Sittin' Here Singing My Blues

Tail Dragger


2005-12-23 FRI.




ついに!あの Tail Dragger のライヴ DVD が入荷して、さっそく Joy Pops から引き取ってまいりました!
いやあ、待ってたぜ〜。

江戸川スリムさまは、Otis と比べちゃうとね〜、なんておっしゃっておられましたが、いやはや、ワタクシ、これにはすっかり嬉しくなっちまいましたよ。
だって VERN & GARLAND'S FRIENDLY LOUNGE のステージで響き渡る M.C. の聞き覚えのあるこの声は?と見ると、おお!Billy Branch じゃあ〜りませんか!そしてその後ろでにこにこしながらベースを弾いておるのは、これもまた青森でのブルース・ライヴに来た Bob Stroger ですよ!おまけにドラムは、ってえと、これも同じく Kenny Smith なのよね〜!(ま、もひとり青森に来てる「大物気取り」がいることはいるんですが、それはこの際おいといて、と)
さらに Tail Dragger が客席を流してって、ファンのおばちゃんに抱きつかれてるのを、鳩が豆鉄砲喰らったよな顔で見てる若者は⋯そ! Sons of the Blues のギタリスト、丸ちゃんじゃないの!
さらに!(ってちょっと「!」マークの使い過ぎみたいだけど)この DVD の日本語ライナーをお書きになっておられるのは誰あろう、我らが江戸川スリムさまではありませんかっ!
もう、こんだけ身近な(って、お近くにまで寄らせていただいた、ってだけですけど)メンツが揃ってるんですから、それだけでも嬉しいのに、この演奏もまた、実にリアル・サイズの Chicago のクラブの雰囲気を良く伝えてくれてて、とっても「いい」のでございます。
おまけに店内の一角では「ちゃんと」踊ってるねーちゃん(もち黒人!)がいるし、白人だっていないワケじゃないけど、マチガイなく黒人のほーが多いんですよ、このライヴ!

なんだかもう、モロ Chicago!っちゅうギターに導かれて始まるこの曲ですが、ルリー・ベルのギターがなかなかチープかつエグい風味を漂わせたトーンで、なんだか「ウデを上げたなあ(なんてエラそうに言える分際じゃあないんですが)」って感じでございますよ。
そのルリーくん、Tail Dragger が次の曲の曲名かキーか、後ろに向かって言うたびに「あぁ?なんつったの?」っちゅう顔で必ず訊き返すのが愛嬌あるっつうかおマヌケっつうか。でも、そのワリにゃおシゴトはきっちりやるんですけどね。
で、彼の使ってるギターですが、一見ストラトっちゅうボディ・シェイプなんですが、ヘッドはキッチリ Fender じゃございません。ちょっと某 Y 社のパシフィカたらいうのにも似ておりますが、でもロゴはちゃう感じ。どことなく Charvell たら言うのにも見えますが、もっと長い名前かもしんない。

あ、かんじんの Tail Dragger のヴォーカルですが、声量がありすぎるのか、やや歪み気味ではございますが、まさにウルフが、自分の後を襲うのはコイツだ!と言っただけのことはあります。
いやあ、青森での夏のブルース・ライヴに Tail Dragger 来ないかなあ⋯ん?入国審査を通らない?

さて、この映像、どうやら派手な CCD 特有の光源がタテに流れる現象を起こしてるとこや、他のカメラが画面に入ったとこなんかを見ると、家庭用の DV カムコーダーを三脚固定一台、ハンドも最低三台は用意して撮影したもののようですが、そのワリに揺れとかが少ないのは、撮り慣れたスタッフだからかもしれません。で、そのうちひとりは Bob Koester のよな⋯
で、この DVD のタイトルともなっておるナンバー My Head Is Bald もモチロン演っておりますよ。でも、それは明日ね。

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