What'd I Say

Hound Dog Taylor


06-01-01 SUN.




え~みなさま、あけましておめでとうございます。

新春第一弾はやはりこのひと Hound Dog Taylor ⋯ってとこまでは良かったんですが、実は彼のめぼしいとこはもー殆ど採り上げ済みでして、どうしようかな?と思ったあげく選んだのはこれ。
みなさまもご存知のよに Ray Charles の思い出の曲(なんたってシングルの裏表で一曲っつう、当時は初めて出会うタイプの長~い曲だったよーに記憶しております。なんせ、こいつが世に出たのは 1959 年のことでございますからねえ。おそらく、ここを読んでいただいておる方の中でも、「えっ?1959 年?オレまだ生まれてないよ!」なんてかたがおられるんじゃないでしょか。え?ワタシはその時、何歳だったのか、って?尋かないでちょ~だい!)でございますが、この Hound Dog Taylor の What'd I Say が収録された Genuine Houserocking Music というアルバムのナンバーは 1971 年 6 月の Hound Dog Taylor and the HouseRockers、あるいは 1973 年 9 月の Natural Boogie でのセッションで録音されたものらしいのですが、個別の曲がどちらのデートに属するのか、はライナーにも、またそれと同内容が記載されている Alligator のサイトでも(同内容なんだから当たり前だけど)一切の記述がなく、まったく判りません。
ま、それが判ったからって、どう、っちゅうことはないのではございますが。

しかしまあ、相変わらず Ted Harvey センセのズンドコ・ドラムにはシビレますねえ!カッコいい!(とはフツーのひとは思わないようですが)
ブレークの間もズっと入ってるキックがハート・ビートみたいでなかなかいいざます。

Hound Dog Taylor のヴォーカルは、っつうと、ん~「ちょっと」ヨワいかも。そこら、選から洩れた(のかどうかは確かじゃありませんが。すんません憶測で~す)のもむべなるかな、でございましょ。
モチロン悪くはないのですが、やはり Natural Boogie あたりの「破壊的」なまでの「おゲンキさ」と比べるとやや凹んでるかな?
あ、もっと判り易く言うと、聴いてるひとたちを文字通り「踊らせる」パワーとしてやや低い、と。
なんてこと言っても、それでもさすが Hound Dog Taylor、そこらの辛気臭いブルースマンの気取ったヴォーカルなんぞよりはよっぽどパワフルではあるのですが。

あの barrel house bh-04 Chicago Boogie で聴くことが出来る Little Walter と Othum Brown の I Just Keep Loving Her の、あの Maxwell Street の雑踏に負けないイキの良さ、みたいなのがワタシの中での Chicago Blues の原風景なのですが、そのパワフルなエネルギーという位相でそれを正しく(かどうかは異論もあるでしょが)受け継いでいるのが、この Hound Dog Taylor and the HouseRockers だと思うんですよね。
ま、これ以上なんだかんだ言うと、また某教団の従順な狂信者どもをシゲキしそうだからヤメときますが。(って言ってるも同然か?がはははは)

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