Honey Hush

Albert Collins


06-01-23 MON.




この曲は昨年の 10 月にも Talkin' Woman のタイトルでライヴ・ヴァージョンのほーを採り上げておりますが、この日記では本来の(ってのもヘンな表現ですが)Ice Pickin' に収録されとる、この Honey Hush はまだ扱っておりません。
ま、なんでか、っちゅと、HP のコンテンツのひとつである Favorite Songs のほーでもう採り上げておるから、ってことなんですが、でも、これまでの曲リストをよっく見ればお判りのよに、あそこにリスト・アップされてるナンバーでもけっこー日記に登場してるのが実はあるんですよ。

そりゃもう「お気に入り」に挙げておるくらいですから、かなりしょっちゅう聴くワケです。
そーすっと、またなんか言いたくなる、ってワケなんですねえ。
今日も今日とて、いつものように聴いておったのですが、どれ、タマにはヘッドフォンで聴いてみようかな、なんてムラ気を起こして、バリバリに音量も上げて聴いておりましたら、およよ、やはりドイツ BRAUN 社の Loud Speaker からでは気付かなかったディテールに気付いて、けっこー面白かったですねえ。

なんたって、この曲、Aron Burton(そ!Johnny. B. Gayden ではないのよねん。Johnny. B. Gayden のベースもいいですが、この曲でのAron Burton のベースも好きだな〜)のステディかつ重量感に溢れながらもなかなかにノリのいいベースと、ま、シンプルっちゅーか、タマにプリミティヴなんて言いたくもなるよな Casey Jones のドラムがグイグイと引っ張ってってくれるんですが、これまではそのボトムと Collins ちゃんのフロントに紛れてあまり目立たなかった、おそらく Fender Rhodes と思われる Alan Batts のキーボードと、Larry Burton のサイド・ギターが Collins のテンションとは「明らかに」遊離しちゃってて、ずいぶん「シケてる」ってことが判っちゃいました。

特にこの Rhodes はヒドいなあ。
そのキーアクションによるものでしょか、この曲に求められる「正しい」タイミングに「必ず」遅れて音が出ておるじゃないの。
そして Larry Burton。与えられた役割を淡々とこなしてるだけ、っちゅう感じで、この曲を「魅力的にする方向」にはこれっぽっちも貢献してませんね。

ま、そんなのを忘れさしてくれるくらい、Albert Collins がハイ・テンションでトバしてくれてますから、さほど気になることもなく、だからこそ、これまでは見逃していたワケですが、う~ん、タマにヘッドフォンで「キビしく」聴くと、そのへんの手抜き(か?)加減も見えてきてしまうのね〜。
やはり、こんな Fender Rhodes なんて「かったるい」音はヤメて、せめてハモンド B-3 にしていただいて、もっとシャキっと和音をたたっ込んでほしいとこでございますよ。
サイド・ギターについてゆうと、こんなスライディング・アップじゃなく、軽くフェイザーなんぞかけつつの半ミュートのクイック・ストロークでなきゃ。
・・・なんてのは自分でやるときのハナシで、いま、こんなこと言ってもムダですよね。なはははは

それでも、そんなシラケ気味のキーボード&サイド・ギターにもかかわらず(?)こんだけ「ハイ」なんですから、さすが Albert Collins、ホントにキモチがいいざます。
特にギター・ソロでのロング・トーンがフィード・バックになってくとこ!
アレがやりたくて Fender ST Champ(いわゆる「ちびストラト」。アンプを内蔵し、ピック・ガード下にスピーカーが入ってて、セレクター Sw. を「ディストーション」にすると、キーが A だと、 3 弦 7 フレットをチョーキングで 1 度上げると、きれいにフィード・バックが「始まる」、っちゅー、まさにこの曲のためにあるよなギター)を買ったよなもんですからねん。

たしか、この曲は、前述の Talkin' Woman 以外にもひとつヴァージョンがありますよね。
もっとタルいヤツ。
やはり、ここはなんとしてでも、この Ice Pickin' に収録の「これ」でなくてはなりません(?)。
少なくとも Collins フリークならば、このアルバムを「持っていない」なんてえことはちと考えられませんから、ワタクシの言う意味が多少は理解していただけるのではないでしょうか。な〜んてヒトの好みはサマザマですから逆襲されたりして!

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