Talk to My Baby

Hound Dog Taylor


2005-08-16 TUE.


1960 年 4 月に Leonard & Phil Chess のプロデュースで Chicago で録音された、あの Elmore James の talk to Me Baby をほとんどそのまま演奏しているのですが、ナゼかそのタイトルだけはちょとちゃいます。
っつーのも、歌の中では「ちゃんと」 Talk to Me Baby、と歌っているのに、いっちゃん最初のとこ、

I talk to my baby on the telephone

ってとこだけは My ですから、そっから曲名にした、っちゅーことでしょか?

しかし聴いていただけば誰にだって判りますよに、これ、カンゼンに Elmore を下敷きにした演奏でございますよ。
そんなとこから Hound Dog Taylor を Elmore James のフォロワーである、なんてえ見方も生まれて来るんでしょね。

ま、そやって区別・分類しなきゃ何事も理解できないお方もおられるようなので、それにケチつけるのはヤメときます。
かってはそゆのに噛み付くよなことをやっておりましたが、とある方から、そうやって理解してくひともいるんだからソっとしていてやんなさい、っちゅうアドヴァイスをいただき、それもそうだな、っちゅうことで、最近では世に通用してる、やれシカゴだとかウェスト・コーストだとか、そゆ「分類」も、それで「収まる」んであればまあいっか、てな気分になっております。

ただし、これまたちゃんと聴き分ける耳をお持ちの方ならば、ちゃんと Elmore と Hound Dog Taylor の決定的な違いも、そして、同様にして共通してるところも「認識」できるんじゃないでしょか。
Elmore James の Talk to Me Baby も大好きですが、同じくらいこの Hound Dog Taylor のも好き。
Elmore を聴いた後は、なんだかヤル気が出てくるよな感じだけど、この Hound Dog のを聴いた後は、なんだかまったりとしちゃう、ってのがいっちゃん大きな違いかな?(なんじゃそりゃあ)

世の中には卵が好きで、食事には必ず「最低でも」一品の卵科理を用意する。
そんなヒマないときでもいざとなったら「卵かけご飯」!なんてかたもおられますねえ。
ところがその一方では、卵はあまり好きじゃない、なんてかたもおられるようですが、ワタクシはガキのころからタマゴ、やたら好きでした。
幼稚園に持ってくお弁当にはタマゴのそぼろ(やや濃いい味付け)でご飯の上を覆ってもらうと大喜びしてましたっけ(っちゅう「喰いもん」に関する記憶だけはかなり遡れる、ってとこがワタシらしいとこ)。
もっちろん「卵かけご飯」も大好きだし「かまたまウドン」もカルボナ〜ラもオムライスもオム焼きそばも好きですよ。
タマゴで嫌いっつったら皮蛋(びーたん)くらいのもんかな。そうまでして喰いたないわい!っちゅうね(?)⋯
あ、でも魚卵はさほど好きじゃありませんねえ。 ちゅうか、出来ればそれは食べずに済ましたいくらいで。
それが好きなひとからは「なんだと〜!」と言われそうだけど、世の中にはもっと美味しいものがいくらでもあるじゃん!ちゅう心境ですよ。
で、さらに怒らせちゃいそうだけど、ワタシの周囲で「うわあ、スゴい偏食!」ってひとに、特に好きなものはナニ?って尋くとほぼ全員「魚卵だ〜い好き!」言うんですねえ。
まあ、魚卵好きはみんな偏食!とは言えないかもしれんけど、偏食のひとは極めて高い確率で魚卵好きである⋯
ワタクシも偏食だとすると、それがイチバン強く出てるのが、いわゆる「珍味」嫌いってとこかもしれません。
それって、ふだんは酒吞まないってのが関係してるのかもね。

そう決めつけちゃいけないんでしょうけど、やはり日常的に晩酌なんぞされてるかたは珍味ってもんに親しむ機会が多いんじゃない?
前述の皮蛋もそうだけど、なにもそこまでせんでも、っちゅう味覚追求っぶりに「ちょと」シラケるとこありまして⋯

ふつうに美味しい、がイチバンです。ワタシの場合はね。

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