Daddy's Gone

Byther Smith


06-03-24 FRI.




おそらくは B.B. の Thrill Is Gone に端を発し(?) Dion Payton の All Your Affection Is Gone へ、っちゅう流れ(なんちて、こりゃそーとー無理のある論理だよな。合ってるのケツの「〜 Is Gone 」だけだし⋯)ってもんが「あるとすると(やや弱気⋯)」、ここにひとつ「とんでも」な傍流が存在いたします。
Dion Payton の All Your Affection Is Gone ってのが、曲名にそのフォームをとどめ(偶然っちゅう可能性もあるけど)ているにしろ、そのコンストラクションは Thrill Is Gone を遥かに超えた地平まで「疾走」して行ったことによって、まさに 1980 年代以降の「轟音系」とも言えるニュー・エイジ・ブルース(?)を代表する名曲(??)として、いまやシカゴのクラブ・シーンを飾るマスト・アイテムのひとつとなっている(ことにしておこう!)のに対し、この Byther Smith の Daddy's Gone は、それとは「まったく逆」のアプローチをここでは行っている、と言うことが出来るかもしれません。
たぶんこれ、聴いたことがある方なら判っていただけるでしょうが、この曲、「歌詞こそ」Daddy's Gone と「別な曲」のフリをしておりますが、まあ、なんでしょねえ、どー見ても Thrill Is Gone なんですよ。

それも見事なくらいに。

ワタシなんぞ最初、聴いたときに、あれ?Luther Allison?と一瞬思ったくらい声が似てて、そこでひとつ「およよ」だったとこへ曲の構成、「キモ」の部分が、まんま Thrill Is Gone なんですから、しばし呆然、しかる後に、ある種の「爽やかさ(?)」さえ感じちゃいましたよ。
ここまでやったら、もう大したもんだ、ってなとこでしょか。
これもまたひとつの感動(?)でしょねえ。

さて、ワタクシ、この Byther Smith の「最初の」Money Tree (シングルで出回ったけど、たぶん CD では収録されてないんじゃなかったっけ?Home Fire に収録されているのは新しい録音で、「カキコキ」度(?)がナマ温い!)ですっかりファンになっちまったんですが、どうもそれ以後の作品で、それに匹敵するよなプレゼンスを感じさせてくれるのって無いんですよねー。
そりゃ、どれも「そこそこ」いいんですが、なんつーか、決定打に欠けるっつうか⋯

で、それとは別に、もひとつ彼については気になっていることがありまして、つうのも、たとえば Ariyo の日記にしても、あるいは菊田俊介の日記にしても、その文中には、最近のシカゴのブルースマンの名前がいくつも登場し、その動静がある程度は窺えるのでございますが、どうもこの Byther Smith、滅多にその名前が出てこないんですよ。

活動しているフィールドが違うのか、あるいは「どうもアイツは⋯」てな存在なのか、そこらがちょっと気になっておるのでございますが、ま、ワタクシが、んなこと、ここで心配したってしょうがない、っちゃあその通りなんですが。

いっつも中からの画像ばっかりですから、タマには外から見た CAFE JEEBAを。


う〜ん偏光フィルターがあればなあ。
お向かいに駐まってるクルマが写り込んでて、カンジンの店内が良く見えませんねえ。
せっかくの笑顔がかわいいエリカちゃんも、まるで見えません。
ま、それはおいおいの「お楽しみ」ということで(?)。

さて、今日もけっこう風が強かったですねえ。
みんな「寒い。寒い!」を連発してましたが、自転車で走ってると気持ちいい!
あ、さすがに鼻のアタマと耳の先っちょは痛いくらいでしたけど。
どうやら気温は 6 度くらいだったみたいです。

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