Traveling Lemon Hearts

with TOMEGOROH


06-03-11 SAT.






以前から時々ブルース・セッションに来てくれていた秋田県能代市の斉藤さんが、自らのバンド Traveling Lemon Heartsで登場です( photo by TOMEGOROH )。
ちょうど折り良く弘前に来ていた「とめごろおさん」と一緒に出かけます。

ステージは最初が斉藤さんひとりでの弾き語りで、アコースティックな作りとなっておりました。
続いてはバンドでのステージですが、ちょっとベース音が籠ってて音程がとれない感じでしたが、もしかするとワタシのいた席がパラフォーカス・ポイントだったのかもしれませんね。なんかハコ全体に共振してるみたいで。
それでも、この Traveling Lemon Hearts、さすがにバンドとしての「練り上げ」がきちんとしてて、しっかりと組み立てられています。

最後にちょっとだけセッションを、ということでワタクシ、とめごろおさん、板どん、の三人がフロントでやらせていただきました。
ここんとこ久しぶりだったもので、喉に来てしまい、(その前のビールがいかん!っちゅうウワサも)ちょっと早めに切り上げましたが、でも、久々の三人が揃って楽しく演奏することができたのでございますよ。
Traveling Lemon Heartsのベースとドラムの方、ありがとうございました。

と言っても、その前に、ワタクシととめごろおさんが揃えば、そりゃもう「当然!」の蕎麦!
しかも、本日は「ぷ」さんが青森「かく田」のカレーうどんが食べたい!とのことだったんで、昼はそっちで「とろろ蕎麦」をいただいております。
ふつーだったら、え〜っ二食続けて蕎麦ぁ?なんてブーたれるとこなんでしょうが、なんたって不肖ワタクシ、蕎麦を三日喰わないと死ぬ、なんてウワサされとる「蕎麦中毒(?)」でございますから、たかが二食くらい⋯なんだったら三日間、蕎麦だけでもいっこうに構わんぜ!てなもんでございます。



で、「かく田」のカレーうどん、前回「ぷ」さんと一緒に訪れた際に、隣のテーブルで知らないおじさんが「汗だらだら」でフーフー言いながらカレーうどんを食べておったのが印象に残り、今回オーダーしてみたものですが、ケツロンから申せば、「ちゃんとしたお蕎麦屋さんのカレーうどんではあるが、どっち、と言われれば田澤食堂に軍配を上げる」、だそうでございます。
ワタクシも横からちょっとばかし盗んでみましたが、ふむ、もちろんマズくなんかはないのですが、「愛嬌」に欠ける、って感じでしょか?
ま、カレーうどんっつ〜ものにそもそも「愛嬌」なんぞいったい必要なのか?なんてコトにはこの際、目をつぶっていただいて、単刀直入に言えば、まあ、そんなあたりでしょうか。
かく田のカレーうどん、よく吟味されたスパイスが効いていて、なかなか「大人の味」って感じではあるのですが、「ふむ」なんて唸らせちゃうとこが、逆に「重い」のかも。
なんていうと、なんじゃそりゃ?と思われるでしょうが、そこら、ワタクシの好きなラーメンと一緒で、ちょっとタマシイ入れ過ぎ(?)ってのが「もたれる」、と。

で、なんども言うようですが、決してマズい、とゆうことではございません。
むしろ、各店のカレーうどんを全制覇して「カレーうどん」マップを作るのだ!てな「マニア」には、手応えがあってよろしいのではないでしょうか。
ラーメンもそうなんですが、「さて、どんなラーメンを喰わせてくれるのかな?」なんてスタンスじゃなく、「ともかく、なんとなくラーメンが喰いたい。必要にして充分なラーメンが」てなときにやはり田澤食堂の、あるいは一番食堂やいこい食堂の「町の食堂のラーメン」が満たしてくれるもの、それと同じ位相でカレーうどんも考えると、かく田では「カレーうどんを制覇した!」みたいな「実感」はありますが、でも、また気楽に食べたくなるのは田澤食堂の、てな違いですね。

ところで、その「かく田」ではメニューに「おいなりさん」が載っておりましたのでオーダーしてみましたよ!
で、見た目はなかなかにツヤがありますが、ひとくちかぶりついてびっくり!
なんと「温かい」のですねえ。
つまりオーダーが来てから飯櫃からご飯を取り出し、合せ酢を切って油揚に包み込む、っちゅう工程を行っているものと思われます。
やや薄味で、(ま、温かいせいもあるのでしょうが)ちょと印象は「弱い」かな?

そして次は「とめごろおさん」と夕食を黒石の「ひさお庵」です。
う〜ん、やっぱり旨いっ!
蕎麦自体も、ツユも、接客も、店内の様子も、そっから眺められる庭の景色も申し分ない!
二人ともたいへん満足して弘前に戻り(その途中「ほら、ここが沖野の餅屋!」と案内したのは申すまでもございません)、二台の PC でゴソゴソ、ここでログインして、ここクリックして、なんてことをやってからライヴへ、という流れだったのです。

なまじ、昼に一般的な(?)そば屋の味を楽しんでおっただけに、ひさお庵の秀逸さ(あ、これはあくまでもワタクシの趣味に合致しておる、とゆうことであって「普遍的な蕎麦ランキングの頂点である!」などと言ってるんじゃありませんからね)がさらに引き立っておりました。
弘前市内ではタテモノだけはリッパな某店が人気一位らしいですが、みなさまそれぞれの基準をお持ちでしょうからご自由にお楽しみくださいませ⋯

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