I Want Blues!!

Various Sounds


06-04-03 MON.




本日はまた、ちょと変わった事情で、まったくブルースを聴いておりません。
⋯というのも、あるお店から、BGM を作ってほしい、という依頼があり、CD で 3 枚、ほぼ 200 分ほどの音源を探し出し、それを順番を考えながら「配置」し、CD-R へ、っちゅう作業に「音関係のツール」および集中力をカンゼンに占拠されておるからなのでございます。
条件としては、歌モノでもいいが、その場合は日本語の歌詞ではないものを、ってことで、逆に言えば、たとえば大貫妙子の Cahier(カイエ)のようにスキャットだったり、同じく白鳥英美子の What A Wonderful World みたく、全部英語で歌ってたら使える、っちゅうことでございます。
なんたってお店で「さらっ」と流すものですから、あまりクドいものではあきません。
それでいて、ある程度、「センス良さそう」に聞こえる(?)もの、っちゅうことですから、こりゃなかなかた〜いへん。
とりあえず二枚分は iTunes の上で決まり、ただいま残る一枚分をとりまとめる作業中でございます。

やはり BGM となると、あまり「おっ?」と耳をそばだたせるモノじゃなく、それほどクセのない、どっかで聴いたことがあるような無いような⋯ってあたりがいいんでしょうが、そんなのお客さんによっちゃ、ものスゴ〜い個人差がありますから、理想どおりに行くワケがありません。
出来たら、あまり誰も知らないアーティストの作品で、でも美しいメロディの、なんてのが欲しいのですが、となると、ワタクシも知らない訳ですから、iTunes の Music Store の「ブラウズ」を頼りに、それらしい名前の(?)アーティストをかたっぱしから試聴してく、ってえ地味〜な作業が続きます。
意外と面白いのがあるのは「ニュー・エイジ」ってジャンルですね。
ブルターニュ地方のケルト的なアコーディオンの演奏とか、つい作業を忘れて聴き入ったりしちゃいます。もちろん BGM としちゃあ「アウト!」なんですが、まあ、知らないとこにずいぶんといろんな面白い音があるんだなあ、っちゅう驚きの連続でしたよ。

そこいくと昔なつかしい(?)「イージィ・リスニング」なんてのだと、どうにも志の低い、当たり障りの無い音楽をつつがなく演奏してりゃいい、っちゅうイメージがあったんですが、今はむしろ、そんな音楽は少ないみたいですね。
そのかわり、なんかフェイクっぽい、「似非エスニック」と言ったら語弊があるかもしれないけど、民族音楽「っぽい」衣装をまとわせたアヤしい音楽も増えてますねえ。
「ぽさ」だけは軽く残して、でもう〜んと聴き易くした音楽。
ちょうど、日本の「家庭のカレー」とホントのカレーの「差」ぐらい違う、でも「だから」受け容れられる音楽、っつうんでしょうか?そゆのがけっこう「商売になってる」みたいですねえ。
はたしてそれって、音楽の世界を「豊か」にしてるんでしょか?それとも「貧しく」させてるんでしょか?



おやおや、ついに「ごとう菓子店」だった建物自体、姿を消してしまいましたねえ。
こうして無くなってみると、どこも、あれ?こんなだったっけ?という感じで意外と狭い敷地に驚かされるものですが、ここは新しくなにかが出来るんでしょうか?
それとも、お向かいにあった某パン屋さんの跡地みたく、小さな公園みたくしちゃうのかなあ?
こうゆう交差点って、やはりお店が新しくなったり、建物が消えちゃったりすると街並みの印象をかなり変えますよね。

二月の末から三月のアタマにかけて、とても春めいた佳い日よりが続いたのですが、どうもここのとこ、そのときの「貸し」を返してもらいに来たぜ、みたいな「低温・ぐずつき・強風」てな日々が続き、パっといたしません。
それでも暦だけは着実に進んでいくワケで、もう四月ですからねー。
そんなのに、あちこちのブログを見てみると、東京でも「あまりの寒さに、夜桜はヤメて居酒屋に避難(?)した」とかいう記述があって、どうも全国的に「不順」な低温傾向にあるようです。
弘前では、東京とはほぼ一ヶ月遅れで桜の季節となるのですが、確かに、年によっては桜の下で酒を汲み交わすには「寒すぎて」、ちょっとは暖がとれる(公園内は火気厳禁なのでポータブル・コンロなんてのも使用できません⋯)屋台の「おでん」が売り切れちゃう、なんて夜もありますからねえ。
そんなときでも厚着してまで呑みまくってるゴーケツがけっこーいる、ってのがさすが寒さに強い地元民(?)ってとこでしょか。

それはともかく、こんな天気が「どうせだったら」もう二週間も続いてくれたら、桜の開花が少しは遅れて、ちょうどゴールデン・ウィークにタイミングが合い、訪れる観光客も、それをあてこんでる業者のみなさんも喜ぶ⋯なんて思ってると一転、ぽかぽか陽気になってケッキョクまつり初日で、もうすでに六分咲き、四月末にはもう桜吹雪、なんてことになるんだよねー。

まあ、最近の天候の振れ幅の大きさってのが、どのような原因によるものなのか、気象ってヤツはあまりにも複雑な要素が絡みあっているらしく、とても解析しきれないようですが、ともかく高温であれ低温であれ、あるいは旱魃であれ多雨であれ、やたら過激化する傾向にはあるようですから、気象観測を開始して以来の最高値やら最低値を「更新」する事態は今年も何度か襲来するのかもしれませんね。

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