What's Gonna Happen on the 8th Day

Screamin' Jay Hawkins


2005-11-10 THU.




Hot Line 10024-25、Portrait of A Man and his Woman を CD 化した I Put A Spell On You、その 4 曲目がこのタイトルの曲なのですが、その前に Don't Deceive Me が昨日の Itty Bitty Pretty One との間にあります。

ただ、そちらは先日の Portrait of A Man ですでに採り上げてますが、いちおー転記しとくと
『 マジ(?)なブルース・ピアノで幕を開けるスローなバラードで、これも本邦初お目見え(あ、ウチにはこれまで無かった、っちゅー意味ねん)でございます。
コード進行は Please Send Me Someone To Love みたいなタイプで、サビもあります(サビじゃ、もちっとカンタンな構造ですが)。
ギターがちと耳に近くて、やや耳障りかな?』


What's Gonna Happen on the 8th Day
オープニング、ピアノひとつをバックに「お説教」臭い Screamin' Jay Hawkins の「マジメを装った」スピーチで始まる、この創世記をネタにした(?)らしきナンバーは、それでも多少は敬虔なキモチがあったんでしょか?なんだかバックの女性コーラスとのコール&レスポンスなど、一見スピリチュアルっぽい仕立てになってるよな気もするのですが、その割りにゃ Jimmy クンのギターは俗っぽすぎるぜ。
循環コードのようにも聞こえますが、どうもタンジュンではなく、ちょっと一筋縄ではいかないようです。

続く
Ashes
1962 年、Philadelphia での録音では、一緒に歌ってる女性ヴォーカルが、後にハワイで Screamin' Jay を刺しちゃう Shoutin' Pat Newborn でしたが、ここでは 21st Century Singers のおひとりでしょか?その Shoutin' Pat より「サディスティックな(?)」おそらく白人女性と思われる声がもっとキビシく「シャラップ!」とイジメておりますが、もちろん、そんなこと「どこ吹く風」の Screamin' Jay なのでした。
もうあの時のキズの痛みも忘れちゃったかな?
ところで、ここに入ってくるギター、これもまあ「論点がズレてる(?)」っつーか・・・

We Love
これはこれまで別テイクですら手元には無かった、まったくの初お目見え(ってワタシは、ね)でございます。
ゆったりとしたバラードっぽい作りですが、全体のトーンはドリーミィ(?)っつーか、ロマンチックつうか、ヤツには似合いそもないスタイルなんですが、ここでは 21st Century Singers のみならず、クレジットされている Henry Dotson に David McKinley っちゅう二人のバッキング・ヴォーカリストもハッキリと前面に出て来て活躍しております。
みんなで輪唱をキメたりして、ミョーにクォリティ高いですが、ただ、そのぶん、これじゃただの R&B シンガーじゃん、てな雰囲気もあって、ワタクシを始め、そんなものを彼に期待しとらん層にはちと物足りないかも。

It's Only Make Believe
これもまた、なんとも宗教臭い(あ、それも Voodoo なんかじゃなく、アメリカン・スタンダードたる、ピューリタニズム系ね)ナンバーで、おそらくこんなナンバーには 21st Century Singers がまさにピッタリ!
たぶん、これがやりたくて呼んだんじゃねえか?てな気がしますねえ。
ま、こんなに熱心に歌えば歌うほどウソ臭くなるとこはさすが Screamin' Jay、ではございますが。
これも初登場でした。

続く
Please Don't Leave Me
はお馴染み Fats Domino のナンバーで、彼のこの録音は 1969 年 Texas 州 Houston で吹込んだのに続く二回目となります(後にはまたフランスでライヴ録音)。その最初の録音は LP ─ Philips 600-336、CD ─ Bear Family CD 15530、Spellbound に収録されました。
そちらで別なヴァージョンながらも聴いておりますので上二曲のような新鮮味はありませんが、そのオリジナルと比べたりするのも面白い(か?)。

で、この後に I Put A Spell On You という構成になるワケです。
さらに 5 曲ほど残ってますが、それはまた明日の「お楽しみ(なにがじゃ〜!っというツッコミが目に見えるようだ・・・)」。

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