No good fish in muddy water

Hell for You


2005-08-17 WED.


どうもこの世にはビートルズ教のファンダメンタリストや、マディ教のファンダメンタリストたちがけっこういるようで、彼らの神を貶める発言なぞあろうものなら、ただちに攻撃してきます。

彼らには、「そういうひともいていい」なんて発想はカケラも無く、決まって「この良さが判らないなんて」という視点から離れることは無いんだよね。
マディ抜きのブルースなぞ存在しないと?
ま、ブルースがそんな程度のもんだというんなら、ワタシは今からでも「ブルース好き」ってえ看板は外しましょ。BLUES日記も「非BLUES日記」にタイトル変えますぜ。
ワタシにとってはたくさんの「好きなブルースマンたちがやっている音楽」が「ブルース」であって、そこに誰が入ってなきゃイカン、とか言うのはナンセンスなんだがねえ。

ワタシはワタシの直感、最初に聴いたときに、「あ、こいつはダメだ!」ってのをイチバン大事にします。
さいわい、ワタシの回りには訳知り顔で「いやいや、聴いていけばこの良さが判るようになるよ」なんて吹込むエラそーな先輩なんてのがいなかったおかげで、そっかー、コレが判んなきゃダメなのか、なんて誤解をすることなく、虫が好かんもんはやはり何度聴いても好きになれん、っちゅう純粋培養的にブルースを聴いて来ることが出来ました。
そして今でも、それが間違っていなかったと思っています。

よく、第一印象だけで判断してはいけない、とか言いますよね。でもね、それって洞察力の無いニンゲンの言うことでしょ。
そんな自分の判断に自信が無いから、「いやいや、最初はそう思うかもしれんが、聴いてゆくとだんだん良くなってくるよ。オレもそうだったんだから」なんて言われると、「そうかな?」なんてダマされちゃう。
ワタシのまわりではそーやって信者にさせられてった子羊たちがずいぶん多かった、という事実を述べているのです。
そして、そこがまさに「宗教チック」なんですが、決まって彼らはワタシのような不信心者を調伏せんものとやってくるんですわ。

ナゼかブルースではマディ信者だけですね。これを信じないと地獄に落ちるぞ!(ま、現実には「ブルースは出来んぞ!」とか、「ブルースは語れんぞ!」ですが)と脅してくるアタマ悪いのが多いのは。
前にも書きましたが、ビートルズそのものやマディそのものより、その熱狂的な信者たちのそういう行動が、余計に嫌悪感を募らせてくれます。

ワタシは相手がマディ好きだからと言って、それで差別するようなことは一切しない。
大事なのはブルースが好きかどうか、だけ。

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