Please Send Me Someone To Love Pheneas Newborn Jr. 2005-12-30 FRI. | 昨日 Antone's の映像について触れたら、さっそく江戸川スリムさまから「もう持っています」と! ううう、さすが!と言うか、内心そーじゃないか、と疑って(?)はおりました。ぶひひ なんたって、「とんでもない」モノがその収蔵庫には眠っておるのではないか、っちゅう江戸川スリムさまですからねえ。なにが出てきても驚かないぞう(←強がり)。 てなことはともかく、まだまだあちこちに、いまだ陽の目を見ていない「隠れたおタカラ」が眠っておるのでしょう。 こないだの Otis Rush のライヴもそうだし、決してアマチュアの「隠し撮り」あるいは「隠し録り」レヴェルなんかじゃない、バリバリのクォリティのソースが雌伏してると思うと、実に楽しみでございます。 特に、各地のフェスティヴァルでの映像、なんてのがケッコー残っていそうな気がするんですが、そこらどーなんでしょうね? 例えば Ann Arbor です。 ま、時代的には VTR というよりは、まだフィルムが記録媒体かもしれず、音声とは「揃わない」可能性もありますが、それでも「動く」映像としてブルースマンを見ることが出来たら⋯ う、そー言えば確か Sam Lay も「とんでも」な映像を持ってるって言ってなかったっけ? なんとかそれも歴史の闇に見失うことなく、浮上さしてほしいなあ。 なんてことを考えつつバックに流しているのは「歌なし」の Please Send Me Someone To Love。 そ、あのジャズ・ピアニスト Pheneas Newborn Jr. による演奏でございます。 もちろん、そこには Percy Mayfield による、あの切々たる歌詞はありません。 が、むしろ、こうして聴いている脳裏にあの歌詞の節々が浮かんでは消え、この不条理にコンランした世界の便宜上の「ひと区切り」に過ぎない 2005年という「名称」の有効期限切れ(?)も迫ってきたいま、胸に迫って来るものがあります。ただ⋯こんなこと言っちゃシツレ〜かもしれんけど、この Pheneas Newborn Jr. って意外とピアノが未完成っぽいな⋯ ヘタ!とまでは言わないけど「粗い」っちゅうか粗雑って部分があるよな気がすんな。変な表現だけどジャズ・ピアニストのクオリティじゃないような⋯ ところで、すご〜い昔、アンディ・ウィリアムズ・ショー(ウィリアム「ス」だっけ?)という番組があって、そこにゲスト出演したチャドとジェレミィ(知らないでしょ?)がホストと一緒に歌った When I was XX(ここちゃんと覚えてないのですが「XX才」のとき、っていうように過去の年齢を入れて歌ってたハズ), It was a very good year... という静かなナンバーがあって、ああ、自分の人生を振り返って、そんなふうに言える時代がある、というのは幸福なことだなあ、と思ったものでしたが(まだワタシも若かったのね〜)、この何年かを振り返ってみると、個人的には楽しいこと、嬉しいことがイッパイありましたが、一方では、相変わらず戦火はやまず、テロは拡大し、ロクでもない政府が選択され、安全はコストの前に「ないがしろ」にされ、子供がひとりで学校から帰ってくることもできない社会になっていく⋯ 将来、この 2005 年を回想するとき、どんなコトバが使われることになるのでしょうか? ま、どしたって It was a very good year とは歌えそうもないでしょね。 せいぜいが better than now かな⋯ 今日は三升屋さんの 2005 年最後の営業日でしたから、夕食はアジアン・ミックスと水餃子。 来年もよろしく、とご挨拶もしてまいりました。来年 1/4 まではお休みとのことでございます。 これがお蕎麦屋さんとなりますと、やはり「年越し蕎麦」ってものがありますから大晦日までの(なかには深夜営業をするところもあるようですが)営業となるようです。 ワタクシも大晦日には必ず黒石「ひさお庵」で蕎麦をシメます。 やはり一年の「〆」はここでしょう。 ところで三升屋の帰り、洋風大福の宮野の前を通りかかったら、なんともう「さくら大福」が出ているじゃあないの! この雪深い(なんちて、新潟県の山沿いのとこにおられる方からはハナで嗤われちゃいそうですが)弘前ならではの、春の訪れを切望するキモチが、このような早い「さくら」の出現となったのでしょうか。 ついつい共感を覚えて(ウソつけ!っちゅうツッコミが聞こえるようだ⋯)買ってしまったのは皆様の予想通り。 まっこと「迎春」なんてハガキに書くよりもダイレクトに「ああ、春を迎えるのだなあ」っちゅう実感がヒシヒシと⋯誰だ、そこで吹き出してるのはっ! あ、ハナシは変わりますが、そー言えばワタクシ、年賀状っつうもんを出しません。 それでも毎年、律儀に送ってくださる方もいて、おおいに恐縮(ウソばっかり)なのでございますが、なかにゃあアンタ誰?っちゅう、おそらく選挙目当ての政治屋さんかららしきものもあります。 なんでかなあ、コイツとはなにも接点ないんだけど。 また来るようだったら、今度は五寸釘で庭木に打ちつけといたろか。ん?それじゃあ、木が可哀想ですねえ。じゃ風呂釜の焚きつけに、っていまどきそんな風呂釜は無いんでした。がははは |
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No.1348