This Place

Nippon-no-Kaze


2005-08-30 TUE.


前もって言っときます。今日はスペシャルです。

いつもブルース・セッションで、あるときはギターとして、またあるときはドラマーとして、さらに場合によってはベースとして手伝ってくれているタクロン君ですが、実は自分のバンド「日本の風」を率いるバンド・リーダー&ソング・ライターでもあるのです。
そして、そのバンド、日本の風がこのたび初めて CD をリリースしたのでした。
もちろん自費出版みたいなもんですから CD-Rでの発売ですが、今日の表題となっている「 This Place」の他にも、「ニホンノツキ」、「手紙」という全部で三曲が収録されたミニ・アルバムが HP 作成を手伝った縁でワタクシにもプレス扱いで(?)提供された、というワケです。

タクロンのブログで、その製作中の苦労やらを読んでいたせいか、いったいどんな出来だったんだろう?と思っておりましたが、完成したこの音源を聴く限り、はた目には、思った以上のクォリテイで出来上がっているように感じられます。
ま、本人にしたら、まだ不満もあるのかもしれませんが、逆に、ここであまりクォリテイを上げてしまうと、ライヴとの「差」が大きくなり過ぎるシンパイもありますから、その意味では、ある程度の「粗さ」があって良かったのではないか?っちゅう気がいたします。
なんせ、本来のドラマー「まっつん」が首都圏に就職しちゃったもんで、ときどきの「ここぞ」っちゅうライヴのときにしか帰ってこない、ってえ変則態勢でございますから、この CD でのドラムは、タクロンがかわりに叩いております。
聴く方としては、これが「まっつん」になったら、どんなドラムになるんだろ?なんて想像しながら曲を味わうのもまたオツな楽しみ、っちゅうもんでしょう。

この This Place ですが、まず驚いたのは、「たつろー」クンのベースです。
以前からタクロンのブログでイロイロと「ぶっ飛び」ぶりが話題になっていた「たつろー」クンでしたが、ここでのベースは堂々と、かつ必要なところにズシっと決まり、おおお、こりゃ案外ヤルなあ!と感心いたしました。
この曲では「さっちゃん」がヴォーカルをとっていますが、残り二曲ではタクロンがヴォーカルとなります。
透明感のあるそのヴォイスが活きる全体のコンストラクションなどは、充分に吟味されているように思えます。
次は、この素材を、ライヴで「さらに」広がりを持たせられるかどうか?が正念場でしょう。

さあ、ひそかにこれを聴き込んで、「まっつん」がいないときの臨時ドラマーに立候補しよかな?

今日の夕焼けはなかなかに壮大でございました。
その撮影のため、わざわざ某ビルの屋上にまで行ったくらいでして⋯



しばらく見とれていたのでございました。

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