Light on !

NEBUTA


2005-08-05 FRI.


さて、すっかり更新が遅くなってしまいましたが、それっちゅうのも、「ぷ」さんと二人で、ゆっくり「ねぶた」を見物しておったからなのですねえ。
懸案だった「宿題」も無事、提出・・・っつうか発送まで終わり、おりしも弘前ねぶた祭りが今日からはウチに近いとこを運行コースに、ってえ日程でございますから、ホント息抜きにゃピッタリっつーワケで、今日ばっかりはブルースの「ブ」の字もございません。

まずは「ぷ」さんを迎えにって、三升屋で夕食です。
ワタクシは涼麺、「ぷ」さんは冷やし中華で、ふたりで水餃子を一皿ってえオーダーね。
その後カメラ用のバッテリーを買ってから大町通りに向かいます。
もうだいぶ場所取りも終わってて、最前列はいろんなシートやらゴザで占拠されてますが、こちとら折り畳みのスツールを二脚持参いたしておりますから、別にその後ろでも一向に構いません。
背後の夕焼けが燃え上がり、その色も失せてやや暗くなってきたころ、ようやく遠くから地鳴りのような太鼓の音が響いて来始めましたが、いやあ、それまでがケッコー長かったです!
行列の先頭は例によって巨大太鼓なんですが、やはりそのデカさに比例(?)してるのか、お囃子がめちゃめちゃ間延びしてるよに思うんだけど、あれでいいのか?

ま、でも今年のねぶた囃子って、他でも間延びしてるとかがケッコーあったので、これ時代の必然かも(んなワケないっ!)。
大抵の扇型灯籠は車輪のついた台車に乗っているのですが、小型、あるいは中型までの灯籠は、何人もで担ぐタイプのものもあります。
遠くから近づいてくる灯籠を見て、ミョーに揺れてるのが「担ぎ」タイプでしょ。
どっちかってえと、てんでバラバラ、勝手に歩いてる場合が多いので、その揺れ方もなんだか不規則で、あまりシャキっとしない場合が多いのですが、ひとつだけ、実に足並みの揃った、いえ、それどころじゃない、まるでゆるやかに踊っているかのように「美しく」揺れる灯籠がありました。
見ると「下新町」の担ぎねぶたで、揃いの衣装で身をかためた「粋筋」と思われる姐さんたちが、囃子に合わせてステップを揃え、灯籠がミゴトに上下左右にスウィングしておるじゃあ〜りませんか(↓)。



う〜ん、さすがは下新町!

いえね、ワタクシが勝手に弘前三大ねぶた、とヒソカに呼んでいるのがこの下新町を筆頭に、茂森町、茂森新町の三町内なのでございます。
パレードも後半になるとダレてくるのが「当たり前」なんでしょうが、この三つだけは、最後まで、いえいえ、最後になればなるほど盛り上がってノリノリの運行を見せてくれるんですよ。見ててキモチいいくらいに!
その下新町の本ねぶたが↓これ。



ここんちのは、さすが鏡絵もレヴェルが高い!
最近、若手が結構登場してるらしく、それ自体はタイヘン結構なことなのではございますが、いかんせん、いささか粗い、というか、まだねぶた絵に「なっていない」ものも散見され、ちょっとサビしい、なんてのが多々あるのです。
いわば「過渡期」にあるのかもしれませんが、それでもキャリアのあるねぶた絵師の作品は安心して見られますねえ。↓はその裏の送り絵。



かって、なかなかに気品のある絵を描ける斉藤北明という絵師がいて、その人の作品を毎年、楽しみにしていたのですが、なんと不慮の事故で還らぬひととなってしまいました。
どうやら、新人の中でも、その故北明師の後を継げる人材はいまだ現れてはいないようですが、どこかに隠れた逸材がいまだ潜伏しておるやもしれません。
また来年に期待いたしましょ。

今日、複数の相手にブツを発送しに郵便局に行ったのですが、局員さんは中身を訊いて、それなら冊子扱いで安くなりますよ、と教えてくれました。
ホントに最近の郵便局は親切です。
さて、これを民営化してサービスは良くなると思いますか?
ワタシゃ大いに疑問だなあ。

ゼッタイ、郵政民営化なんかより大事なことイッパイあると思うんだけど。
ま、アイツはゼッタイ、ひとの言うことを聞かないヤツみたいだし(ヤスクニには「行く!」そーだし・・・)、マジで解散しちゃいなさい、と言いたいです。
そしてその結果、国民の「 No!」がどのくらいのもんか、思い知る、ってのがいっちゃんいいのかも。

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