Late Freight Twist

Johnny Guitar Watson


2005-11-17 THU.




いやはや、キモチいいくらいペナペナの Johnny Guitar Watson サウンドのギターが響き渡るエグ〜いインストでございますねえ。
1962 年、Los Angeles での録音でございますが、この曲はピアノの Floyd Dixon、そ、あの Hey, Bartender の Floyd Dixon でございますよ。その名義で録音されておるようですが、聴いてみれば判るように、もう徹頭徹尾、「Johnny Guitar Watson の、Johnny Guitar Watson による、Johnny Guitar Watson のための」ナンバーでございます(あ、その他のバッキング・メンバーは不明。JSP JSPCD2146 Rockin' This Joint Tonite に収録)。
軽快なシャッフルに乗せて、ギターがもう好き放題(?)に歌う・わめく・唸る⋯
しかし、こんだけ(たぶん)本人もキモチ良さそうに弾きまくられると、もはや文句のつけようがございません。

およそ「ツイスト」っちゅうからにゃあ、ワタクシが勝手に決めつけとる「 Twist にはサックスがマスト!」っちゅう鉄則(?)からすっと、このナンバーにはそれが入っておりませんので、いささかこのタイトルには抵抗もあるのでございますが(ま、実際にこれかけてツイストで踊れるかどか試してみなはれ。こんなタルいツイストおまへんで。二倍速で踊ったら腰ワルくするし)、そこはまあブームに乗ろうっちゅうシタゴコロでっしゃろか。

このギターは、別にワザと歪ませよう、なんてタクラみもなく、ホントにナチュラルに弾いてるだけなんでしょが、弾いてる人間とギターとの関係性において(お?急にカッコつけたな)他のブルースマンでは見られないキョリつーか特異な「ダンゼツ(?)」があって、こりゃある種の「パンク」である、と。
ワタクシもついつい一緒に名を出すことが多い Clarence Gatemouth Brown に Albert Collins、そしてこの Johnny Guitar Watson ですが、ヘンな指標ではございますが、ギターへのフェティッシュ度(んなコトバ、無いとは思うけど)で言うと、Collins がいっちゃんギターに密着してて、次が Gatemouth ね。で、この Johnny Guitar Watson は、ってえとイチバン「軽く」考えてるよな気がいたします。
ま、彼の場合、最初に Chuck Higgins のバンドに採用されたときだって「ピアニスト Young John Watson 」として、でしたから、そういう「他の楽器」もやっとる、っちゅうとこが、どっかしら「ギターべったり」じゃない姿勢を生んでるのかもしれませんが。
そしてワタクシ個人の印象としては、そうゆう彼ならではのギターとの関係性が、この独特なフレージングもまた導き出しておるのではないか、と。

もちろん、彼のギターについて影響を与えたであろうブルースマンの名を挙げるのは容易かもしれません。しかし、その後、彼の中で自家発酵して熟成されたものはまさに彼ならではのものだし、しかもそれこそが Johnny Guitar Watson を One and Only な存在にしているように思います。
そのヘン、自分もギターを弾く、ってことにこだわり過ぎて、やや重大視しすぎているのかもしれませんが、この Johnny Guitar Watson の弾くギターの一音・一音の「弾き放し(二ュアンスとしては「突き放し」に近い感じで使ってます)」ぶりが、明らかに他のブルースマンとは「異なっている」という印象が強いのです。
そこに匂う「破壊性」つーか「思い切りの良さ」あるいは「加虐性(?)」みたいなもんがとってもシゲキテキなんだよな。
つまり「スキル」みたいなもんとはまったく縁のないあたりで Johnny Guitar Watson の「ギター」がある、と。

基本的には晴れたり曇ったりでしたが、午後、いっとき北西の空がミスティな雲(つまり、こっからその雲に見えるあたりにかけて「なにやら」空中に大量の浮遊物がある感じね。ま、浮遊物、ったら雪に決まってるんですが)に覆われ、おっ!ついに本格的な雪雲か?と思ったんですが、ときたま雹みたいのはパラつきましたが、「見るからに雪!」ってのは降らず、しばらくしたらまた青空になってましたっけ。
そのかわり、気温のほうは、もうマチガイなく「冬!」って低さで、自転車で走ってると耳が冷たい!

ところで昨日、夕食の買い物に行ったスーパーで、「今日から駅弁・空弁大会!」っちゅう告知をしてましたんで、さっそく覗いてまいりました。
そしたら、あまし聞いたことないのもケッコーあって、ふ〜ん、この世界も変遷があるのねん、なんて感心しておりましたが、でも、こないだ「ぷ」さんと羽田でいっぱい見た「空弁」にはもっと美味しそうなのあったよなー、っちゅう気がいたします。
これ、誰が選んでるのか知りませんが、見た感じではちょっとイマイチですねえ。

ケッキョクどれも買わず、舞茸天麩羅を「お惣菜」とこで買ってきて、それで舞茸天丼を作りました。おいしゅうございました。
そして昨日買ってあったお豆腐で湯豆腐、と。
あ、珍しく「肉」無しだ!

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