24 Hours

Eddie Boyd


2005-08-09 TUE.


オレときたら、ここに座り込んじまって
彼女からの電話を待ってるってワケさ


1952 年1010日に Chicago で吹込まれたこのナンバーですが、実はその頃ちょうど、自費で駆り集めたミュージシャンで吹込んで J.O.B. からリリースした例の Five Long Years が、まさに破竹の勢いでチャートを駆け上がり、そっから 7 週連続 R&B チャートのトップを占める、というちょうどその最中の録音でございますから、この曲にも、いささか「柳の下のドジョウ」的色気が無かったハズはございません。
この曲に、その意味で Five Long Years 的なとこを見出すのは案外、容易でしょう。
ともかく面白いのはタイトルの 24 を始め、数字を導入してリアリティ(?)を演出しよう、とでもしてたんでしょうかね。
まあでもそれだけじゃなく、この曲の歌詞なんてケッコ〜洒落てますよ。

(彼女がいなくなって)最初の 8 時間ときたら、もうなにも手につかないんだよ
なんとか朝食を、と思ってもパンはブルースで出来てるみたいな味がしやがる


あはははは、ブルースが原料のパン!

ま、Five Long Years もそうでしたが、歌詞で描きだす日常の「下降線(?)」のリアリティ(と言うよりは、あ〜、そんなんアルかも⋯ってとこかも?)が、それまでのトラディショナルな(?)ブルースとはまた違った近代(?)の「相」を展開して見せてくれているような気がいたします。

カチッ・カチッというパーカッション(?─たぶんドラムの Percy Walker によるものだと思う⋯)が、まるで虚ろなココロにやけにコタエる、時計の音のようにも聴こえる効果を出しつつ、ディジタル・ソリッドに進行する上に淡々と歌われていくのですが、まるで言葉には出せない「不安」を代弁するかのようにグロウルする Little Sax Crowder のテナーが実に饒舌に背後を埋めて行きます。
ピアノはむしろトリルが時折り効果的にさえずりますが、やはりここでの花形(?)はこのテナーですねえ。
ま、ややドラマティック過ぎる、と言えないこともないのは確かで、何度も聴いてると、その過剰気味の演出が多少鼻についてくるのではございますが、やはり、これはこれでなかなかの出来ではございます。

ただし⋯やはり、と言うか Five Long Years の実績には及ばず、翌 1953 年 3 月に R&B チャートの第 3 位まで上昇したのが限界でございました。

上に対抗して数字がらみで、ってワケじゃないですが、こちらは 4400 です。そう MTB もどきの ROCK4400 ね。
キレイに晴れて、暑いことは暑いけど、こないだまでの「バクレツな」暑さからは一段落して、日陰などを走っていると、風がキモチいい程度にはなっております(でも止まると地獄ざんす)。
ハンドル・バーを回転させ、グリップの両端が前から見るとやや「上がって」る状態になったんですが、サドルからの(前方への)距離もちょっとだけ伸びてます。

さて、走り出してすぐ、うん、こりゃいい!と感じました。
背中の前傾具合が「レーサー」と似てきています。
あ、それと、今日はタイヤの空気圧を「高め」にしてみました。
前輪が段差を超えるときのショックを「和らげる」ため、これまではむしろ圧を下げていたのですが、やはり 1.95 サイズのタイヤの場合は、その重量がモンダイなのであって、圧を下げる程度の「小手先」の細工は「まったく」なんの役にも立たないことが判明し、それだったらむしろ走り方でカヴァーする方がいいみたいです。

これまでは段差を越える際には抜重して「ショックを逃がす」という発想でいたのですが、最近、逆に段差では、それにシンクロさせて前輪を軽く「ジャンプ」させる、という手が意外と有効であることを発見いたしました。
と言っても、それは私の場合には、って条件付きのハナシですから、使い途が違えば「そんなバカな!」なんてことにもなるでしょう。
郊外のバイパスなど、車道ではおクルマのみなさんが「ブっとばして」おられますし、さいわい歩道を歩いてるひとなんて滅多にいない、っつー状況では、歩道を結構な速度で走っておるのですが、そうすっと、しょっちゅう細かい段差があって、これまでは、それがゴツゴツと手に「来て」おりました。
でも、この軽くジャンプさせる走りだと、なにより段差が楽しいし、飽きません。
さらに小学生なんぞが通りがかりにそれを見て、「すっげえ〜!」なんて言ってくれるのがオモシロいんですよ。

でも私の場合、そーゆう個別の「ワザ」の完成に走ることはしない(つーか「出来ない」?)ので、あとは信号が変わるまで、スタンディグ・スティルもどきで小学生たちにサーヴィス(か?)するくらいなんですが。

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