Must Have Been the Devil

Otis Spann


2005-05-01 SUN.


イントロはピアノでありながら、ナゼか Elmore の怒濤の三連符を想わせる特徴的なリフでちょっとガッツリしたブーギか?と思うと、ま基本リズムはブーギなんですが、それをさほど強調することなくスムースに流していきます。

この Must Have Been the Devil ですが、1954 年10月25日、Chicago において George Smith、B.B. King、Jody Williams、Willie Dixon に Fred Below ってえメンツで録音され、Checker 807 として同年にリリースされたシングルでは It Must Have Been the Devil となってますねえ(カップリングは Five Spot )。

そ、ワタクシが本日ここで話題にしておりますのはそれじゃなく、Storyville SLP 4041 Good Morning, Mr. Blues に収録されておる、1963 年10月16日、Copenhagen で録音された Must Have Been the Devil なのでございます。

このアルバム自体は、他にギターの Lonnie Johnson、ドラムに Little Willie Smith も参加しておるのですが、Bill Dahl によれば、この曲は Otis Spann の「ソロである」と、なっております。
しか〜し、キビシくヘッドフォンで「検聴」しますと、やや目立たないながらも Otis Spann の「空いた」左足のストンピングだけ、とは思えない、なにやらキックと、ときたまブラシによるスネアのヒットらしき音も聞こえるよな気がするのですが、たぶん気のせいなんでしょうね。
さらに、左チャンネルで鳴っている低音がピアノの低音弦つーより、時としてギターの低音弦のよに聞こえるのもきっとワタクシの気の迷いでございましょう。

てなことはさておき、この、いかにも北欧ウケしそうな(?)、ラフさを抑え「知的な感じ(?)」に仕上げたところなど、まさに American Folk Blues Festival のコンセプトと相通じるところがありますねえ。

ま、だからダメ、ってんじゃなくて、こうゆう「愛され方」もある、と。

本日は「ぷ」さんのリクエストで、遥か八甲田を越えて、七戸町の蕎麦屋「婆古石」まで行ってまいりました。
でございますから、公園の桜は無しよん。
さて、久しぶりの婆古石、スゲえ混んでました。ほぼ満席状態でございましたが、なんとか相席でもぐり込みます。
すみません 30 分くらいかかりますがよろしいですか?って、「よろしくない」ってことになると、かわりに喰いにくとこなんて近いとこにゃあ無いですから、待つしかありません(実際にゃあ 45 分になりましたが)。

あましヒマなんで「ぷ」さんにはちょうど持ってた「数独パズル(なんじゃそりゃ?って方は検索してみてくださいませ)」をやらせて、それの最初のが出来て、ふたつ目の半分行ったとこでよーやく「もり」が出来てきました。
じっと見ていたら、20 番の方~」と言ってもり四枚が出て来てから、21 番のが出てくるまで 7 分かかっておりました。
ううむ、どーゆう作り方をしておるのでしょう?
ま、ゴールデン・ウィークで普段の二倍くらいもお客さんが来ちゃってパニクってたのかもしれませんねえ。
だって相席で座ったとこなんて、前の客の食べ終わった食器がそのまんまで、片付けにくる気配もありません。
見かねて「ぷ」さんがカウンターまで運んでってあげたくらいで、しかも見ていると他のテーブルでも、業を煮やした客が同じよに店員を待たずに勝手にカウンターに持ってってるじゃあないの。
ここまでくると「なっちょらん」とか言う次元を通り越して、もう笑うっきゃありません。三人しかいないおばちゃんたちが必死で注文をこなしてるサマが微笑ましい(?)くらいでして。

お蕎麦そのものは以前と変わらぬ田舎風の手打ちで、これはこれで個性のある面白い味です。ただ、以前はアルコールの発酵臭がやや立っていたツユはかなりまともになり、さらに食べやすくなったように思います。
ま、そーカンタンに来れるよなとこじゃないんで、その「ありがたみ(?)」で少し甘い評価になってるかもしれませんが。

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