Chicken

Rosco Gordon


2005-11-21 MON.




Chicken なんてゆうと、ゴローちゃんや板どんあたりは「あっちの」チキンを連想するでしょが、こちらはミドル・テンポのシャッフル系で、基本的にはブルース進行で、そこに惜しみなく(?)ブラス・セクションを投入し、マイルドなダンス・チューンみたくしちゃっております。

ま、ここでいう Chicken っての、いちおう表面上はダンスの「種類」てな扱いでございまして、

ねえねえ、チキンを一晩中どうだい?
君と一晩中さ、やっぱ君とでなきゃ


てな調子でございますから、いくらでも「誤解(?)」のしようはございますね。
ここでの Rosco Gordon は、もう完全に「口説き」モードっちゅう声で、甘ったるくねちっこくセマっておりますよん。
バックではいささかクドい、管 4 本からなるブラスのリフが支え、ブ厚く塗り込めた音の壁からときおりギターのストロークもやっと聞こえる、てな感じで、良くも悪くもブラスが主役みたい。
この曲は 1956年に、短命だった Flip っちゅうサブ・レーベルからリリースされたらしく、Flip 237 っちゅうシリアルが記されておりますが、Sun からも出されていたらしく、それも Sun 237 と、ナンバーだけは共通だったようです。

以前に採り上げた T-Model Boogie のときもそうでしたが、なんでか Sun で吹込んだ Rosco Gordon、あまし彼のピアノが聞こえません。
イントロでちょっとは聞こえますが、それ以降はなんたってブラスが前面にしゃしゃり出てまいりますので、まあ、たぶん弾いてはいるんでしょが、ちっとも浮上してきませんね。
ま、もしかすると、そんな前面に出すにはちょっと「?」なピアノだったんでしょか?
案外、ゆったりしたブーギウーギ・スタイルで、ヴォーカルのバックとしてはいいけど、ってなレヴェルのピアノだったのかもしれませんね。

さて、土曜日は弘前もちょっとミゾレまじりの雨ってえ感じでしたが、「ぷ」さんのお買い物につきあって行ってきた五所川原市はさすがに弘前より 30km ほど「北」にありますから(?)近づくにつれ道路はシャーベットぽくなってって、ついに五所川原市内に入る橋のあたりからは、すでに除雪して(?)道路脇に寄せられたらしい雪塊が出現いたしました!

⋯あ、その前に、城東に新しく出来て前回は山かけを試したソバ屋「竹くら」に「ぷ」さんも連れてってみたんですよ。
ワタクシは前回で懲りておりますから、冷やしタヌキを。「ぷ」さんは熱いほうのタヌキでございます。



左手前には花かつおでございますねえ。右手、緑の小山はてっぺんにワサビを乗せた大根おろし。
つゆはやはりかなり薄口でした。マズくはないんですけどね⋯

ま、この手の「ぶっかけもの」としちゃ、草乃庄の「ぶっかけ」の半分くらいかな?って感じの味わいで しょうか。
「ぷ」さんのタヌキも、「まあ、どこでもこんなものよね、っていうお味」だったそうですから、まさに「平均的」なレヴェルだったんでしょう。

さて、五所川原では雪でしたが、買い物(生地屋さんでコットン・ブロードなど)も済ませ、弘前へと戻ってくると、やはりどんどん雪→シャーベット→ただの濡れた路面となって、弘前ではまだミゾレ混じりの雨、という感じのままでした。
う〜ん、ちょっとのキョリでこんなに違うなんて!

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