I Don't Want No Woman Magic Sam 2005-10-29 SAT. | お馴染み、名作中の名作、なんて声も聞こえてくる Magic Sam の代表作、Delmark DD-615、West Side Soul 収録のナンバーでございます。 ま、いつもワタクシが言ってるのを覚えておられるかたなら「やっぱり」と言いそうなミドル・テンポのブーギでございますねえ。 そ〜なんです。しょ〜じきに申し上げますと、実はワタクシ、彼の高速ブギ(ジョン・リー系?)も、スローも「さほど」は「お好き」じゃないんですよ。あ、嫌い!まではいきませんけどね。 ですから、ヒョっとするとワタクシなんぞ、ほんと〜の意味での Magic Sam 好き、ってのとは違うんじゃないか?てな気もしてはおるのでございます。 ホントの Magic Sam フリークなら、彼のナンバーはなんだって好き!てなことになってるんじゃないでしょか? が、それはさておきやはり Sweet Home Chicago や Mama, Mama Talk To Your Daughter、I Need You So Bad なんてえここらのテンポの Magic Sam がいっちゃん好きなんですねえ。 もっとも Sweet Home Chicago に関してはあのアン・アーバーでのライヴにブっ飛びましたっけ。 高橋マチャオ君がアレを演りたい、ちゅうて確か Player だったか Guitar Magazine に載ってた「あのイントロ」のタブ譜をベンキョ〜してましたっけ。 で、ワタクシも、どれ〜タブ譜ってどんななの?とクビ突っ込んで、ある程度やってみたら「ホントだ〜!Magic Sam だ〜!」とはなったんですが、やはりね運指のクセの違いから「オレならこう弾く!」になっちゃって結局、ちゃんとした(?)コピーはアキラメましたっけ。 運指の違い、ってのは同じ音を指板上のどの位置で弾くか、が横にスッ飛ぶのが好きなヒトと、上の弦で位置が違うとこを弾くちゅう別なタイプがあるワケで、しかもそれにも個人的なクセが出てきます。 ぜんぜんブルースちゃうけどシャドウズのインストを覚えたメロディーだけで弾いてたら、その曲の動画に出会い、それ見たらハンク・マーヴィン師とは運指が(つまり使ってる弦も)全然ちゃう! うん、おかしくって笑っちゃいましたけどね⋯ てなことはまあど〜でもいいんですが、なんだかんだ言っても、この West Side Soul、おそらくワタクシがもっとも繰り返して聴いたアルバムであることはマチガイ無さそーです。 なんたって同じ Delmark の Black Magic はアナログ・ディスクの最初の一枚が、まあ「まだ聴ける」グレードで残っておりますが、一方のこちらは、ってえと、最初の一枚はもはや耐用年数( or 再生可能な回数?)をしゃぶり尽くして二枚目を買い、それももう限界で、いよいよ CD 化か?なんて、とても 21世紀とは思えない話が出てるくらいでして⋯ この West Side Soul は 1967 年の 7 月と 10 月に録音され、この I Don't Want No Woman などの 8 曲ではベースが Ernest Johnson(他は Mac Thompson )、ギターに Mighty Joe Young、ピアノに Stockholm Slim、ドラム Oddie Payne という顔ぶれでございます。 さて、今夜はベーサーMのバンドと板どん&ゴローちゃんが組んだユニットの両方がライヴに出る日じゃなかったっけ? 板どんにチケット頼んどいたんだけど、連絡無いなあ。 なんかギター持ってきてください、なんて言ってたけど、どーするんでしょ? セッションとまで行かなくても、かなりぶっつけ本番でなんかやろう、ってことかな? とゆーワケでライヴ行ってまいりました。やはりゴローちゃんのリーダーシップで(?)レパートリーはジャズに行きますねえ。Days of Wine and Roses ときましたか。 一方のベーサーMは、MC で場内を沸かせておりましたよん。 で、その MC と、ベースとの落差がスゴい!まさに「やるときゃやるぜ」ってとこでしょう。 さすがフュージョン・ナイト(?)ってな感じですが、やっぱブルースのセッションとは大違いで、ビシビシ「決め」ますなあ。 なんて口あけて見てたら、最後に「お呼び」がかかってステージへ。 え?ブルースやるのう?とちょとビックリでしたが、ま、いっか!それじゃ最後は盛り上がって(たらいいけど・・・)シメる、と(あ、あくまでもそゆイメージね)。 ワタシゃ楽しかったからいいんだけど、ホント、あれで良かったのかなあ? |
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No.1286