくれましたっけ。
なんかかな〜り「甘くない」ので有名だったらしく、あそこんちの「おはぎ」はマズい、なんて言われてたみたいですが、それで育ってしまったせいでしょか、ギンギンに甘い「おはぎ」は今でも苦手でございます。

そこいくと「ぷ」さんちの「おはぎ」はかなりそれに近くて、タマに作ったときなど、こちらにまで「おこぼれ」がまわって来ることがあって、それを楽しみにしているんですが、さあ、今年はどうかな?

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