Why not ?

Black & Blue


2005-07-28 THU.


今日もまた、時間があるときは Billy Branch にかかりっきりでございますので、それ以外のブルースを聴いてるヒマがありませ〜ん。
だからといって、また Billy Branch ってのもナンですから、またなんかで茶を濁すといたしましょ。

とは言っても、そんな時間あったらチェック急げよ、つー声もどっかから聞こえてきますんで、ちゃっちゃと片付けて、と。
ま、別にあれこれ調べんでもサラ〜っと書けるよな話題つーことで・・・

あ。もしかすると不審に思っている方がいるかもしれないので、ちょとワタクシの「こだわり」を⋯
この( 2003 年 7 月 1 日以降の、ね)ブルース日記ばかりではなく、本体の Blues After Dark のコンテンツでも、ワタクシは一切、白人のミュージシャンを(主役としては)採り上げておりません。
別に白人はダメだ!なんてことじゃなく、少なくとも「ブルース」を真剣に浚って行けば、白人の演奏するブルースを、いくら同じブルースだから、と言って、同じフィールドでは決して語りたくはないのです。

特に日本では(あ、そーとも言えないか?アメリカのブルース関係サイトでも、やはり白人が作ったサイトばっかりなせいか、平気で E.C. や S.R.V. なんかも一緒にしてるよな)、ブルースという話題で、真っ先に白人のミュージシャンの名前が出て来る、なんてスットコドッコイな状況には、ま、ムダでしょうが、ここはひとつ竿を差したい!てなワケで、あえて一切のホワイト・ブルースを「排除」しております。

モチロン、だからってワタクシが、たとえばジョニー・ウィンターみたいな白人ミュージシャンが嫌いだ、なんては思わないでほしいな。彼がエドガー・ウィンターとやったライヴのロックンロール・メドレーなんて大好きだし(あ、でも彼のやるブルースは聴かないけどね)、ウェット・ウィリーやレイナード・スキナードなんて今でも聴いております。
でも、それは当然「ブルースとしてではない」んですねえ。
実はワタクシ、りっきーさんが言うように、ブルースマンではなく、ブルースが大好きなロック・ミュージシャン(みたいなもの)なんですよ。
だからこそ、ピュアなブルースのコア(芯)ってものを意識して分け入っておる以上、いわばレヴェルこそ違え、同好の士でしかない白人のやるブルースなんて「聴いてるヒマは無い」と。

ただ単に「黒人として生まれた」というだけで、実に理不尽な迫害を受け、虐げられてきた黒人たちの生活の中から発生してきたブルースってものを(「虐げられたから」生まれたんだ、ってのもどうかと思いますが)、いくらアンタは直接迫害したことは無いからって、嬉々としてやってる場合じゃないだろ?ってえ気がするんですよ。

とまあ、そんなバイアスがかかっておりますので、この Blues After Dark では白人のミュージシャンは(いくらブルースが好きだろうが)主役になることはありません。
特に、これからブルースを、なんてえ若いひとたちが(そんな人たちはここにゃあ来ねえよ、という声も聞こえておりますが)、ブルースと言われて真っ先に S.R.V. や E.C. の名を出す、なんて状況を少しでも「減力」させたい、というのが当 HP での「逆人種差別」の理由です。

なんてえタテマエはともかく、ワタクシの最も愛するブルースマン、あの Clarence "Gatemouth" Brown も、また生前の Albert Collins も、そのタイトなパフォーマンスをバックで支えているのは実は白人のサイドマンなんですよね。
さらに Sly and the Family Stone だってドラムは白人でしたし、そう! Jimi Hendrix だって⋯
ま、ダレとは言いませんが、黒人でも根性ワルいのがサイドについてエラい目に遭う、なんてこともあるみたいですけどね。にゃははは

ま、サイトでは主役にはなれないけど、良く聴く白人のミュージシャンってのもイッパイいますよー。
まずはパッパラパーさ(?)がキモチいいエルヴィン・ビショップ君、そして Second Helping までの初期のレイナード・スキナード、さらに Capricorn 時代のウエット・ウィリーなんてのは、これからも飽きることはなさそうです。

え〜、首都圏のみなさま、お元気ですか?本日もおそらくクソ暑かったことと思います。
こちらはたぶん、それよりは 10 度くらい低い気温で、しかも晴れた空からは直射日光が降り注ぎ、まことに「程よい」夏を満喫いたしておりま〜す・・・なんて言うと怒られそーだなあ。
でも実際、そーなんだからしかたありませ〜ん。
ワタクシはなにもしておりませんので、ただただ与えられた自然の恵みを感謝しつつ享受しておるだけでございます。

ところで本日は土用丑の日ということで、市内のスーパーでは鰻の売場を拡大し、さらに、ご予約の「うな重」の引き渡しはこちら!なんて呼び声も飛び交い、いやあ、最近、こうゆう(恵方寿司つうか、あの太巻きとかね。あれって、このへんじゃそんな習慣無かったハズなんだけど)トラディショナル・イヴェント(?)をセールに結びつけるのが流行ってるのねん、と感心して見ておりました。
いやあ、向島の寿家じゃあ、めちゃめちゃ忙しい一日になってるんじゃないでしょか?
え?ワタシ?いえいえ、ワタシゃあ最近じゃ、東京に行って寿家でいただく以外、鰻を喰う気がしませんのです。

どっちかってえと、そゆ暦の上の「節」よりも、りっきーさんのとこで喰う鰻、ってえとこに価値があるんですから。
あ、そうそう、千葉市では駅ビルに入ってるテナントが丑の日だってんで大量に鰻を焼いてたら、そっから出た大量の煙で消防車が呼ばれる騒ぎになったそうですぜ。
匂いで判らんかったんじゃろか?

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