BOTTOM of the BLUES

02-09-03
トメゴロウさんの日記を見てたら、やはり、なかなかブルースを一緒に出来る仲間は見つからないようですね。
候補者はいるみたいですけど。

そーだよね、弘前でもリズム・セクションはなかなか居ないんですよ。
ベースなら某ハード・ロック・バンドのめっちゃファンキィなベーシスト、M氏が理想なんだけど、ご本人は(ブルースに関しては)セッションでなら関わってもいい、って程度のようで、なかなか。
で、ドラムとなると、前に一度だけセッションに参加して叩いてくれた、平賀?のドラマーとかってヒトがきっちりタイトでセンスも良く、ウデも2ランクは上なんですが、その後は一度も現れてないんですよ。

ま、そんなゼータク言わないで、そこそこの音で妥協すりゃあ、バンドの形だけは出来るんでしょうが、なまじ自分でもベースとドラムやるもんだから、余計に要求するレヴェルの最低限が上がっちゃうんでしょねえ。
ま、ここで言うレヴェルとは私の考える「ブルースとして必要なレヴェル」であって、ベーシストが一般に考える「ベース演奏のレヴェル」や、ドラマー自身が考える「ドラム演奏のレヴェル」ってのとは、かなり違うんですがね。

だいぶ前の話ですが、ドラマー志望の学生が、たまたま演奏していた別なドラマーの演奏を観て、「カッコいい!」とつぶやいたのを聞いてガク然とした経験があります。
リズムもタイムもグズグズな演奏だったのですが、その子にとっては「表面的な」フィルやロール、ハッタリの効かせ方が「スバラシ」かったようです。
なるほどね〜、そうゆう価値観でやってる世界があるワケね。と、妙に感動(?)してしまいましたっけ。

私は、ドラマー「ウケ」しなくていいから、全体の音楽としてのクォリティをアップさせる演奏の方を認めます。だから、自分でドラムを叩く時もそれがメインになります。
でもね、ホントに凄いドラマーはそれを両立させちゃうんですよ。フロントマンにも「あいつのドラムでやると気持ちいい!」と言われ、ドラマーが観ても「カッコいい!」と言われる、そこまでのレヴェルに達したドラマーも居るハズなんですが、セッションには来てくれませんねえ。
あるイミ、フロントマンたちのセキニンでもあるのでしょうが。
ベースに関しても、根っからのベーシストである松宮氏が「いい音だ!」と言ったヴァイオリン型のベースを聴いて、ああ、ベーシストにとっては、こんな音がいい音だ、ってことなのか!と、驚いた記憶があります。

そう言えば、それとはまたちょっと違うんですが、先日、The Who のベーシストが死んだ時にも、あの轟音系のベースを悼む声が多かったですよね。
私の好みとしては、ともかく「締まった重低音!」。
たぶん標準的な(?)ベーシストのみなさんからは異論がありそ。嫌われちゃうかも?

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