Front Burner

Clarence "Gatemouth" Brown


06-03-03 FRI.




昨日の Kenny Neal は Fender Telecaster のブロンズ・ホワイトにメイプル・ネック、ってのがお好きなようですが、同じ Telecaster でも Albert Collins が弾くとナゼあのように凶々しくなるんでしょね?
ん?それはコリンズがハムバッキングだからだあ?あのねえ、ワタシ、そゆことを言ってるんじゃないのよ。
ハムバッキングであるとか、アンプがチューブであるとか、それって「ハード」のモンダイでしょ?じゃなくて、そいつとギターの関係性っつうか、そうゆうパーソナリチ〜のモンダイなワケよ。
たとえコリンズが使ってたギターそのものと、同じくアンプだってちゃんと現物を揃えて弾いても、ふだんの「ああたの」音よりは「コリンズ寄り」になる可能性はあっても、コリンズにゃあなれないわよねー。

同じよに、独特のギター扱い(?)を見せてくれる Johnny "Guitar" Watson も、あの突き放すよな弦離れが、まさにブルースにおける「パンク」だ!とワタシなんかは考えておるのですが、そこら、やはり「ギターだけ」じゃないマルチ・プレーヤーならではの割り切りから来てるのかもしれません。
そこ行くと、先日の Michael Burks あたりが対照的と言うか、ギターに「べったり」で、だから出てくる音も、なんだか「空隙恐怖症(?)」ででもあるかのように弾きまくってますよね。
もっともそれは「先行モデル」としての Dion Payton のテイクがあったから、というのも影響してるんでしょうが。

てなことはともかく、こうして見てくると、テキサス三馬鹿⋯うっぷす、三羽鴉なんて言われそうなこの Albert Collins と Johnny "Guitar" Watson、そして Gatemouth と「かなりの」個性派であって、なんだかその「音楽」に対する姿勢までかなり違うって感じですよね。
ま、なかでもそのご面相が、じゃなく、「ネが悪党」のナンバー・ワンったらやはりこの Gatemouth じゃないでしょか?
ナマのステージを二回、そして DVD でも、あ、それに Lightning in the Bottle や Freddie King のバックで弾いてるのも観たなあ。⋯それで感じたのは、も〜、ヤになるくらい「余裕」だ!ってこと。

よく「顔でギターを弾く」ってえ表現がありますよね?そこ行くと Gatemouth はその「真反対」っつー感じでしょか。
顔だけ見てると、そんなスゴいことやってるよーには見えないんですねえ。
そんなとこからも「なんだアイツ!」なんて思われちゃうのかも。

この Front Burner、アルバム AMERICAN MUSIC TEXAS STYLE : Verve POCP 7400 に収録された「もっとジャズっぽい」のに比べるとまだ彼のギターが表面に出てる時間が長いかな?
なんたって曲によっちゃあ、ジャズのビッグ・バンドそのまんまてなブラス・セクションの活躍ばかりが目立つ、なんてのが多いですから。
そのせいか、ブルース至上主義者(?)には、あましヒョーバン良くないみたいですねえ、このアルバム。

今日も陽が射して、路面は乾いています。
ちょっと街はずれ(?)まで行かなきゃいけないんですが、これだったらクルマじゃなく ROCK 4400 だなっ!と出走いたしました。
したらまあ、さすがに奥羽本線の向こうっかわは、陽の当たらない裏通りなど、いまだに残雪に轍、てな状態ですよ。
でもね、そゆとこはその轍のどっちか一本を抜けて行けるからいいんですが、困るのは、早く雪を消しちゃおう、ってんで付近の住民が「雪が消えて陽射しでいい具合に暖まってる路面」いっぱいに自宅前の雪を崩してバラ撒いてるとこなんですよ。

さすがにそゆとこではステアも効かず、足付き減点!
セクションをクリア出来ませんでした(って、トライアルじゃねえ、っつうの)。
でも、そんなのがあるから遊び半分で楽しみながら行けるワケで、やはり、どうせだったら、ただ行って帰ってくるだけ、っちゅうクルマよりカラダも使うし(クルマとはまた別な)アタマも使うので面白いんですよ。
でも午後 3時を過ぎたあたりで陽が翳り、やたら風も強くなって小雪も舞って来ました。しかたない⋯今日はこのくらいにしといたる(?)。

戻って来たら、指先やら耳やらツマ先っちゅう先端がピキピキに冷えてて「痛み」さえ感じるほどでしたが、でもカラダは充分ぽかぽかで、やはり真冬とはお〜違い!ですねえ。

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