Good Morning Little School Girl Billy Branch and the Sons of Blues 2005-07-26 TUE. | え〜!また Billy Branch?なんて言われそですが、だって今日から資料の整理を始めたもんで、アタマん中 Billy Branch だらけ! そんなじょーたいですから、他のブルースマンが入ってくるスキマが今のとこございません! クドいようですが、ここはひとつ「しゃ〜ないなあ」と諦めていただいて、いましばらくのお付き合いを。 さて、最近じゃジョニー・ラングもやってましたから、Good Morning Little School Girl ってえと Sonny Boy I のスタイル(そ、あの Memphis Minnie の Me and My Chauffeur Blues と同じ構成のヤツね。その Sonny Boy I の Good Morning School Girl が 1937年、一方の Memphis Minnie の Me and My Chauffeur Blues は 1941年の録音だったハズ)じゃなく、やはり Junior Wells の、よりトリッキィなリフを使ったスタイルが主流(?)のようでございますが、ここでの Billy Branch もとーぜん、そっちのスタイルでやってます。 ベースの Nick がややルースながらも、あのリフを繰り出し、それに乗せて「オンナを口説くときのとっておきの声」でセマる Billy Branch のヴォーカルと、もうフル・スロットルで「つきまとう」ハープが実にパワフルざます。 もうここまでくるともはや Junior Wells のあの職人芸的「作り込まれた」緻密さ、は跡形も無く、やはりこれは 21 世紀のブルースのひとつですねえ。 ファンキーでパワフルなリズムを土台に、ベキバキ系の(これでも少しタイトだったらさらにファンク寄りになるんでしょが、ワザとかどうかは「?」ですが、けっこーブーミィでルースな)ベースがドライヴしてその上に「分離のいい」ギターやピアノが「飛び交う」、ってえ世界。 とはいっても大将のハープはけっこうコンヴェンショナルな直球勝負なんですが、後半、興が乗るとブルース言語ばかりではない多彩な変化を見せてくれてるように思います。ま、そこら、ワタクシがハーピストじゃあないんで、あまりエラそーに「ああだこうだ」言えないのではございますが。 今回の青森でのライヴでは、もうガンガンぶっ飛ばしてて、延々とアドリブの展開を続けて行きます。 それがまた、聴いてて飽きないんですよ。まさに上質のライヴ・パフォーマンスってやつでしょか? ところで、この調子でしばらく Billy Branch ばっか、ってえのもナンですねえ。 明日はなんかちゃう手を考えましょ。 と言ったばかりでなんだけど⋯ 7/21 の浪岡でのステージには弘前から 20km ほど北東へ向かって国道七号線を走って行きましたが、クルマではなく、ROCK4400 で自走なのでございます。 いっちゃんベンリそ〜なのはクルマでしょうけど、おそらく会場周辺はクルマでイッパイだろう、と⋯しかもクルマで、だとビールとか呑めませんでしょ? また会場は駅までキョリがありますからねえ。列車っちゅうのは本数も少ないからダメだ!となるとレーサーかマウンテン・バイクってことになりますが、やっぱ「どすこい」な太いタイヤでしょ。 Billy Branch と Sons of Blues(日本で図々しくその名前をパクったバンドがありましたが、みんなからヒンシュクを買って、ただの「 Sons 」に変えたみたい。知らなかったんならともかく、知ってて同じ名前つけちゃいかんよなー)の野外ライヴが終わって関係者ともちょっとおハナシしたり、バンドのピアニスト、Ariyo 氏にごアイサツなどしてたら、もう夜の 9 時半ころでしたか。そっから ROCK4400 をぶっ飛ばして弘前に帰って来ました。 そんな国道&旧国道をトバすんならレーサーのほうがいいんじゃ?と思うとこですが、じゃがしかし!いかに国道とはいえ、どこでも街灯が並んでる、なんてワケはなく、場所によっちゃあかなり暗いとこもあるんですよ。 また路面のカーヴ&起伏が相俟って、対向車のライトで目がくらんで、こっちがこれから走ってく路面のジョーキョーが判らなくなることがある! そこにちょっとした段差なぞあった日にゃあ、あのレーサーの細いタイヤじゃひとたまりもありませ〜ん。 ・・・てなワケでイロイロ考えた末、そんなトツゼンのギャップでも(「手には来る」けど)へーきなファット・タイヤで!っちゅうケツロンになったのでございます。 で、実際に走って来た感想は「正解!」でした。 ちょうど背中を押してくれてるよな追い風のおかげで平均時速 28km強(あ、私はサイクル・コンピュータつうもの、装着してません。所要時間と距離から計算したんだす)でとーちゃく! こないだ買ったライト、意外と明るいんですが、でも、真っ暗な道だといいけど、半端に明るいとこだと、あまし目立たないっていうか、どこ照らしてんの?てな感じでしたね。 首都圏方面と違って夜10時ちかくの旧国道なんてタマ〜にクルマが通るだけですから、ナイト・ラン、とっても気持ち良かったです。そこら田舎のいーとこですかねえ? |
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No.1190