どんなバナナ!

2002-07-28
最中はお好き?そう、「モナカ」です。ワタクシ、昔っから不思議でした。一体、このモナカってヤツ、これが大好きだ!なんてヒトが、ホントにいるんだろか?って。

で、弘前には(って、他のとこにも、もしかするとまったく同じものがあるのかもしれませんが・・・ )ヘンな名物があります。
お店によって、商品名は違っているようですが、基本的には「バナナ最中」ってコトになるでしょうか?形はたしかにバナナを模しております。小ぶりなモンキー・バナナといった大きさで、中のアンは匂いだけは香料でやたらバナナっぽいのですが、原材料としてのバナナはまったく使われてないんですねえ。

先日そいつを頂戴いたしまして、実に久しぶりに(最後に食べたのがいつだったのかぜ〜んぜん思い出せないほど Long time no see! でございました)口に入れたのですが、うう〜む、何と言うべきか・・・ ウマい、とかマズい、とかゆう次元じゃないなこりゃ。
誰だったかは忘れましたが、このお菓子について「K」より「I」のがいい!
とか、タマに食べたくなる、とか言ってたヒトがいるくらいですから、もしかすると、ある年代層のノスタルジィに訴えるものがあるのかもしれません。
モナカの皮のパサつき具合もスゴいですが、中のアンの甘さときたら、ホンモノのバナナの 1,000倍くらいはありそうで、お茶無しではキビシいものがありますよ。
でも、これが今もなお作られ続けている、ってところを見ると、リッパに、それなりのプレゼンスを維持してるんでしょね。

でも、弘前がバナナの有数の産地であったコトなんてゼッタイなかったハズだし、これからだって、いくら温暖化が進んだとしても、リンゴのかわりにみんなバナナ農家になる、なんてコトありえないし、とすれば、この発想はいったいドコから?なんで?
それとも、全国各地の御当地バナナ最中があるんでしょか?・・・ ナゾです。

ウチの地元にもバナナ菓子があるぞう!って方は教えていただけないでしょか?
ま、案外、そんな通報が来たとしても、このバナナ系のナゾはいっそう混迷の度を深めるだけ、ってワルい予感もしますが。

あ、最中と言えば、隣のK市にある「S」ってお菓子屋さんのシュークリームが、実に見事にモナカチックなんですよ。いわゆる「モナカ」と「シュークリーム」の完全に中間点にあるんですねえ。和菓子屋さんが、これまで培って来た技術をムダにすることなく結実させました、って感じで。
もっとも、世の「シュークリーム」(や最近主流の「パイシュー」)好きのみなさんからはボロクソに言われるでしょうが。
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