The HuckleBuck

Earl Hooker


2005-04-23 SAT.


これまた Sam Phillips の Sun Records に 1953 年の 7 月15日に吹込まれたナンバーなのでございますが、カンジンの Sun からはシングルとして発売はされておりません。
1977 年にイギリスで発売された Charly CR 30126 The Roots of Rock, Vol.11-Memphis Blues Sounds でようやく収録され、その後 1983 年の Charly CRB 1061 Red Hot and Blue 、そして 1987 年には日本の P-Vine PLP-341 Memphis Aggressive Guitars, Vol.2 (ここまではアナログ・ディスクです)。さらに 1990 年にはまたイギリスの Charly CD SUN 29 The Sun Blues Archives, Vol.1-Guitar Blues に収録され、以後も Charly では CPCD 8139 や CPCD 8302 などで聴くことが出来ます。

Pinetop Perkins のドライヴするブギウギ・ピアノに乗せて、ときに軽快にトバしてくギターはとっても「自由自在」感に溢れ、もうとことん「ただもんじゃない」ってえオーラに満ちているように思えますが、Sam Phillips はあまり評価していなかったんでしょうか?
同じ日に同じ顔ぶれながら Pinetop Perkins がメインとなった Pinetop's Boogie Woogie もまたついに Sun からシングルとしてリリースされることなく終わっております。
もっとも Pinetop Perkins の場合はこの曲の再吹き込みの方でむしろ評価されてるようですからいいんですけどねん。

それにしても、さすが Earl Hooker!ギターで饒舌に「唄って」いますねえ。

どうやら「ぷ」さん、家族を山深いとこにある温泉に連れてかなくちゃいけないってゆうので、そこまでの行き方を教えるために実際に乗せて行ってきました。
前からなんどもそっちに乗せて行ってるんですが、なんせワタクシのことですから、一度もマトモなルートでは行っておりません。
だもんだから、そんなイカレた道筋を「ぷ」さんが覚えられるハズもなく(だって毎回ちゃうんだもの)「フツーはどうやって行くの?」との御下問が!そこで「王道」とも言えるメイン・ルートを「お見せ」した、っちゅうワケ。

てなワケで国道で「ふつ〜に」走ってって、「こっかいら入るんだよ」っちゅうポイントからどんどん山の中に入って行きますと、さすがにまだ道路の両側は残雪の壁が続いていますねえ。
しかもそんな残雪は土埃やら黄砂でかなり汚くなっておるのでございますが、温泉近く、けっこう標高もあるあたりでは、そんな薄汚れた雪を美しく化粧するかのように(たぶん)今朝ほど新たに降ったのではないかと思われる純白の新雪が、さほど厚みはないとはいえ、一面に覆っておりましたよ。

まあ、こうゆうマトマなルートで来る限りは「迷う」シンパイもないのですが、ワタクシがハンドル握ってますと「とんでもない」ルートでばっかり来てますから、スッゴ〜い遠い!思ってたらしく「な〜んだ、カンタンじゃん!」ゆっておられましたよ。がはははは!

ところで、そっから帰って来た弘前市内の主要道路ではナンバーを見ると県外から(?)と思われる見慣れない塗装の観光バスがけっこう見受けられますねえ。

毎年、開花がゴールデン・ウィークより前にズレ続けてた昨年までの実績から、早めにツアーを組んでわざわざおいでになられたのでしょうが、今年は久しぶりの大雪のせいで地中温度も上がらず、開花はおそらく今月末あたりのピークとなりそうです。
ま、タマにゃあ G.W. にさくらのピークってえ年もあっていいのでしょうが、こんな、花はいっこも咲いてないし、まだまだ寒い、ってえ時期にツアーに来ちゃった方々はお気の毒、でございます。
どうせ公園なんて行っても、露店こそ開いていますが、うすら寒い園内じゃ風邪でもひきそうですから、いっそ市内観光に切り替えたほーがいいと思うんだけどな。

あ、そーいえばレンガ造りの倉庫を使って奈良美智展が開かれてるんだ。旅先で美術鑑賞、なんてのもオツじゃあ〜りませんか!

と思って行ってみたら⋯展示スペースには暖房が無いもんだから、外より寒かったですよ。
すぐに冷えきってブルっちゃう「ぷ」さんは、会場に隣接したカフェ・スペースにはストーヴが入ってたんで、最後にそこで熱いカフェ・オ・レを飲んでよーやく血の気が戻ったみたいです。
ま、これから行かれる、ってえ方は、充分な防寒装備をご用意くださいませ。

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