八月の雨

2002-08-14
予定していた軽トラじゃなく、レンタカー屋さんの都合でヴィッツに乗ってこちらに向かった Epi さん。
昨日まで携帯から旅日記を送ってきてくれたのを、私が専用の HP にアップする、ってのをやってたんですが、サーバにメールが集中し、オーヴァーフローしちゃったもんで受信出来なかったのを再送信を試みたりしてるうち、「携帯の電池が!」というメールを最後に、原稿も途中のまま、それから連絡がありません。
携帯屋さんや、家電量販店でもあれば機種別の「お助けバッテリー」なんてのを売ってるんですが、三陸のリアスの合間にいたら電波も届かないのかもしれません。
こちらから送った補助バッテリーのメールだって届いてない可能性もありますね。
いまごろ、どこでどうしているものか・・・ ま、彼が一緒なんで、生命には別条ない、とは思うんですが。

ひとつ目的としていた田老の廃鉱にはたどりついたようですが、ずっと雨にたたられているんじゃないでしょか?
ここんとこ、まるで秋の長雨みたいに前線と、その前後に控える雨雲が東北一帯を覆っており、やたら雨が降って、あちこちの河川で警戒水位を越えています。
8月に入って、5日以降、ず〜っと天候不順が続いています。そして9日以降は日中の最高気温も平年値を下まわりつづけています。甚だしいのは日照時間で、平年のわずか 1/5でしかありません。現在イネの開花を迎えており、早く天候が回復しないと、コメの作柄に悪影響がありそうです。そうでなくても冷えきっている経済状況がさらに冷えこむんじゃたまったもんじゃないですね。

地球の温暖化、というのが、全世界一律に気温が微増するワケではなく、温度の分布パターンの変化や定常性の崩れとして現れる、と言うのはある程度、予想はされていましたが、それも年毎に変化してゆく訳です。
去年までは猛暑・干ばつだったものが、今年は多雨・低温、なんてのもザラで、もはやカンタンには長期予測も出来なくなりつつあります。
地球の温暖化には、CO2やメタンなどのガス、そして海面が様々な汚染物質によって蒸散を抑えられることによる湿度分布の変化、特に都市周辺の輻射パターンの変化のもたらす影響など、実に様々な要因が関係していると思いますが、確実なのは、これまでに築き上げてきた気象モデルに基づく農業生産技術が通用しなくなる可能性がある、という事。
東京でもマラリヤの発病が頻発するのも、そう遠い将来ではないのかもしれませんよ。
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