The Game of Love

the Kinsey Report


06-03-28 TUE.




またこのアルバムぅ?なんて言われそうだけど、なんたってねえ、気に入っておるんだから仕方ありませ〜ん。Corner of the Blanket 、Full Moon On Main Street に続く Edge of the City からの三曲目の紹介でございます。

いったん「外に出て」ロックやらレゲエなどの水をかぶってシュギョーしてきた(?)せいか、彼の演奏するブルースは、より広く通用する言語をもって語られている、という感じがあります。
ま、そのぶん、「コンサヴァ」な '70 年代「以前」のシカゴあたりに拘泥する「ファンダメンタリスト」にはウケが悪そうですが、好むと好まざるとに関わらず、「時代は進行していく」ワケでして、昔は良かった!なんて言ったって、そりゃあんたがそう思ってるだけで、当時の黒人たちが今より「しあわせ」だったと思うか?
ま、今だって「しあわせ」とはほど遠いだろうけど、前はもっと⋯

キーは G ですが、イントロだけではフツーのブルースって感じですよね。
でも始まるとスグ判るのですが、G - C - G - C - G/Em - A/D7 - G/C - G/D7 という、ま、おおまかに言えば Ain't No Business や Night Life にも通じるパターンなのでございます。
そして、そんな進行ですから、とーぜんサビがあって、C - Cm - G/D7 - G/G7 - C - Cm - A - D7 ってゆう、そう Guilty にちょっと似た、サブ・ドミナントのマイナー移行パターンになっています。
メンバーはもちろん Donald Kinsey のヴォーカルとギター、サイドには Ron Price、ベースが Kenneth Kinsey、ドラム Ralph Kinsey なのですが、ひとつ「ちゃう」のは、抑制の効いた St. James Bryant のオルガンが背後に流れ続けてる、ってこと。

ケッキョクなんだかんだ言っても、この饒舌なギターが好きになれるかどうか、で決まるでしょね。ワタシはモチロン「快感」を感じるほうでございますが、ひとによっちゃモロ嫌いそう。
ところで、このタイトルの The Game of Love、っての、いわゆる団塊の世代ってあたりで当時英米のポップスに馴染んでた「おやじ」の皆様にとっては、あの Wayne Fontana & the Mindbenders の(全米 No.1 まで獲得した!)大ヒットとして思い出す方もおられるかもしれませんが、とーぜん、タイトルこそ同じですが、まったくの「別な曲」でございます。
さらにこのアルバムには、これまた Lucky Charm っつう、こりゃもう知ってるひとも、そうざらにはいないかも?ってえ「あの」Cliff Richard のヒット曲と同じタイトルの曲が収録されとりますが、言うまでもなく、これも同名異曲ね。

しかし、( the Shadows は知ってる、ってのそこそこいるでしょが)「クリフ・リチャードとザ・シャドウズ」っちゅう「組み合わせ」なんてのを知ってるひとってのはマチガイなく「還暦」間近ってあたりかもね?
え?ワタシ?そりゃもう、え〜、なんだ、そのー⋯

予報では、雨になるかも?
だったんですが、けっこう良く晴れて、しかも気温も上がり、いつもの服装で ROCK 4400 を走らせていると、暑いくらいです。
途中でまた CAFE JEEBA で一服しましたが、もう額が汗で濡れてましたから、怪しまれたかも⋯


ところで、弘前の街って、めったに「一本通った」真っすぐな道ってありません。
↑この道だって一見、真っすぐに見えますけど、道路左側のサイド・ラインを手前にたどると⋯あらら、右に曲がり始めてますよね(画像をクリックすると拡大されます。ついでに、ウチはこの通りから左に入るとこ)。
しかも、この手前、大通りからこの通り(昔、弘前に陸軍が駐屯していたころの将校クラブだった、という偕交社、という建物が突き当たりにあって、いまは保育園になってます。ですからここは「偕交社通り」)に入るとこがまた実に複雑怪奇な交差点になっていて、漢字の「大」って字の横棒が大通り、左下に向かうのがこの通りで、右下に向かうのが駅へ続く道、で、横棒から上に突き出したのが、実はもっと右にズレていてそっちは蕎麦の一閑人や戸田のうちわ餅、またお寺や大学病院って方向です。

そんなクセのある道や交差点ばかりですから、もしかすると、弘前って、道を覚えやすいのかもしれませんね。
碁盤の目みたいなきれいに区画整理されてる街だとかえって迷うかも⋯って、そんなのは私だけ?

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