Sittin' and Thinkin'

Memphis Slim


2005-12-06 TUE.




かつてこの Memphis Slim の 1950 年代を、ほぼ Matt Murphy とともに活動していた、なんて書いてはおるのですが、この Texas 州 Houston で 1952 年に Peacock に録音された、とゆうこの曲では「その」 Matt Murphy は見当たりません。

Memphis Slim and his Orchestra という名義で吹込まれているのですが、そのバックには Orchestra という名にふさわしく(?)Matt Murphy のかわりに Neil Green と Purcell Brockenborough という二人のテナー・サックス奏者が控え、よくあるブラス・セクションの通常のリフなどではなく、その二本のサックスがぴったしとハモる、ある種、通奏和音みたいなバッキングを演出しており、そこらが「オーケストラ」なんてえ大袈裟な名前の由来でしょうか?

この二人のウチのどちらかは判りませんが、そのサックス・ソロもいわゆる「パワー・ブロー」で圧倒するホンカー・スタイルでは「まったくなく」、なんだかジャズのアドリブみたいなミョーに温度の低いプレイで、そこだけ取り出すことが出来たら(かつそこでバックに回った Memphis Slim の「やかましい」ピアノが無けりゃあ)、まるでジャズ・クラブでサックスをメインにしたコンボ?なんてえ雰囲気なのでございます。
あ、カッコ内で Memphis Slim のピアノを「やかましい」なんて言っちゃいましたが、それは、ジャズ・クラブとしちゃあ、って意味でして、もちろんブルースとしては至極「まっとう」なピアノであることはとーぜんでございます。

ただ、彼のヴォーカルは、意外とそんなアウトフィットにもマッチしてて、こんなウェットなブラスをバックに配しても、その歌の持つ「のびやかさ」はいささかも損なわれてはいないよな気がいたします。

それにしても Memphis Slim の声ってなんだかいいよねー。
どっかチカラが抜けてるよなとこもあるけど、あまり粘ってなくて(?)。


昨日までの雪もほとんど消えて、日陰にこそ溶け残った雪の残滓が見られますが、街なかではワタクシのスリック・タイヤのマウンテンバイクでも走れるほどに路面も乾き、「冬」もひと休み、でしょか。

気温も 5 度以上にまで上がり、濡れてるだけに見える路面も「実は凍ってる」なんてことも無いので安心でございます。 これが氷点下ですと、雪じゃなく、濡れた路面、と思って足を踏み出すと「ツルっ!」てなことがあるので要注意なのでございますよ。
ま、雪が降って、日中は陽射しでそれが溶け、日没とともに気温が低下してそれが凍る、っちゅーパターンがイチバン滑ります。
で、日中も氷点下、なんてえキリキリに冷えた日には凍ったとこも案外スベらないんですよねー。 どうも気温がマイナス 2 度から 0 度ってあたりが「良く」スベるようでして、マイナス 4 度以下になると踏面で瞬間的に圧力によって溶けて発生する水膜(これがスベる原因らしい)も、またすぐ凍っちゃうんでしょか、かえってスベらなくなるんじゃないかなあ。
う〜む、何事も中途ハンパはよろしくない、と⋯
え?それはちゃう?ぎゃはは!

岩木山の右側の山裾が白くボヤけておりますでしょ?
マチガイなく、あのへんじゃ雪が舞ってそう。

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