Are You Losing Your Mind

Buddy Guy


2005-08-07 SUN.


アルバム Stone Crazy オープニングのいささかせわしない(?) I Smell A Rat の後だからか、そのイントロがなんだかゆったりと、陰影に富んで聴こえるんですよ。
そしてお馴染みの Buddy Guy ワールドにどっぷり、でございます。

ジャケットでは Guild を弾いているようですが、この音もそれみたいに聴こえますねえ。
ま、ストラトキャスターでもレース・センサー+ミッド・ブーストばかり多用してたら音が飽和しちゃってて、あまり Fender っぽくないんですが、ここでの音は、ワタクシの直観?ちゅうか当てずっぽう?から Guild っぽい、てな気はするんですが、ワタクシの周囲には Guild を持ってるひとはいないし、自分で楽器屋で試奏してみた経験もありませんから、なんかを賭けてもいいほどに確信があるワケではございません。

ところで、とあるサイトで Guild のかってのポスター、ちゅうので見る限り、Guild の Starfire 4 を弾く Buddy Guy の画像に

BUDDY GUY & GUILD
ELECTRIC BLUES BY BUDDY GUY - a pro's pro because he's done it all. The Road. Clubs. Concerts. Sessions. Always swinging with a Guild. Buddy's Guild gives back all the charged-up energy he pours into every performance. He pushes his guitar to incredible limits. Yet it's consistently reliable under the toughest conditions. That's because Guild quality backs Buddy like a four-beat rhythm section. You can feel it. You can hear it. It's always there. If you're a pro or planning to be one, buddy up with a Guild. It plays easy, stays in tune, gives you the confidence that comes with owning one of the very best electrics made. Just pick one up and go.

とゆうコピーは添えられておりますねえ。もしかするとこの時期にはサポート関係にあったのかもしれません。

さて、この録音、実は 1979 年のフランス録音( Isabel Records )で、それが後に Alligator からリリースされたものです。

Phil Guy ; Guitar
J. W. Williams ; Bass
Ray Allison ; Drums

1979-10-31 Studio Concorrete, Toulouse France
1981 年には Alligator から AL 4723 としてリリース⋯

このアルバムについては BLUES AFTER DARK の ALLIGATOR TALES でも
それは、あの Vanguard における A Man and the Blues 以来、久々( 14年ぶり!)の「フル・スロットルの」Buddy Guy として注目されました。
まったくツアー・バンドのままツールーズの Condorcet Studios に入った Buddy Guy は、サイド・ギターの Phillips Guy、ベースの J.W. Williams、ドラムの Ray Allison という「たった四人で」このアルバムを録音しています。
このアルバムによって Alligator のレコーディング・アーティスト(あ、厳密には Isabel 経由だから「違う」のかもしれませんが)のリストには「 Buddy Guy 」と言う名前も加わるようになったワケでございますね。

と触れております。

最近の Buddy Guy は、日本でのライヴが「細切れ」批判を招いているようですが、ここでの Buddy Guy はそれとは逆に、いやもうしつこいくらいこってこてに弾きまくり、唄いまくり、ギターのトーンばかりじゃない「飽和感」たっぷり、でございます。
いやあ、これをまんま日本のライヴでやられたら、終わったときはみんなヒローコンパイてなことになるかも。
ホント凄い!スゴいけど、凄けりゃいいのか?って疑問もあることはあるんですよねー。

ワタシなんぞ、彼のライヴの「さわり」だけチョンチョンってトバしてくのも楽しいんですが、やはり客をバカにしてる!って怒るひともいるのは判ります。
ネがミーハーですから、「ひゃほ!ほんものの Buddy Guy だ!おお、あんなことして弾いてたんか!」みたいに確認&サープライズ大会と割り切っておりますので、むしろこんなふーにこってこてのスローを 6 分36秒もやられるよりも、一曲は短く、次々とちゃうナンバーが見られるほーがいいんだけどなあ。
でも、やっぱそれじゃ日本じゃ通用しないんでしょねえ。

今日もまた「陽性」ながらバリバリに暑く(?)、ちょうどイチバン暑いさなかはクルマでドライヴ(軍馬平ってとこまで)しておりましたが、午後も四時を回って、やや気温も落ちてきましたので、ROCK4400でお散歩に出ます。

結局ハンドル・バーはもういちどステムをひっくり返し、さらに下にかませてたカラー三つのうちいっちゃん厚いのを上に移動させて、さらに前回よりも 7mm下げることにいたしました。
やはり、私にはサドルより高いグリップ・ポジションは合いません。
そんな rock4400は前傾がハゲしくなったぶんペダルにかかるトルクが増えてるよな感じ(そ、あくまでも「感じ」ですからね〜)で、キモチが前向きになっていいです。

だいぶ地平線に近づいた太陽の赤光が周囲を染めるなか、キモチいい風が北東から来て、日中に走るのとはまた違った爽快感がありますね。
ま、走り始めた時間も遅かったですから、そんな遠くまでは行かず、近郊をひとまわり(それでも 2 時間たっぷり走ってました)して来ただけですが、夕陽の中を走るのもいいもんです。

都内だとビルだらけで、地上を走っていてはなかなか夕陽なんて見えないのですが、さすが弘前は見通しがいい(つまりデカいビルが無いってこと)!
それが岩木山に沈むのを眺めながら農道を走っておりましたよ。
日没後の残照の中、市街へと戻ってきたら、う〜ん、やはりアスファルトからの輻射が「熱い」!こゆとこだけは都会並みなのねー。

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