Sun Is Shining

Elmore James


2005-07-01 FRI.


ここんとこ、まとまった雨がいっこうに降らず、ヒョっとして、この夏は水不足?なんて危ぶんでいた矢先、本日は実に久しぶりに、雷鳴を伴った「本格的な」雨が正午あたりから降り始めました。
とは言え、夕方には雨脚も弱まり、日没とともに路面は乾き始めておりますから、ちょっとした「お湿り」程度で、いささか拍子抜けではあったのですが。

それでも、そのイチバン強い降りのさなかに、稲光りとともに激しく地表を叩く雨に、思わず Sky Is Crying っちゅうタイトルが浮かんだのでございますが、ワタクシの場合、その Sky Is Crying ってえタイトルが出ますってえと、条件反射的に(?)この Sun Is Shining ってのがアタマに浮かぶ、っちゅうイカレた精神構造になっておりますゆえ、つい Whose Muddy Shoes に手が伸びる、と。

いえ、別に Sky Is Crying が嫌い、っちゅーワケではございません。
でも、それを聴くと、必ずその後で Sun Is Shining を聴きたくなるんですよ。しかも、その逆は「無い」んですねえ。
口直しってワケじゃないんですが、なんでかフィニッシュは Sun Is Shining じゃないと、ってえとこがあるのはナゼでしょ?

この二つの録音時期は一年も離れておらず、そのパースネルもドラムが Henry "Sneaky Joe" Harris になっている( Sky Is Crying は Odie Payne )他はサックスの J.T. Brown、ピアノの Johnny Jones、ベースに Homesick James ってとこは共通しております(ま、一部のサイトでは Sun Is Shining には Eddie Taylor も参加、としているものもあるのですが・・・)。
全体の作りもかなり共通していますが、なんと言ってもあの Elmore 自身の出だしの声、この「靭さ」がワタクシのハートを(そんなもんあるのか?っちゅーツッコミはまあ、おいといて)ムンズ!と掴むのでございますよ。

太陽はガンガン輝いてる、ってのに、心の中は「土砂降り」!
そのシチュエーションがたまりまへん。
そのほーがドラマがある、とかそんなこっちゃなくて、そんなシニカルなじょーきょーってのに、あたしゃあブルースを感じるんですよ。
ま、みなさまも、おヒマな折りなどに、この二曲をじっくりと聴き比べたりしていただきたいものでございます。

カンジンの雨ですが、あの程度じゃ、果たして水源ダムの水位を上げることが出来たのかどうかギモンですねえ。

ま、そのかわりと申しちゃあなんですが、冬の間、もーカンベンしてくれ!ってえくらい「どっちゃり」と降った雪が水資源としてストックにゃなってるんで、四国やら、あっちのほーの水不足ほど深刻な局面にまでは追い込まれてはいないよーですが。

それにしても、東京は六月で早くも「熱帯」になっちゃうし、ここらもいまのとこ「梅雨」とは名ばかりのショボい雨しか降らないし、日本全体、これまでの気象モデルからさらに逸脱し続けているような⋯

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