Robert Nighthawk

#6


2005-10-25 TUE.




1964 年 9 月の演奏が Rounder から Live On Maxwell Street 1964 としてリリースされ、それは Big John Wrencher と Carey Bell のセットでは Little Arthur Duncan がギターで加わり、Robert Nighthawk のセットではドラムが Jimmy Collins( accomp. unknown としてあるものを除く)、サイド・ギターに John Lee Granderson が参加しています。

と昨日の日記ではお伝えいたしました。⋯がっ!

Larry & Vivian Heyl によれば、ドラムが Robert Whitehead、ハープとベースを Carey Bell と!
ま、もしかすると、それって「伴奏者不明」となっている

That's All Right
Honky Tonk
Mama, Talk To Your Daughter


の 3 曲についてかもしれませんが、その Robert Whitehead と決めつけた(?)コンキョなど、なにも触れられておりませんので、どの曲で、なのか、あるいは「どの曲も」なのか、さっぱ判りません。
したがいまして、そのよーな資料も存在する、とだけお伝えしておきます。

その Maxwell Street でのライヴと並行して、彼は精力的に Chicago のブルース・クラブ、Pepper's Lounge、AT & T Lounge、Diz's Club、708 Club、Turner's Place、The Hole などに出演もしていたようで、どの店でも彼が出演するとなると「満員御礼」状態になっていたとか。

続いて 10月14日には TESTAMENT での録音

Blues Before Sunrise: TCD 5008
Black Angel Blues: TCD 5010
Maggie Campbell: TCD 5010
Crowing Rooster Blues: TCD 5010
I'm Getting Tired: TCD 5010
Bricks In My Pillow: TCD 5010
Bricks In My Pillow( Alternate take): TCD 5021
Crying Won't Help You: TCD 5010
Crying Won't Help You( Alternate take): TCD 5010
Meet Me In the Bottom: TCD 5010


ここでも末尾のシリアルはそれぞれ収録された

TCD 5008 Modern Chicago Blues
TCD 5010 Master of Modern Blues: Robert Nighthawk/Houston Stackhouse
TCD 5021 Bottleneck Blues


を表します。

ただし、このころから彼の健康には影がさし始めていたらしく、結局 Chicago を引き払い、Arkansas 州 Helena へと戻って行きます。
ヨーロッパでの American Folk Blues Festival から帰ってきた Sonny Boy Williamson II が心臓疾患で 1965 年 5 月25日に、これもやはり Helena で死亡したために、その後釜として King Biscuit Show を受け継いだのですが、この後継者もまたそれほど長くはその座にはいられなかったのです。
1967 年には Houston Stackhouse のバンドで「最後の」録音をしたようなのですが、そこでは悪化した健康が「阻んでいた」と言われています(と言うのも、その録音は聴いたことがないため、なんとも言いようが無いもので⋯)。

Robert McCollum は、1967 年11月 5 日、Helena の病院で心疾患(鬱血性の心不全であった、とも言われています)のために死亡し、1983 年には「殿堂入り」を果たし、2000 年10月 6 日には Helena の Magnolia 墓地に記念碑も置かれたのですが、その墓地内で実際に埋葬された場所がどこなのかは、いまだに不明のままです。

今回 Robert Nighthawk の Biography をまとめるにあたり

http://www.baddogblues.com/nighthawk/
http://www.cr.nps.gov/delta/blues/people/robert_nighthawk.htm
http://www.cascadeblues.org/History/RobertNighthawk.htm
http://www.deltaboogie.com/leon/maxwell/
https://www.discogs.com/ja/artist/949081-Robert-Lee-McCoy


の各サイト、及び Charly / CHESS CD RED 29 の Discography を参考にさせていただきました。

なんだか、こんな調子で Biographyを書き直してったら、終わるのがいつになるか見当もつきませんね。

ま、実は、BLUES日記の最初のころ、とあるブルースマンを調べてて行き当たった某・国内サイトが、「当サイトの記載内容を無断で引用することを禁じます」なんてぬかしけつかる⋯うっぷす、お、おっしゃっておられましたのにムカついて、「この程度の内容で引用禁止だあ?しかもネットで調べりゃもっと詳しく判る程度のことをエラそうに⋯だいいち、このブルースマンの身内が、他の誰も知らない情報を披瀝してんならともかく、てめえ日本人で親戚なワケ無えし、他人の人生をチョチョっと調べたもんに『著作権』なんてあるかいっ!」とキレて、意地でもそんな(自称)「専門サイト」が辿り着いてないとこまで調べてやるわい、っちゅう経緯があって人名・地名も英文表記のまま(そこはぜんぶカタカナ表記なんで、そっからスペルを「想像」すんのは無理でしょ?だから、そっからは一切パクってない、って判るハズ)、誰が見たってその「専門サイト」より詳しい!ってとこまで持って行きたかったワケざます。

そんな動機で始まっておりますから、ウチは「引用禁止」なんて言いません。
だって、誰だってヒマさえあれば調べられることばっかしなんですから。
その代わり、その記載内容は時々刻々(なんちて、そんなしょっちゅうじゃないんですが)と変化いたします。
だって別な調べものの途中で「ちょっとした」情報を発見することもありますし、また新しく買った CD のライナーにまた別な伝聞なんぞが載ってると、それも反映させたくなりますからね。

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