夕焼けブルース

久保田麻琴と夕焼け楽団


2005-08-10 WED.


夕陽で煮詰めた東京の町は
どこから見ても 下り坂


あの特徴的な Bo Didley 的(?)なリズムに乗せて、まずはお馴染み、ザ・スパイダースの「 バンバンバン 」からそのままメドレーみたく始まるのが、この久保田麻琴自作の「夕焼けブルース」でございます。
おそらく渋谷あたりの地理に詳しいかたならば「ああ、そう言えば」てな感じを受けられるかもしれませんが、これがジャンジャンでのライヴ録音、と聞けば、あのあたりの坂だらけの地形が脳裏に蘇って来るやもしれませんね。

夕陽で煮詰めた フライパン
よくよく見たら 東京の街


なんてくだりは、渋谷から、当時友人がいた駒場東大前まで歩いた夕暮れの情景が鮮やかに思い出されるんですよねー。O 君どーしてるかなあ。

SHOWBOAT というレーベルからリリースされた、この久保田麻琴&夕焼け楽団のアルバム SUNSET GANG は発売当初、一日に何回聴いたか判らないほどよくかけてましたっけ(もち当時はアナログ・レコードです)。

そのころのオーディオ・アンプは Roland(あの楽器の「ローランド」と同じかどうか、は不明です)といって、それで西独(あ、当時はまだ東西ドイツが別れておったのでした) BRAUN のソフト・ドームの HF & MF、同径二発のスタガー・ドライヴによるウーファっちゅう SP システム(現在もゲンキで鳴っております!)を駆動しておったのですが、いささかアンプとしては安定性に欠け、この曲をかけると、ラストのベースのトレモロのとこで、いきなり家鳴り鳴動ってな「発振」を起こし、当時(ま、今もだ、っつーウワサもありますが)まだ半可通だったワタクシは、「すげぇ!イタリア EKO の Rokes ベースってこんなパワフルな低音が出るんだ!」なんてとんちんかんな感動をしておったものです。

ま、後に、もっと「まともな」アンプに買い換えたらその家鳴り鳴動が影を潜めてしまい、いささか寂しい思いをしたのでございますが⋯

さて、ブルースっちゅうことで、A-A'-B てなスタイルとなっておるのですが、その B の部分がすべて同じ歌詞になってまして

しかめっツラをしてみても
終りはそんなに早く来ない


・・・なんだかねえ、これ聴かせてやりたいよなひとがあちこちにおるような。

と、上ではいちおー「ブルース(ってことになってる⋯)」を採り上げておりますが、彼のナンバーじゃちょと Regae がかった「小舟の旅」なんてのも可愛い曲でしたね。
確かそのあたりじゃ、バック・コーラスに吉田美奈子や大貫妙子も参加しておるハズ。

あ、「ルイジアナ・ママ」もやってるんですが、ザンネンながらそれに関しては、誰がカバやねんロックンロール・ショーでお馴染み「 類人猿ママ 」に全部持ってかれちゃってるんで、今となっては印象が薄いのだ!

あ、そうそう!りっきーさんの歌う「バイバイ・ベイビー」もこの久保田麻琴なんですが、このアルバムには収録されてません(確か Made In Islands TOKUMA JAPAN 32JC-232 などに収録されとるハズ)。

今日もまた「爽やかな(?)」暑さの弘前には、このちょっとトロピカル風味(?)も盛り込んだ久保田麻琴ちゃんのサウンドがピッタシでございました。
さらに「ぷ」さんは白桃のハロハロなんてものを味わってましたし(?)。

さて、今日は、夕方までちょっと時間が空いたもんで、こないだの「平川」の川沿いの堤の上、まだ未踏だった区間を通ってまいりました。
石川の橋から平賀線の橋までの区間で、途中国道 7 号線の下をくぐるんですが、その次の橋から平賀線までの間がまあ、石ゴロゴロのデコボコ道で、いつものペースで突破しようとすると、「ガ、ガッ、ゴツゴツ、ガタガタ!う、う、こ、こりゃ、ひ、どどど、い!う、腕が、しび、れれ、るるる!」てな(?)ミゴトな悪路で、とてもいつものペースはキープできません。

う〜ん、こんな区間はやはり、かなりソフトめにセッティングした前後フルサスのバイクじゃないと、とてもトバせませんね。
って、別にトバさなきゃいいんですがね。にゃはは

ま、それにしても堤防の上って、風がキモチいいです。
そして、ちょっとすると人家も無く、クルマの音も遠のいて、なんだか天と地の間に自分だけ、てな気分が味わえて心が開放されますね。
ま、それだから独りで走るのが好きなんですが。

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