Lover Man

Billie Holiday


2005-06-02 THU.


どうやら世間では⋯と言うより、ズ〜ジャの世界ではこの Billie Holiday を、偉大なるブルース・シンガーとして捉えておられるようなのでございますが、ワタクシといたしましては(たとえ、彼女にまつわるどのような「感動的な」エピソードがあっても)これを「ブルース」として認知するにはヒジョーに抵抗がございます。
それってワタシが「人でなし」なせいでございましょうか?

なんてゆうとソク「んだ!」と言いそうな二、三の顔も思い浮かびますが、あえて言わせていただくなら、あくまで「ブルース調」の「シンガー」としてしか、ワタクシには思えないのでございます。

したがいまして、これまで、彼女を一切採り上げてまいりませんでしたが、与野にお住まいの U さんを始め、複数の方から「 Billie Holiday ってどうなんですか?」あるいは「嫌いですか?」等々のメールをいただき、ワタシなりに Billie Holiday と向き合うとすると、っちゅう座標を探っておりましたが、やはり、ブルースであるかどうか、なんてとこを離れ、彼女の曲で「いいなあ」と思ったのをピック・アップしよう、と思い至り、その結果やはりここに帰って来るんですねえ。Lover Man⋯

もちろんスキ者たちの間では、あのマリア・マルダーが、このムードをかなり忠実にトレースして、そこに我らが Amos ちゃんがくねくね(?)っとギターを散りばめた「あの」ヴァージョンの方が印象的であるかもしれません。
かく言うワタクシにしてからが、あれを聴いた後で、そのオリジナル探しをしていてこの Billie Holiday に出逢ったくらいですからエラそうなことは言えないのではございますが、どうも Billie Holiday って、こゆ曲に実に向いてる、と思いませんか?

こと Billie Holiday に関しましては、すでに巷ではいろいろ採り上げておりますし、それも「ブルース」とは少し違う位相から照射している優れた論評も多数存在しておりますので、あえてワタクシがグダグダ言うことも無い、っちゅーワケで Biography などは、そゆ「しっかりした」サイトをご参照下さいませ。
検索するとイッパイ出てまいりますから。
そして出来ましたら、カタカナの「ビリー・ホリデイ」だけじゃなく、ちゃんと Billie Holiday で Google あたりでも検索してみてください。
英語のサイトばかりどっちゃり出てきますが、なかなか面白いですよ。

外国にいる友人とヤフー・メッセンジャーでやりとりすることがあるんですが、向こうの PC が日本語非対応みたいで、ヤフー・ジャパンのメッセンジャーをダウンロードしようとしても「文字化け」しててなにがなにやらさっぱり判らない、っちゅうことで、仕方無く、こっちも Japan じゃなく Yahoo Asia に Sign-In して最初は英語で、次にローマ字で会話を楽しんでおりました。
しかるに、つい昨日もチャットみたいにやりとりしてるさなかに、ついウッカリ、こちらは日本語のまま送ってしまいました。
しまった!向こうじゃ文字化けしてるだろうな、と思ったら、なんと、向こうには「ちゃんと」その日本語で表示されてたんだって!
つまり各自の PC で打った文字そのものが「ちゃんと」相手の PC には表示されるらしい!
ま、向こうは日本語で打てないので、こちらからは普通に日本語、向こうからはローマ字で、という変な会話を楽しむことになりました。

確かに外国に自分の PC を持っていけるんならいいですが、そうじゃなく、現地で調達した PC じゃ、日本語にはまったく非対応、なんて場合、日本のサイトを見ようと思っても、ワケ判らない文字列になってしまうんだそうで、もちろん読むだけは読める場合もあるとのことですが、掲示板に書き込みしようと思っても、ローマ字か英文でなきゃ出来ないんだって。

いやはや難儀じゃのう。日本語なんて、やはり世界的に見れば、「もろ」マイナーなんでしょね。

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