Okie Dokee Stomp W. C. Clark 06-03-18 SAT. | Okie Dokee Stomp と言えばそりゃもう、あのクソじじ⋯うっぷす!Gatemouth 翁(これ、毎度の「ネタ」化してますから、辞書登録しとこーかな?「くそじ」まで入れて変換すると『クソじじ⋯うっぷす!Gatemouth 翁』ってのが出る、ってのどう?)でございますが、この Texas 州は Austin の W. C. Clark の 2004 年発売の Alligator のアルバム Deep In the Heart のラストに収録されたこれがまたなかなかに楽しいのでございます。 どうもジャケットの画像を信じれば、一見 345 みたいに見えるけど、ツノのコンパクトさ、またそのトップのカーヴの「ありよう」などから、実はこれソリッド・ボディで、けっこーコンパクトなボディのモデルなのではないか?っちゅう疑いが持たれる(って別に悪いことしてそれを匿そうとしてるワケじゃないんで、「疑い」なんて言いがかりもいいとこなんですけど)ギター(たぶん、だけど Ibanez )の、歪ませないナチュラルなトーンで弾いておる様に思われます。 したがってそのトーンもどことなく Gatemouth にも「似た」ところを見つけることは容易でございます。 そしてフレーズにもそれはとーぜん存在いたしますが、それも当たり前でしょね。 少なくともこの曲をやる以上は Gatemouth を避けて通ることは出来ないものですから。 ところで、この曲とはまったくカンケー無いおハナシではあるのですが、このアルバムのライナーを読んでたら、うっとこの Biography にゃまったく記載されてない彼の過去のある事件が載っておりました。 そこら、補足する意味でちょっとだけ⋯ 1997 年の 3 月に、バンドでの演奏旅行に出かけて Milwaukee から帰途についた一行(ツアーの全員ではなかったらしい)の乗ったヴァンがテキサスの州境を越え、もうすぐ家だ、というところで「コントロールを失い」大破してしまいます。 この事故で彼は自分のフィアンセとバンドのドラマーの二人を失ってしまいました。 事故が彼に与えた心と体の損傷から立ち直るために、「ひたすら音楽に集中した」と言いますから、この事件が現在の彼の音楽を熟成させるにあたって、かなり影響を与えている、ということかもしれません。 あ、そうそう、Okie Dokee Stomp でしたね。 W. C. Clark – Deep In The Heart / Alligator Al-4897 01 - Stonger Than You Need To Be 02 - Cold Blooded Lover 03 - You Left The Water Running 04 - I Want To Do Everything For You 05 - Twist Of The Knife 06 - Tip Of My Tongue 07 - Jaded Lady 08 - Ain't Lost Nothing* 09 - Soul Kind Of Loving 10 - My Texas Home 11 - I Don't Know The Meaning Of Pain 12 - If You Think About 13 - Promises * 14 - Okie Dokee Stomp* こんなこと言うのはなんですが、こうして羅列された曲名がやはり(?)ブルースだけじゃなくソウル界隈(?)に近いんじゃないか?って気はしますね⋯ 着実ながらも良くドライヴィングするベースは Larry Fulcher⋯とかつて書いておりましたが、曲名のケツに「 * 」がついている三曲では Kevin Smith のウッド・ベースだったみたい。シンバル・ワークが小気味いいドラムは Barry "Frosty" Smith。「 * 」のついてないナンバーでは Tony Braunagel のドラム。 キーボードは二人がクレジットされてて、「 * 」がついている三曲では Nick Connolly、それ以外の曲では Riley Osborne となってます。そしてバックにはブ厚い the Texas Horns のブラス・アンサンブルが塗り込められております。 リズム・ギターとしても二人が挙げられておるのですが、あましプレゼンスが無いんで書くのやめとこ(おいおい⋯)。 なんだかそのヴォーカルで注目し始めた W. C. Clark でしたが、こーしてみると、なかなかどーして、ギタリストとしてもけっこー面白いですよね。 その彼が使ってるギターですが、Ibanez が多いよな気がしますねえ。 ワタシが検索してみて歩いたとこじゃ Fender を持ってる画像は無かったような⋯? |
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No.1426