Itty Bitty Pretty One

Screamin' Jay Hawkins


2005-11-09 WED.




Hot Line 10024-25、Portrait of A Man and his Woman を CD化したこの I Put A Spell On You、そのトップを飾るのは、本来のアルバム・タイトルともなった Portrait of A Man。これについちゃあ 10月12日付けの日記で
『 いささか Screamin' Jay Hawkins らしからぬ「ダウナーな」曲調で、「重い」スロー・ナンバーとなっております。
ま、エンディングでは「絶唱」を見せてはくれますが、全体に抑えめ、ミョーにアダルトなフンイキが漂ってますねえ。
どうやら、バックはほとんど白人らしく、それが独特なムードの一因?⋯なんてこたあないねきっと。』てなことを書きましたが、続く 2 曲目の

Itty Bitty Pretty One ( Byrd )

これは後に( 1988 年)フランスでのライヴ録音によるアルバム、Evidence ECD 26003-2、Live and Crazy にも収録されておりますが、ナゼかそこではそのタイトルが little Bitty Pretty One とされております。
さらにその 10 年後、再びパリに降臨した(?)彼は OLYMPIA でのライヴで、また採り上げておるのですが、なんでか、そこでは Itty Bitty One、と Pretty がどっかに行っちゃってます!

シュアなハイハット・レガートに乗せて

Wooh Uh Uh Uh Uh Uh Uh Woo

てな覚え易いスキャット(ハミング?)で始まるこの曲は、全力疾走みたいな、かなり「ご陽気」なバカ騒ぎムードとその「ん〜んんっん んんんっんん〜」が交錯して独特な世界を作り上げております。
にしても、このドラム、Kenny Malone がなかなかいいタイトなドラミングで、もろズージャのドラマーみたいな「思わせぶり」なんぞ皆無なシンプルかつストレートなリズムで好感が持てます。
ただ、こいつに絡んでくる Jimmy Kovards のギターは、いわゆる「中途半端に」歪んだトーンといい、小賢しく挟むリックといい、ちょっとそれは違うんじゃないかい?(あ、ここはゼヒ北海道訛りで、ね)てなギターがやや耳障り。

ところで、このアルバムも当 HP の Screamin' Jay Hawkins のための一画、Voodoo Cafe に収容することになるのでございますが、この Portrait of A Man and his Woman を入手したことによって、タイトルこそ違え、オリジナル・アルバムそのまま、ってのが増えてきましたので、アルバム紹介のページを全面改組する必要が出てまいりました。
初期に入手できたものが、ライヴ・アルバムを除けば、レコード会社が「勝手に」編纂した「ベスト・アルバム」もどきが多かったせいで、曲紹介はそちらに先に書いてしまっているものが多いんですが、でもハッキリ言ってそれじゃあ本末転倒ですからねえ。
それに、彼の生涯(?)を一応、年代を追って記述した Days of Screamin' Jay Hawkins との整合性も考えると、ここはやはりオリジナル・アルバムを優先に組み直し、曲紹介のキャプションもそっちに取り戻したいとこですねえ。

なんて言うのはカンタンですが、いざやるとなるとなかなか容易ではございません。
なんたって現在、日記から Biography への転載作業も細々と続けておりますし、さらに、これまた誰も気付きそうもないところ( taste.html とかね)のデザインも(自称)Up-to-date する作業などを並行して進めてますんで、はたしていつになることやら⋯

ま、どれをとっても今スグ必要な作業、ってのはいっこもないんですが、それこそ性分って言うんでしょうかねえ。こうして BLUES日記で日々、内容は蓄積されて行きますが、それに伴って「容れ物」、つまりサイトのデザインも「変化」させてかないと気が済まないんですよ。
一見、不変に見える Blues After Dark のトップですら(ある方を除き、誰も気付かなかったようですけど)しょっちゅうマイナー・チェンジの手が入っています。全体の印象が変わるよな改変じゃないから判らないと思いますが。

おっとっと、また脱線!明日もまた残りの曲を⋯
え?飽きた?すんませんねえ。

そうそう、日曜には大鰐の折紙沢に ROCK4400 でわけ入っておりました
別にそこ、紅葉の名所、ってワケじゃないんですが色づいた樹々が美しいんですよ。


これがもう少しすると、どんどん葉が落ちて、次第に季節は冬に向かって傾いていくんですね。

そこから大鰐の町に入り、例のめっちゃ高密度(?)の「いなり」でお馴染みの餅屋に行ってみます。
ありゃりゃ?しかし「いなり」も「おはぎ」も無い!ザンネン!
そこでやむなく大鰐駅前のベーカリーでパン、ということにいたしましょ。
ちっさいピザとクリームパンにコーヒーで店内のカウンターで昼食ね。うん、青森の Vie De Franceほどじゃないけど、まあまあ美味しかったっす。でもコーヒーはちょっとディープ過ぎる(?)かも。

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