Sweet Home Oh-Edo

曳舟


2005-06-19 SUN.




今日は Twelve Positionのこーちゃんたちとのセッションでした。
モチロンとめごろおさんも一緒!

それは午後からなので、まず浅草でとめごろおさんと待ち合わせして「並木藪」でございます。
やはりここの濃ゆ~いツユに下のほーをちょっとだけつけて食べる蕎麦を喰わないと東京に来た気がいたしません。
相変わらず混んでおりまして、多少お店の前で待ちましたが、ほどなく店員さんがお二人でしたらこちらへどうぞ、と相席へ誘ってくれました。
四人なもので先を越されることになる先客さんに、「すみません、お先させていただきます」と挨拶して店内へ。
もちろん二人で四枚のオーダーですが、ここんちじゃ腹一杯になるまで喰おう、なんてのは似合いません(?)ので、かなりアッサリめの量も、ま、これが江戸の粋ってもんよ、とりっきーさん受け売りのセリフで烟に巻いて颯爽と(?)引き上げます。蕎麦はサっとたぐったらスっと立つ!グズグズしてちゃあいけません。

雷門で境内に入り、でもスグに横にそれて早田カメラをとめごろおさんに見せに行きます。
店頭には Agfa Optimatic の距離計つきが出ておりまして、さすが「無し」の 2.5 倍のお値段でございますねえ。
しばしウィンドウで目の保養(になってない?)をしてから、ダラダラと墨堤を上流の桜橋方向へと歩いてまいりました。

寿家でしばしの休息の後、曳舟のスタジオまでギターを背負って歩いていきます。
と言ってもワタクシのこってすから、デタラメな見当で、たしかこっちのハズ、ってえ小路をずんずん入ってっちゃうんですから、そんなのに付き合わされるとめごろおさんこそいい迷惑ってものでございますよ。
ま、今回もナゼか野生のカンが命じるまま裏小路を強行突破していきますってえと、ちゃんと(?) カリンちゃんと待ち合わせを約束した曳舟の駅に着いちゃうんだからタチが悪い。
ほぼ約束の時間どおり、別なサイトで知りあって、ワタクシのギターが聴いてみたい、なんてゆう「天使のような」お申し出をいただき、それでは、とお誘いしたものでございます。
したらまあ、表れたのは実に可愛い女の子じゃあ~りませんか!びっくり!
あ、向こうはこっちがあまりにも「オッサン」なんでもっとびっくりしていたかも?

とめごろおさんとカリンちゃんと三人で(?!)スタジオのマイク結線やらマイクスタンドの配置などしておりましたところへこーちゃんご夫妻など、みなさまが続々到着でございます。
今回は(ワタシは、ね)初めてセッションする十字屋さんもおいでになっているのでとても楽しみです。



最初っからワタクシに歌わせていただき、まずは Jelly Jelly Jelly ですが、あやちゃんのベースが「しっかり」ブルースしてるんでまず驚きました。元々ロックではかなりいい「勢い」を見せてくれるベースですが、今回はそれだけではなく、「抑えたエネルギー」を感じる、いいベースです。
尋いてみたら、やはりこーちゃんと家庭内(!)で一緒に演奏してみたりしてるんだって。
そりゃウデを上げるワケですわ。
基本的にはワタシが歌うときはスリー・コードですから、アドリブし放題(?)ですからみなさんにソロを回して行きますが、弘前でやっているいつものセッションとはまたぜんぜん違う個性が揃っていますから、とても新鮮ですね。

ヌマタイガーのキーボード(↑持ち込みじゃなく、スタジオの備え付け機材っす)は本体の内蔵スピーカーからの音だけだったせいで、あまり良く聞こえなかったのがちとザンネンですが、でも、ソロを回したら(そ、ワタシはやたらソロを回すんでドラム、ベースといえどもユダンは出来まへん)よくガンバってくれました。ま、彼の場合、今回はドラマーとしての役割も果たしてくれましたんで、ホントごくろーさまざます。
彼の他にも、りっきーさんやワタクシもドラムを務めましたが、本来のドラマー、斎藤さんも来てましたんで、かなりイロイロな個性が楽しめたんじゃないでしょか。

ギターの方では、ユニークさでは群を抜いているとめごろおさんをはじめ、それぞれにクセのあるメンツですから、ソロが交替するごとに音の「方向」が変わって、とても面白いです。
今回、初めて耳にした十字屋さんのギター、なかなか味があっていいですね。
セミアコを Marshall に突っ込んで、というやや不慣れな(?)セット・アップでしたが、それでも「らしい」音を作ってましたから、タダ者じゃありません。
レギュラー・チューニングのまま、スライドを弾きまくるこーちゃんは、これまた懐の深いプレイで、これまたいろんなカラーで彩ってくれます。
で、そこにそまっちが登場したのですが、ギター無しの手ブラ状態でございますよん。ま、ギターはイッパイあるからどれで使ってねん、みたいなもんですが、よりによってワタクシの Red Hotを手にしたもんだからエラい目に遭ってましたねえ。
まずフツーのストラトとスイッチの役割がちゃう(F+R : F+M : F-M+R : M+R : R)。
Volume、Tone、Tone と来るハズが Post MOD.、Pre MOD.、Total Tone てなトンデモなコントロールになっております。
そりゃ誰だって面喰らうってえの。

ん?でも十字屋さんはなんだか平気で(か?)弾いてましたねえ。オート・ワウのプリセットのまま。

途中 Rock 名曲選(?)も挟みつつ、セッションを楽しみましたが、終り近く、とめごろおさんにも歌ってもらう、つーことで Mustang Sally を行きますが(とーぜん、ドラムはあっしでげす)、とめごろおさんたら、フツーの二倍の長さ、って言わないで始めちゃうもんだから、前半はグズグズ。
でも驚いたのは、途中でそれに気付いて、ちゃんと二倍に修正したあやちゃんのベースです。いやあ、なかなか気付かないし、また気付いても「?」ってまま、なかなか直せないもんなんですが、そこら「いい感覚」をしていますね。
ヴォーカルの方ではこーちゃんの歌も良かったですが、さすが TPのフレディさんもいいパフォーマンスを見せてくれました。

なんと言っても、いろいろな個性が揃っていましたから、リーダーが入れ替わるたびにサウンドがまたガラっと変わる、ってのがセッションの醍醐味ですからね。
その意味でも今回の大江戸セッション(っちゅうシリーズ名がついております!)はホントにヴァリエーションも豊かで楽しかったですねえ。
特に十字屋さんがあっしの Red Hot のヤクザなオート・ワウそのままで弾き出した Sweet Home Alabama、さすがにいきなり打ち合わせナシでやれる曲じゃないですから完成度は問題外でしたが、ホント叩いてても(そん時はドラムでしたから)楽しかったなあ。

そのうち Freebird なんてどう?それまでピアノ弾いてたひともギターに持ち替えて、また横で聴いてたひともギター持って参加する、なんて最終的にはベース、ドラム以外の全員がギターで弾きまくるっちゅう壮絶なフィナーレなんていかがっしょ?

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