Gibson、Gibson
& Gibson ?


2002-08-17
今日のセッションには、ひさびさにベースの松宮氏が来てくれました(でもアタマ2セットは私のベースです)。
その上、Fanky Monkeyz の( ハード・ロック・バンドのハズなのにもの凄いファンキーな)ベーシスト「みちる」も現れ、終わり近い2セットでベースを弾いてくれました。
ちょうど3人のベーシストが2セットづつ担当した形になったのです。

しかし、今日の話題はなんと言っても新登場の L-5CES タイプのフル・アコ、Washburn の「J-6」でしょう。
色目のハッキリした「明るい」感じのサンバースト(たま〜に、見るだけで「気が滅入る」ようなサンバーストのギターがありますが、これは「陽性」の元気が出るタイプ)のボディはヴェネチアン・カッタウェイで、トグル・スイッチはカッタウェイの無い側にあります。
ブリッジは TUNE"O"MATIC ではなく、ハード・ウッドの1ピース・タイプに換装したそうです。トラピーズ・テールピースへの伏角がいいのか、思ったほど弦のテンションは高くなく、わりとすんなりチョーキングが出来ます。セッションが終わった後で弾かせてもらいましたが、フル・アコースティックでありながら意外と硬質な、それでいて伸びやかな音がします。もちろん、セッティング次第では(私の嫌いな)ジャズ系の「ボソボソした」音も出るようですが。
SUNN のアンプにつないでいましたが心配したフィードバックも起きず、かって ES-125 は「テッド・ニュージェントなみ」のフィードバックの嵐でしたが、このギターはけっこうハウリング・マージンもあるようで、これならかなりのバトルでも張り合えるかもしれませんね。って、そゆコトするギターじゃないっつーの。

これから弾き込んでって、だんだん馴染んで来たら、どんどんいい音してくるんじゃないかな。今日すでに、その片鱗を見せてくれてましたからね。
ES-125 と比較してしまうと、やはり「ギターとしての」作りの違いからか、やたら拡散するような不鮮明なところが無く、カッチリとした「芯」があって、しかも艶があります。本人も気に入っているようで、それがギターの「鳴り」にはプラスですね。

今日の最終セットでは3人がフロント(私の Vo.)だったのですが、板どんも 335 タイプのセミアコ( History。シェイプはグレコのMRに似ていますがサイズは、335 シリーズに準じる大きさ)を使い、私も MACさんとやりとりしてるうちに「その気」になって、珍しく「なんちゃってRD」のし!
てなワケで、3人とも Gibson 系のハムバッキング、2PU のギターという、滅多に見られないラインナップとなりました。
ただし、「なんちゃって RD 」は 10 層以上の薄板を貼り重ねて作った積層合板(はっきり言って「やたら厚いベニヤ」)のボディですから、その内部損失に災いされたか、サスティンもクソも無いギターなもんで、DOD のコンプレッサーを掛ける、などとゆうキタナい手を使っているのは当然なのでございます。しかし、それにしてもやはり Gibson 系、というセットはやはり、いつもとは違うサウンドで面白いですね。

最初の板どんセットでは、Gibson Les Paul Gold Top のなりちゃんもステージに上がったので、ここでもギブソン系のサウンドとなりました。
でも、ここだけのハナシ、Gibson のハムバッキングが活きるのは、やはりブルースよりも「サザン・ロック」や「ハード・ロック」の方みたい。
ブルースも悪くはないんですけどね。
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