Talk the blues

02-09-04
時ならぬ「暑さ」も、ようやく去ったのでしょうか、久しぶりに秋らしい涼しさが戻って来ました。これなら明日、横浜から来る客人も「北上」したかいがあった、と感じてくれることでしょう。
着いたその日は、黒石の「わらしべ」でたっぷりヤキトリを楽しんでいただこう、ってえ算段です。
その次の日は、3タイプのプランから本人の気分で選んでいただく、という趣向で、プラン#1が森田一番食堂(ラーメン)→ミニ白神→トウモロコシ街道→岩木山荘のルート、プラン#2では市内観光→黒石おだ食堂(ラーメン)→十和田湖→奥入瀬渓流→焼山→八甲田温泉→城ヶ倉大橋。プラン#3では三内丸山→会心(翁直系の蕎麦屋)→田代平→八甲田温泉→傘松峠→城ヶ倉大橋→伝承工芸館。とまあこんな感じで考えていたのですが、ぬゎあ〜んと、予報では「雨」。

あらら〜、そーなると根底から覆されちゃうなあ。ミニ白神は雨だとヌカルんで足場が悪くなっちゃうんでボクたちシティ・ボーイ(誰がじゃ?)には問題外!奥入瀬も風情があると言えなくもないけど、雨量によるよね。
雨ヒドかったら、露天風呂も考えなきゃいけませんねえ。というワケで、雨の日パターンもケントーしましょう。

トメゴロウさんも来週は夏休みとかで、久しぶりの里帰りの御予定らしいです。
ひょっとしてそのついで?にセッションにも来るかしら?
そういえばMACさんも今月後半に夏休みのようですね。どこ行くのかしら?
やっぱ海外?
あ、MACさんの「一日一枚」予想もつかないのだったなあ。
ツェッペリンは、2枚目のアルバムあたりまでは追いかけてたんだけど、「天国への階段」でしたっけ、あそこからキョリが出来ちゃったのかなあ?
当時は(って今もだけど)「バリバリの」フォーク嫌いで、あのアコースティック・ギターの音がイケませんでした。
最近になって、やっとアコースティックでやるブルースも悪くないな、なんていささか人間の幅も出て来ましたが(ホンマかいな?)、当時はともかくフォーク系のあの安直な(ゴメン!)ストロークが大っ嫌いで、坊主憎けりゃ袈裟まで、とアコースティック・ギター自体を敬遠していた「盛り」の時期です。

そして、そのあたりからブルースへの傾斜を強め、徐々にロック全般に対する関心も薄れていったためもあって、ZEPもフィジカル・グラフィティあたりになると(聴いたことはあるハズなんですが)ほとんど記憶に残っていないんですよ。
なんか、私のように最初っからエレキ・ギター買っちゃって、ロックばっかり聴いてて、しかもフォークには完全に「背を向けて」来たのって、マチガイなく少数派のようです。

だから、私より少し若い年代層が、拓郎や陽水や岡林とかの曲を懐古する話題には、まったくついていけません。同様に、ビートルズにも「背を向けて」来ていますから、同年代の圧倒的多数である、ビートルズ・マニアたちからも「疎外」されるワケです(ま、疎外されてかえって満足してますけど。同調を求められる苦痛に比べたら「平穏」でございます)。
あ、なにも、私が「正しい」などと言ってるのではないのですよ。
フォークもビートルズも「どうしても好きになれない」だけで、それは正・誤の問題じゃないのです。
そこを誤解して、私に「論理的に」いかにそれらの音楽が有意義なものであるか、を説こうとするバカモノどものおかげで、よけい「嫌い」になっているのですよ。
無意味だ、とか、下らない、とか、カスだ、なんて言ってるんじゃ無く、「好きじゃない」ワケ。
好き嫌いはロジックじゃあありません。マディ・ウォーターズ、偉大です。でも私は聴かない。嫌いだから。それを、彼の偉大さを列挙して論破しようとしても無駄なんですね。だって「嫌い」なんですから。「偉大じゃない」なんてヒトコトも言ってないでしょ?
一番イヤなのは、「これの良さが判らないのは、ブルースが判ってない証拠だ」なんてもの言いです。それはアンタのブルース観でしょ。ワタシはアンタじゃないし、アンタみたいになんかゼッタイなりたくないし。

どうかココロある皆様、「これの良さが判らないなんて○○○が判ってない証拠だ」などと言う「強制」で、特に自分より若い人たちを「汚染」しないで欲しいのです。
キャリアが育むものもありますが、キャリアが鈍化させるものも必ずあるのです。
自分の方がブルースを判っているんだ!という「不遜さ」は、ブルースに関する「知識の豊富さ」=「本質を把握している」との「誤解」から来るものでしょう。
と、これを読んで「そうだったのか!」と蒙を啓くほどの方は、もうとっくにそれに気付いてるだろうし、そうじゃないヒトは「バカな!なに言ってんだ?コイツは!」と切り捨ててオシマイ。
世の中ってそんなもんよね〜。
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