「ばっこいし」
ってナニ?


2002-08-03
最近ズル休み?ばかりしている困った蕎麦屋、「天庵」のオヤジが以前に教えてくれた七戸町ってとこの蕎麦屋「婆古石(ばっこいし)そば」ってのに行って来ました。

弘前からだと、国道102号線で黒石を過ぎて十和田湖に向かう道から板留(いたどめ)で左に折れ、394号線を城ヶ倉(じょうがくら)に向かい大橋を渡って、国道 103号線、青森・酸ヶ湯(すかゆ)線にぶつかったら一旦左(右まわりでも行けますが、きょうは霧が出ており、標高を上げる右の酸ヶ湯・傘松峠ルートではさらに霧が濃ゆい、と読んで)、青森市内方向に下り、やがて後藤伍長の碑(雪中行軍の遭難者の慰霊碑)に向かう火箱沢林道(名前は林道でも、きちんと舗装された道です)に右折し、県道 40 号線、青森・田代平線にぶつかったらまた右折。
田代平を抜けて、右・十和田湖、直進・十和田市、左折・七戸町、という交差点で当然左の七戸町方向へ(国道 394号線です。城ヶ倉で右折し、酸ヶ湯・傘松峠をめぐって降りて来たもの。距離的にはそちらの方が近いのですが)、あとは道なりに山ひとつ登って越えて、急勾配のカーヴの連続から、ゆるやかな下りになったころ、右に和田ダムが現れます。そこの売店でも「そば・うどん」(ラーメンもあるようですが)のノボリを出してはいますが、そこはもちろんそのまま通過してください。さらにもう少し行くともう一度「そば」のノボリが現れますので、そこの右側の民家(!)が「婆古石そば」です。

こちらから行くと判りづらいのですが、不安だったらすぐ先でクルマを右に突っ込ませて方向転換出来るところがありますので、そこからゆっくり戻ってみてください。この向きですと、壁に貼った「婆古石そば」の看板が見えます。
土曜・日曜・祝日のみの営業で、時間は 11時から 15時まで。お店の入り口は道路に背をむけているため、ちょっと判りづらいんですね。

もりそばは ¥600でした。自分でカウンターまで行って注文してください。すると番号札を渡されますので、それを持ってテーブルでおとなしく待ちましょう。お金は後で。
出て来た蕎麦はやや平打ちっぽい、あまり細くはないもので、よくあるボソボソ・ゴワゴワの田舎の手打ちか?と思わせるものでしたが、実際に食べてみると意外に抵抗なく、ざらつきも感じさせないものでした。ツユはややクセがあり、もろみ系とでもいうのか、独特のアルコールっぽい醗酵臭があり、かえしの作り方に独自のものを持っているようです。

田舎蕎麦というと、ぶっきらぼうな(良く言えば豪放な)ものが多いのですが、ここの蕎麦は野趣を失うことなく、その辺を能くクリアしていると思います。ここからはやや遠い、というのがナンですが、おヒマな方はゼヒどうぞ。婆古石の名前については聞いてみなかったので判りませんでした。


ところで、その蕎麦屋行きに同行した「ぷ」さんが、道路の傍らに広がる牧場に牛(いわゆる黒毛和牛ってヤツですね)を見つけました。
牛たちもちょうど昼どき(?)だったんでしょうか、みんなで集まって?ドッカと座り込んで、食べたものを反芻している最中のようです。
で、数いるなかにゃあ、とーぜんボ〜っとしてるヤツもいて、それを見つけた「ぷ」さんときたら「こら〜、食事のあと、すぐ横になってるとウシになっちゃうぞ〜!」とツッコミを入れておりましたが、そう言われてもねえ。
もうウシだし・・・
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