Crooked Woman Blues

Willie Baker


2005-11-19 SAT.




これは 1970 年に Nashville で Don't Let Nobody Know を吹き込み、Excello 2312 として 45rpm EP シングルを出している「ほうの」Willie Baker ではなく、戦前、まだ 78rpm SP 盤の時代に Weak Minded Blues を 1929 年に吹込んでいるほうの Willie Baker でございます。

この Crooked Woman Blues も同時に吹込まれたものかどうかは定かではありませんが Weak Minded Blues ともども 1929 年に Georgia 州 Patterson で録音されています。
あ、Crooked は「ゆがんだ」やら「根性ネジ曲がった」てな意味らしいですねえ。ココロがヨワいオンナやらコンジョー曲がったオンナやら、そこらが気になっておられたんでしょかね?

その歌は、さすがに交流があった例の一派、お馴染み Blind Willie McTell、Barbecue Bob に Charley Lincoln の Hicks 兄弟と同じよな匂いがいたしますが、でも聴いていただけば判るように、歌の伴奏としてのギターが、もっと恣意性に溢れてる⋯なんて言うとスゴそうですが、そーじゃなく、歌に「気」が行ってる間はちと「お留守」になる、って感じで、そこらがなんとも素人っぽくて面白いです。
ま、必ずバックではギターの音が鳴っていて、止まることはない、ってのをエンターテインメントとしての「弾き語り」の「必須条件」としちゃうと、このひとはミゴトに失格でございます。
しかもそれ、演出というにはちとちゃうとこで手が止まっちゃってるようだし⋯

でも、そんな細かい(?)ことはともかく、かなり自由に IV-I-IV-I-(V)っちゅう進行でマイ・ペースで歌って行くのですが、その「 (V) 」ってのはなにか?ってえと、ヴォーカルだけを聴いていると、確かにドミナント 7th に行ってるよなメロディなのですが、ナゼかギターはそれに「ほとんど」対応していないんですよ。
というか、ところによっちゃ、堂々とトニックの音を出し続けているんですねえ。あるいはギターがお休みしちゃってたり・・・
なんとも不思議な「穴だらけ」感の漂うこのナンバー、いわゆる「ブルース進行」なんてえ定型化が固定される途上にある一断片なのかもしれません。

木曜の夜は「ぷ」さんと田澤食堂でございました。
この五目焼きそばがなかなかいいのでございますよ。



実は城東の Xing-Poo の「ほうれん草とベーコン、椎茸の焼きそば」っちゅうのがまた「ちょっと道を踏み外して(?)はおる」のですが、なんちゅうか、他には無いユニークな味わいで気に入っております。

⋯ってのも続けて画像を思ったら、そのときに使用したカメラの機能的な制約から、フラッシュが光っちゃってますからミョーに平面的な画になってます。
いけませんねえ。これじゃ使えないわ!
う〜ん、やはりこうして見ると、ちゃんとしたカメラ ─ Canon Power Shot S1 IS でもいちど撮影しに行かなきゃ、って撮影のためにはオーダーしなきゃいけませんし、目の前に来てる以上、モチロン食べるワケですが・・・ ぐふふふ

permalink No.1306

Search Form