Chord Progression

8 or 16 bars


06-01-07 SAT.




今日、まったくちゃうものを探していたら、だいぶ前に作った Same Old Blues の「コード進行」シートが出てきました。
お~っ、懐かしい!

こんな変則コード進行(なんてアマいことをぬかしてるのは、ふだんスリー・コードばっかしで、殆どなにも考えてない、ま、せいぜい「二つ目アガる?」てな程度にしかアタマを使ってないワシらブルース・キッズだからですかいのう?ま、キッズっちゅうても、いいおっさんばっかしなんですが、なにせブルース業界じゃ 40・50 はハナタレ小僧、言いますから⋯)はコピーして配らないと、誰も覚えられん、てなもんでして。

おそらく、ひとによって多少、程度の差はあるでしょが、この手の 8 小節あるいは16小節系(譜面でも版元によって両方存在するようで。調べてみたら、キーボード系の譜面に 16 ってのがあるようです。ようするにブルースが、A-A'-Bって構成だとすると、A-Bってスタイル。そのかわり?サビが入ることが多いみたい)って、スリー・コードばっかしだった日常(ってそんな「ブルース漬け」のひとはあまり多くはないでしょが)からすると、まるで別世界で、んまあ、なんてステキなんざましょ(?)てな「広がりのある」音世界が待ちうけてて、けっこー面白いんですよね。

いわゆる Ain't No Business 系、てな呼び方もされてますが、ワタクシの場合では、最初が Luther Allison の Please Send Me Someone To Love でございました。
この系統は、その細部ではもちろん異なっておりますが、他に Person To Person、Guilty、Night Life、Same Old Blues、そして Georgia On My Mind だってやはり亜種でございましょ。
どれもたいていはサビを持っている場合が多いのですが、この Same Old Blues みたく、「無い」のもございます。
ま、全体の曲調からすっと、サビが「ある」方が自然かも?なんて気はいたしておりますが。

そして面白いのは最初の A 部分をどう持っていくか、でかなり感じが変わります。
I - I7th - IV - Idim 展開と行く Please Send Me Someone To Love や Person To Person、Night Life のグループ(?)と
I - III - IV あるいは VIm と展開していく Same Old Blues や Ain't Nobody's Business、そしてGeorgia On My Mind 組(?)ではずいぶんと受ける印象が違いますよね。
やはりここでいきなり(?)3 度に上がるってのがとても効果的なようです。

ただ、そのどっちとも少し違うのが Guilty で、最初は Night Life みたいに
I - I7th - IV と進むのですが、次を IVm っちゅう「小ワザ」が効いてきます。
しかもその直後もフツーなら I - VI(あるいは VIm )- II - Vと行く例が多いのですが、Guilty では I - VI のあと、#V - V っちゅう特徴的な落ち方が活きています。

やはりこうゆうナンバーは、いきなりセッションでやろうとしても、細部がちょっと違うだけでめっちゃ音が濁りますから、さすがにこんなコード進行シートが必要なんですね。
あと、これは向島の寿家で、りっきーさんと一緒に弾いてて判明したんですが、Georgia On My Mindなんて、ずいぶん違うコード進行が併立してるみたいです。
あの「杉様」のスタンブルが演奏する Georgia On My Mind も、ワタシとはかなりちゃうコード進行で演奏しておられましたし。
そこら、解釈のしかたですから、「正解」なんてのは無いでしょう。

ジャズ系ではさらに細分化したコード・プログレッションで演奏してる例もあるし、そんなの、やろうと思えばいくらだってコードを注ぎ込めますから。

いい例があの「想い出のサン・フランシスコ」ですねえ。
I - Left - My - Heart の一音につきコードがいっこっつ変わるし、Shine なんてロング・トーンでは音いっこに、なんと 4 つのコードが次々と出てくる!っちゅうアレンジを山野楽器で買った「譜面」から学んだものでございます。感心はしたけど、ぜ~んぜん感動できなかったなあ⋯なんて、そんなことはど〜だっていいんですが。
どうも、そこらにクルいだすと「ブルース」からは「ダツラク(某氏は「卒業と言ってほしいなあ」などとぬかしておりましたが、ブルースは卒業できるよなもんじゃないのじゃ!)」してゆくようでございますよ。

新年早々、友人のそのまた知人の家族に不幸があって、その影響で本日の予定がかなりクルってしまいました。
結果として不祝儀向きのタイなんぞ探すハメになり(あ、ワタシがするんじゃなく、友人に貸すの)、上のハナシにつながるんですが、おかげでブルースを聴いてるヒマがなくなっちゃいましたよ。
じゃ、ってんで無理矢理ながら、強引にブルースに持ってったよなネタでございました。

「日本の風」のタクロンが、なにやら自分たちの音源が某サイトで聴ける!のを発見したようでございます。
どれ、とチェックしてみたら、やはり、かなり短い抜粋で、本来が某イヴェントの出場バンドの紹介ですから仕方がないのではございますが、う~ん、「いいとこ」がこれじゃあ聴けないなあ、っつーことでまことに勝手ながら(?)、彼のサイトにフル・レングスでアップしちゃいました。
どうやらご本人はまだ気付いてないようですが、これで彼のギター・ソロもぜ~んぶ聴けるっつーものでございます。

彼としては、ホントは自分たちのライヴ映像をアップしたいらしいのですが、こと「映像」となると(表示画面をかなり小さくしない限り)桁はずれにメチャクチャ膨大なサイズになっちゃいますから、そこら自分の 60MBしか容量がないサイトに収容しちゃうと、スグ限界になっちゃいますから、どっかそんな「映像アルバム」みたいなの貸してくれるとこ見つけないと不可能きゃも。

画像だとある(でも、外部リンク不可、ってのが多いのよねー)けど、映像となるとな~。
ハナからアタシにゃあカンケーない、と思ってましたから調べてもいないんですが、WMP とか Real、さらに Quicktime なんてえのがあるよーで、そこら、どれを選ぶか?なんてのも考えなきゃいけないでしょし、あ、その前にヴィデオなんかから、映像ファイルにするツールなんてあるのかなあ?
そのヘンはまったく未知のゾーンでございます。

ま、動く映像があればそりゃいいには決まってますが、それにこだわらず、演奏中の画像がスライド・ショーで変わってく、っちゅー程度で良いんなら、いまスグにでも出来るんだけどな。

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