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2005-12-19 MON.




9 月のアタマからスタートした Atlantic Records、おなじく 10 月のアタマから始まった Otis Redding を除くと、これまでの連載(?)はすべて 10 月の下旬から 2 月上旬までの間に集中しているんですね。

なんて、そんなことを考えたってのも、フと気付いたらなんかこの季節って連載やってなかったっけ?てな気がしたからなのでございます。
そしたらまあ、まさにそのと〜り!っちゅうワケで、特に 2003 年なんて 10 月の 29 から 11 月 2 日まで Robert Johnson をやって、その後スグ 11 月 6 日から 21 日まで、当時としてはまさに画期的な(?)ドトーの 16 連発!っちゅう「あの」Screamin' Jay Hawkins が始まっております。
それまで、どちらかと言えば「マトモなサイト」ではあまり相手にしてもらえないよな Screamin' Jay Hawkins だけに、ほなワシが!と気合いが入り、あのよーな日記となったのでございました。
その後、それに多少、手を入れて HP 内のコンテンツとして堂々たる一画を与えられ、かなりな存在感を発っしております。
で、これで味をしめた、ってワケでもないんでしょうが、年が開けた 2004 年の 1 月には、いきなり 5 日から 13 日まで、あの STAX story が始まっています。
これもだいぶ前からアイディアはあったのですが、どう纏めるか?というヴィジョンがようやく固まり、それまでとはかなり違った語り口でのスタートとなりました。
どうやらこの時期はとことんワルノリしてたみたいで、STAX の後日談みたいのも終わったばかりなのに、こんどはいきなり Louis Jordan を 1 月22日から 29 日まで連載!さらにアキレたことに、その翌日からは Recording History っちゅう、アメリカにおける初期の蓄音器及びその音盤について「調べつつ書く」っちゅう、いささか行き当たりばったりの無謀な連載を始めちゃってます。
その 10 日間に及ぶ連載だけは他の連載とは異なって、一切の全体像も無しに始め、とりあえず、こんくらいにしたろか、っちゅうとこでヤメる、っちゅう、そらもう「好き勝手」の最たるものでございましたね。

いや、資料的な意味合いじゃあ、そこそこある、とは思うんですが、なんせ語るべき範囲が広過ぎて、時系列も前へ行ったり後ろに戻ったり、てな具合で、ホントに「まとまり」が無い!
いつの日かキチンと整理し直したい、なんて言うのはカンタンですが⋯

その年の 9 月に Atlantic Records をチョロっとやりましたが、やはり「大物(?)」は 11月11日に始まり、12月 1 日まで続いた(つまりこの時点では Screamin' Jay Hawkins の 16 回を抜き去り、一躍「最長」の連載となった!)Sly and the Family Stone でございます。

もちろん、これもあまたの「まっとうな」ブルース・サイトではまず相手にしない対象ではございますが、ワタシ個人が大好きでございますゆえ、「構うもんかい」の強行でございます。
ここではアメリカにおける黒人の生活の「政治的な基礎」とでも言うべき側面を、主に公民権運動のエピソードをちりばめて語る、なんてえ「だいそれたこと」もやってしまいました。
今でも、そんなテーマと連動できるミュージシャンは Slyしかいない、と言う確信は変わっていません。
そしてそれが終わってからおよそ 50 日ちかいインターヴァルをおいて、ついに「宿願の」⋯なんて言うと大袈裟すぎますが、なんとなく普通の Biography みたいには扱ってしまいたくなかった Elmore James というブルースマンを、その同時代の世界の変遷とともに書いてみよう、なんて無理矢理な企画で始めてしまったのですが、これもまた「みるみる」長くなり、ついには 21 連続、と言う Sly を抜いて 24 連続という新記録(?)まで達成してしまいました。
もちろん、その中身は彼以外の、世界の情勢などに多くが割かれ、逆に Elmore だけを抜粋した Biography も後に作ったのですが、それで比較いたしますってえと Screamin' Jay Hawkins の「圧勝(?)」でございます。

その Elmore で一応「やりたかったこと」はやってしまった、みたいなとこがあったのですが、例の Biography を独立させる、っちゅうアイディアのせいで始まったのが 10 月からの Otis Redding と Robert Night Hawk でしょう。
そもそも Otis Redding は STAX story の一角にその Biography がカンタンに載っていたのでございますが、せっかくだから(?)も少し調べて充実させちゃおう、てな「モノのはずみ」系の動機でございます。あ、それと Rhino のボックス・セットに付属してたブックレットがなかなか充実してた、ってのもありますね。あれが無かったら、そんな気は起こさなかったことでしょう。

一方の Robert Night Hawk はもっと気楽にちょちょっと補強しよ、てな感じだったのが「いつしか」深みにハマり、結局 5 日間かけてしまうこととなりました。

でも、やはり Screamin' Jay Hawkins や Sly and the Family Stone、そして Elmore James のような連載は、いまはまだ思いつきません。
あ、ぜんぜん困ってなどおりませんし、リクエストも受け付けてはおりませんので「ほっといて」ちょーだいね。
あたしゃあ、自分なりに(どんなヘンな、あるいは「いかがわしい」ものであれ)動機づけがされたものじゃなきゃやりませんから。

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