I Say A Little Prayer

Aretha Franklin


2005-07-19 TUE.


いくら「いい曲だなあ」と思っても、これはちょっと自分でやるワケにゃいかない、っちゅー曲ってタマにありませんか?
ま、もしかすると、こんなの演っちゃ沽券に関わる、なんて理由で出来ない、なんてのもあるかもしれませんが、そーじゃなく「超え難い障壁」として、男女の声質の差、ってもんがございます。そしていっちゃん大きいのは、唄うことに関するスキル!
イチバンそれを感じさせてくれるのが、この I Say A Little Prayer でございました。

もちろん、曲そのものは Burt Bacharach でございますから、そのコード進行なんて極めてイカレております(あ、ブルースと比べて、ね)。
その存在はどっからどう見ても、いわゆるポピュラー以外の何者でもないのではございますが、ま、一度でもこの曲をトライしてみたことがある方ならばあるいは理解してくださるかもしれません。この独特のコード進行がもうなんとも言えず「快感」なのですねえ。
ガット・ギターとピアノが絡んで紡ぎ出す重層的な和音の世界⋯
実はこの曲のために Fender の「ちびガット」を買ってしまったくらいなのでございますよ。

以前、この曲を唄ってみたい、という女性がおられまして、それじゃ、ってんでコードを採って準備してたことがありました。
結局その時は、バッキング・コーラスをどうするか、で壁にブチ当たり、ついに実現には至らなかったのですが、それでも、このコード進行を周囲のギタリストやベーシストにも教えておりますと、みな一様に「いい曲だ!」と気に入ってくれて、ふだん込み入ったコード進行には拒否反応を示すみなさまも大いに乗り気になって「覚えて」くれたものでした。

いやホント、出来ることなら自分で唄いたいくらいなんですが、いかんせん、やはりこのナンバーは女声向きでございます。それにこんなふーに唄えるくらいなら苦労はしませ〜ん。
誰かをだまくらかして唄わせたいなあ、なんて機を窺っておりますが、先に述べましたコーラスの件もございますので、どうしてカンタンではございませんのですよ。
ま、もちろんこの Aretha Franklin みたいなヴォーカルなんて、そーザラにおるワケもなく、そして、こんだけのコーラスをかましてくれそーな息の合った最低三人以上のバック・コーラスなんてますますレアものでしょう。

てなワケで、ひたすら聴くだけでガマンするっきゃないとゆー実に歯がゆい曲でもあるのですよん。ホントはガットでコード弾いてるときがイチバン快感なんだけどなあ。

なんだか寒冷前線が通過した、ってえ割には「涼しく」なってませんねえ。
確かに 30度は切りましたが、昨日とは違って降り注ぐ陽光がジリジリと肌に熱く、「いかにも」な夏でございます。

さて、シンパイな木曜日の天気ですが、各種の予報では今のとこ「曇り」基調となっているよーです。雨にはならないよーな感じではありますが、なんとかせいぜい「曇り」程度で済んでほしいですねー。
金曜の青森はプラスティックのテーブル&チェアのハズなんでまあ、いい(こともないか?)んですが、浪岡はなんたってスキー場ですからねえ。
そこら、なんのガイドもなくてよく判らないのですが、もし芝(っつーか雑草?)の上に座る、っちゅーシステムだったら、それで雨だったらマズいですよ。

ま、ふだんのワタクシのココロガケからしたら大暴風雨であってもおかしくはないのでしょうが、なんたってココロガケの良さでは右に出る者がいない江戸川スリムさまもおいでになりますから、きっと天候には恵まれるハズでございます。ねっ?

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