英会話=国際人?

2002-08-09
一昨日、旅するブルース・プレイヤー、エピさんのことを紹介しましたが、ホームページの「SHUMIX」にまた新しい項目を追加しておられました。

国際社会(英語編)のタイトルで、フシギなニッポンの英語講習熱をエグってます。
ホント、実際に外国語の習得を必要とするヒトって、どんだけいるのかなあ?ってギモンに思いませんか?
つい先日も、よしさんが浅草で目撃した、ってメールで教えてくれたんですが、英会話教室に通ってる仲間らしい日本人ふたりが(たぶんトレーニングのため?)お互い、英語で話してたんだって。で、それ見て、あ、このふたりだったら英語が通じる、と思ったらしいガイジンさんが、なにやら尋ねたら、途端にそのふたり「石」になっちゃったんで、見かねたよしさんが代わって応えてあげたそーです。「ヘンなの!」って言ってましたよ。まったくなんのために習ってるんでしょね?

エピさんのいうステイタス?ってのが当たっているのかもしれませんね。
ただ、ブルースなんてやってると、オリジナルはすべて英語(っちゅうか「米俗語」?)なんで、その曲のあらましを理解するにゃあ、ちったあ判らないと。ってえ部分もあるんですが、そこはそれ、日本のCD業界は(聴き取りマチガイもいっぱいあるんだけど)一応、歌詞カードってのをつけてくれますから、ゆっくりと不慣れな英和辞書ひいて、ふ〜ん・・・ と少しは判ったような気になれるってワケです(いまや向こうのでも、より理解を深めてもらうため、歌詞をつけてるCDまであるってのに、日本の一部に、歌詞カードをつけていないメーカーがあるんですよ。まったく理解に苦しみますね、一体、ナニを考えているんでしょうか?ブルースに歌詞は重要じゃない、とでも?)。

でも、それって「いわゆる」英会話とはちゃいます。Blues After Dark の HP でも紹介しましたが、バークレイから来たクレイグとは、お互いカタコトでやりとりしてましたが、そんな会話の滑らかさより、出てくる固有名詞─ミュージシャンの名前や曲名で、さらにその歌詞、その口調で共感出来るんですよ。
その時も、横から「ワタシ英語すっごい得意なんです」ってヒトがクレイグ捕まえてやたら話し掛けてたんですが、クレイグはそのヒトが帰ってから「疲れる。あのヒトはただ英語で話したいだけで、私の個人的な事柄には興味が無いんだ」とウンザリしてました。
どうやら自分の英語力を試してみたかっただけなんですね。なんだか最近の英会話ブームって、そんなヒト、大量に作り出してるよな気がするんですが。

ブルースの歌詞って、隠諭や暗示などの二重性を持っていますから、なかなか一筋縄では行きません。ガッコでは教えてくんない俗語や隠れた意味だらけで、辞書よりは「想像力」が頼り、なんてのがザラです(あ、そうそう「隠れた意味」っていうとなんでもエロいほーにとる困ったオヤジもいるんですよねー)。こんなのはゼッタイに教材にはならないよなー。やっぱ、なんだって「スキル」より「ハート」!あ、これも英語か?
エピちゃんの「SHUMIX」、住基ネットも採り上げてます。
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