Please Send Me Someone To Love

Freddie King


06-03-17 FRI.




どうしてもこの曲自体が好きなもので、ここに登場する回数も多いワケでして、オリジナルの Percy Mayfield はもとより、ジャズ畑のフィニアス・ニューボーン・ジュニア、そして前回は Johnny "Guitar" Watson まで登場しておりますが、他にも HP のコンテンツのひとつである Favorite Songs では Luther Allison のも収録されてますから、かなりの「こだわりぶり」だっつうのが判るんじゃないでしょか。

最近はあまり演らなくなりましたが(というのも、このところ、似たよなナンバーで Willie Nelson の Night Life を採り上げることが多いせいで、どしてもカブっちゃう、この Please Send Me Someone To Love は出番が減っちゃうんですねえ)やはり自分でも歌う曲、ってのはそれなりに「思い入れ」があって、「塔」なんぞで CD を繰ってても収録曲にこいつが含まれてると、つい手が止まっちゃいますね。
ただ、そんなにこだわってる(?)割には、これまで、これぞ Please Send Me Someone To Love の「決定版!」っちゅうのには出くわしてないんですよ。

たとえば Percy Mayfield のにしたって、完成度は高いんですが、どうもそこらが逆に「コンシューマーズ・ミュージック」てな匂いがして、いまひとつのめり込めないんですねえ。
かと言って Luther Allison のじゃ「粗すぎる」⋯
てなワケでこの Freddie King のヴァージョンも、ダメとかそうゆうんじゃないんですが、なんだかワタシの「求める」Please Send Me Someone To Love ではない!

⋯なんて、そりゃワタクシの「わがまま」っつうもので、そんなことで勝手に評価を左右されちゃったら彼らもたまりませんよねえ。
この Freddie King、例によって、ミョーに歌がウマくて、ま、そこらがワタクシには逆に「喰い足りない」とこではあるのですが、それはもちろん彼の「短所」でなどあるハズはなく、それどころか、こんだけ歌えたらどんなにいいだろう、なんて本気で思うのではありますが、なんだか、どうしてもこの曲に関しては、「違う解」があるような気がしてしょうがありません。

ある意味、没入していない、いえいえ、没入してるフリをしてないぶん、案外 Johnny "Guitar" Watson のが今のとこいっちゃん手応えがある、と言えるかもしれません。
もっとも、Please Send Me Someone To Love ってどんな曲?と訊かれて、手元にそれと、この Freddie King のがあったら、たぶんこっちのほーが曲の「全体像(?)」みたいのは伝わると思いますが⋯

ひところ、ありとあらゆる Please, Send Me Someone To Love を聴きまくったこともありましたが、なかなか「これだ!」ってのに巡り会えません。
むしろ変な思い入れなんて無く、淡々と、しかし丁寧に歌う、とゆう方向が欲しいのかもしれないな⋯
どうもねえ、歌唱力に自信をお持ちのかたこそセッキョクテキにこの曲を採り上げてるよな気がするんですが、そうゆう「歌いこなしてみせるぜ!」てな意欲的な取り組みが腐敗の原因じゃないのかな⋯

もっとケンキョ(?)に、この歌詞に思いを添わせて静かに歌う姿勢が欲しい⋯
なんかワタクシ、トシとともに、思い入れタップリで歌うのってブルースじゃねえんじゃないか?って気がして来てるんですよ。

演出過剰は逆効果なんじゃないかな⋯

しかしまあ、なんて天気がいいんでしょ!
昨日こそ曇りで、午後には弱い雨になったりはしておりましたが(それでも午前中には市内を走ってましたけど)、今日はまた、霞みがちな春にあっても「あっぱれな」快晴となりました。
デスクワークは午前中で片付け(あ、プレゼンするための Web ページのプロトを作るだけなんですが、決して「早く自転車で走りたいから」と言って雑になどやっておりません。たまたまそー見えることもありますが、それは「気のせい」です。ゼッタイ!)、かなり早めだけど昼食(五目炊き込みご飯を「おにぎり」にしといたもの)も済ませ、さっそくデジカメを持って ROCK 4400 で郊外へ。

市の西郊にある「りんご公園」まで行ってみますが、さすがにりんご園はどこもまだ雪が 40cm くらいは残ってるでしょうか。
それでも、その上に散らばっている剪定された小枝が春の風情⋯と言っても、そう感じるのはこのへんのひとだけかもしれませんね。
道路はすでにアスファルトがカンゼンに露出しているんですが、その左右の園地はまだ雪、という実に「まぶしい」ロケーションの中を走っていると、もはや「暖かい」を通り越して「暑い」くらい(あ、これまた真に受けちゃいけません。わたくし以前にも書きましたが、どーもフツーの方とは体感温度っつうか、どっから「暑い」と感じるか?ってえスレッショールドが 5 度ほどズレとりまして、そこら要注意でございます)で、半袖の T シャツの上に少し厚手の長袖、で、その上にユニクロのフリースだったのですが、汗までかいてきましたんで、フロント全開でございます。
う~ん、間の一枚が多かったなあ⋯

この「暑さ」と、目に入る雪景色が、なんだか「合わない」⋯

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