How Blue Can You Get

Valerie Wellington


2005-09-24 SAT.




なんと昨年 8月23日に採り上げた Kitchen Man 以来ですから、モロに一年以上、間が空いちゃいました。

良く聴く CD が手近なとこに平積みされてて、いちおーブルースとそれ以外、っちゅー二本の塔となっており(?)、ワタクシ、それをツイン・タワーなどと称しておるのでございますが、昨日、ちょとしたはずみで、その一方、非ブルース・タワーを崩してしまったのでございます。
したらまあ、最近、見当たらないと思ってた Valerie ちゃんの Life In The Big City GBW-002 が、そのガレキ(?)の中から出てきたではあ〜りませんか!
うげっ!つーことは「非ブルース」側に紛れ込んでいたのねん!いっくら探しても見当たらないハズだわ。
⋯とゆーワケで、本日のブルースはさっそく、そこからこの How Blue Can You Get でございます。
イントロのギターの音だけは一瞬、あの Little Milton の Waiting For を彷彿とさせますが、しかし、この曲のバッキングで(ちょっとウルサいくらいに?)前面に出てくるのはむしろ Fred Rakstraw のピアノでございましょう。
でも、途中のギター・ソロはこれまたトロトロで(?)いやもう、なかなかにセクシィでよございますよん。

それにしても、なんで早くに死んでしまったんでしょうね。
まだまだ生きていたら、こんなリキみも段々に取れて(あるいは「枯れて」?)もっともっといい味が出るようになってったと思うのに、まことに残念でございます。
もっとも、こゆリキみを「ブルースだ」と誤解してる向きも多いようですから、これはこれでいいのかもしれませんが。


Valerie Wellington / Life In The Big City GBW-002

Let The Good Times Roll ; Thomas Delaney
Kitchen Man ; Sara Martin
Sparrow ; arranged By – Valerie Wellington
How Blue Can You Get? ; Buddy Guy
Baby What You Want Me To Do ; Mathis James Reed
嫌んなった (Trouble In Mind) ; Teruo Oki, Ukadan
Whole Lot Of Shakin' Going On ; Dave Williams (7), Sonny David
Got What It Takes (Stingy Ginny) ; Willie Dixon
Steal Away ; Jimmy Hughes
Fool For You ; Ray Charles
Wasted Life Blues ; Bessie Smith

Guitar – Carlos Johnson
Guitar –Rico McFarland
Keyboards – John Christy
Piano, Organ [Hammond B3] – Fred Rakstraw
Bass – Nick Charles
Drums – Brady Williams
Harmonica [Harp] – Chicago Beau
Alto Saxophone – Michael Peavey
Trombone – Johnny Cotton
Trumpet – Boney Fields

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