Voice of the Blues

Tampa Red


06-03-10 FRI.




このところの「のどかな」天候で、なんだかアタマのネジも多少ユルんできておるのか、こんな「ほんわか(?)」なブルースが実に合いますなあ。

イントロの音なんて、これをキビシくすれば(?)Robert Night Hawk だよねー、っちゅう感じなんですが、ここらの「丸さ」みたいなんが、まさに Tampa Red なのでございましょか。
なんと、今から遡ること実に 77 年も前(!)1929 年 1 月22日、Chicago での Vocalion 録音でございます。
バックの控えめな(って言うのはちと語弊があるかも。つうのは、このころは単純にマイクからの距離を「按配」することで「ミキシング」してましたから、あまりよく聞こえないからって、「控えめ」に演奏してた、ってことにはならないからなのでございます。ま、ここで聞こえる範囲では、たしかに「派手な」伴奏っつうのではなさそうですが)ピアノは Georgia Tom。
そのピアニストはこのおよそ三年後には「信仰の道」に入り、ブルースからは「足を洗って」しまうのですから面白いですよねえ。

さて、この録音ですが、「あの」なにかってえと登場してヒョーバンを落としてる(?)ウワサの「カズー」が入っておらず、また「軽い」と評されることの多い彼のナンバーの中でも、けっこー重心の低い「落ち着いた」作品となっておるように思います。
それでもやはり黙ってはおれなかったのか(?)カズーこそ吹きませんが、途中、ギター・ソロにかぶせて妙なスキャットとも、楽器の音を真似た、ともとれる「ぽぽぽぽ〜!」っちゅう声を乗せることを忘れてはおりません。

え?それが Voice of the Blues だ、って?ぶははは!

フと気付いたら、もうだいぶ雪も消えて来たというのに、Cannondale R700、つまり細いタイヤのレーサーではまだ一度も走っておりません。
ま、例年、春先は、自転車が走る道路の左端には雪の中から出てきたゴミやらガラスのカケラ、ワケわからん金属片などが散乱してて、そうゆうのが「ナゼか」無くなる四月中頃(たぶん「さくらまつり」で観光客が来るから道路清掃車を出してるんだと思う⋯)になるまでは、レーサーだと路面のゴミをスルドくチェックしながらじゃないとパンクのキケンがいっぱいなんですよ。
それでもタマにはレーサーの快走感覚も味わいたいとこですが、もうちょっとの我慢でしょうか。

市内のクラブでも、もうトレーニングを始めている頃ですが、ワタクシは別に競技志向ではなく、好きなペースで、満足できる距離を走れればいい、ってタイプですから、この時期は ROCK 4400 で気軽に走っておきましょ。
この 1.90 とかってブっ太いスリック・タイヤからミシュラン・スリックの Cannondale R700 に変わったときの「あの軽さ」がよけいに感動的なものですから。

ところでその ROCK4400 で外出しておったところ、ネットで検索していて発見した弘大サイクリング部 OBの bbsでお目にかかった「鉄の Scapin」という方(だと思う⋯)と、市内で遭遇いたしました。

こちらは弘前に北から入る旧国道 7 号線を南下しておったのですが、そこに左(つまり東)から交差する国道 102 号線で信号待ちをしている MTB に気がつき、ずいぶん重装備だなあ⋯と思いつつぐんぐん接近すると(ってこっちは信号が青なんで、急いで渡ってったせいもあるんですが)、あっ!このひとは!って、そう、完全にあの bbs で見たのとおんなじ人らしいんですよ。
ちゃんとヘルメットも装着してる!

お〜!なんだかネットで見てたひとに実際に街で遭うっての、なかなか面白いですねえ。
こっちは相手を存じ上げておりますが、向こうにしたら、なんだぁ?ひとの顔じろじろ見ていきやがって!くらい思ってたかもしれません。

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