I Don't Know

Oddie Payne


06-01-18 WED.




これまでにも、誰のであっても I Don't Know を採り上げるたびに(はちとオーヴァーだけど)、言及しておりましたので、ここをいつも読んでくださっているみなさまはとっくに記憶に焼きついておるかもしれませんが、1977 年の Eddie Taylor 来日の際にドラマーとして来ておった Oddie Payne が、自分の「持ち歌(?)」として用意してきたらしい「目立ち」ナンバーでございます。

弘前でのライヴでもモチロンやっておりますが、その時の録音は、国内でも限られた方々にしか行き渡っておりませんので、それを云々してもなあ⋯と思っておったのですが、ワタクシ、うっかりしておりました。
そう!BSR 誌の来日ブルースマン特集号でフロクで付いてきてた CD に「それ」が含まれておることを(ただし、Eddie Taylor のライヴに収録されたものと違って、途中でミゴトにフェード・アウトしてっちゃうんですけどね)。
それでも、これだったら「買った」方もヒョっとすると、そっちの Eddie Taylor よりも多かったりして?
つーワケで、これを聴いたことがある方はケッコーおられるんじゃないでしょか?
さらに、この時に実際、各ライヴで目の当たりにした方もかなりおられるハズですから、この曲に関しては Oddie Payne のがいっちゃん印象に残ってる、なんてえひとがかなりいるんじゃないかなあ。

弘前でのヴァージョンではもっとリラックスしてたよな気がいたしますが、それは会場の狭さが、「良かった」んじゃないでしょか。
そしてこの日の Oddie Payne は面白かったですよ。
途中でドラム・スツールの脚の一本が台からズレて出ちゃったもんで、トツゼン後ろにひっくり返って「消える」っちゅーパフォーマンス(?)まで披露してくれましたから。
てなことをついつい思い出してしまう、懐かしいサウンドでございます。

まあ、それにしても、あんな狭いとこで、まさに「目の前で」見たホンモノのブルースは、実に素晴らしかったなあ。
そりゃ、大きなフェスティヴァルってのも「お祭り」みたいで楽しいでしょうが、この時の Eddie Taylor や、昨年の浪岡&青森の Billy Branch みたく、小さな会場でじっくり楽しむ、ってのが「どっちかってえと」ブルースにゃ向いているよな気がいたします。

ところで蕎麦そのものの好みではちょっとワタクシとは違ってるもので、あまり一緒に「そば屋巡り」などはしない知人から、店名だけは徐々に浸透してってるらしい某そば屋のことグチられましたよ。
味そのものは「まあ普通」だったんだけど、その値段が「とんでも」過ぎるけど、あそこってど〜なってんの?ってヤツね。
あ〜、あそこですか⋯ワタシも一度だけ行ってみたけどダメダメでしたねえ。ゆったら「やっぱり!」ですと。
まあね、店の雰囲気やら能書きばっかリッパでも、食べて「まあまあかな?」って程度であの値段はないよね。

新規開店で内装やら什器にもカネかかってるのかもしんないけど、そんなの店の都合でしかないですから。
そりゃなんでもかんでも「値段に見合う」だけがスタンダードじゃないけどさあ。それにも限度ってもんがあって、味が同じレヴェルだったら、内装ちょっと凝りました代(?)の上乗せって百円くらいじゃん?
それが「他店 500 円」が「その店 800 円」じゃさすがにねえ、客だってそんだけ期待しちゃいますから!なのに「たいして変わらん」、しかもなんかお高くとまってる感じさせちゃったら「次は無い」になってくワケ。
もっとも、味なんてよ〜判らんけど変なステイタス意識に汚染されてるオッサンとかは「いい店だ」言いそうだけどね。

結局さあ、値段ってのが味をよくするための方向で「そうなっちゃった」ってんならともかく、綺麗な凝った内装だったらこのくらいの値段が釣り合う、てな感覚で、客単価を上げるためには内装にカネかけなきゃ、なんてことから価格も決まってるケースあるからな⋯
いますよ「らしい内装にすればネダンちょい高くても客はつく!」なんて思い上がってる傲慢な店主。

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