You Don't Know What Love Is

Jimmy Johnson


06-04-06 THU.




この曲はもう、Fenton Robinson ですっかりお馴染みだと思うのでございますが、それを Jimmy Johnson が「おフランス」は Paris の Sysmo Studio で、1983 年11月28日に録音したもので、当初 Blue Phoenix BP 33.720 : Heap See として 1984 年にリリースされたものですが、Alligator からは 1985 年に AL 4744 : Bar Room Preacher として発売されております。

A1 - Chicken Heads
A2 - When My First Wife Quit Me
A3 - Heap See
A4 - I've The Same Old Blues
A5 - Little By Little
B1 - Cold Cold Feeling
B2 - You Don't Know What Love Is
B3 - Happy Home
B4 - Missing Link

piano : Jene Picket
bass : Larry Exum
drums : Fred Grady

Alligator 盤のジャケットのインチキくさい(え?なにが?っちゅう方はよっくご覧になってみてくださいませ⋯いかにも演奏してるよなご本人の画像ですが、ギターからは「一切」シールドが出ておりませ〜ん)画像を信じるとすれば、そのギターは「たぶん」Gibson ES 335TD だろうと思うのではございますが、例によって、このカヴァー・デザインは Alligator によって「作り直されてる」可能性が大ですから、フランスで録音したときと同じギターであるかどうかは「なんの保証も」ありませ〜ん。
とゆうことで、その Blue Phoenix BP 33.720 : Heap See のジャケ写を探してみたのですが、明らかに本人の服装も違うしシールドが見切れてるので参考にはなりませんでした⋯が「いちおう」335 っぽいですね。ただ、どっちのジャケ写でもギターのヘッド部分は見切れてるので「Gibson じゃない可能性」もある、と言えばあるかも?
実は「なんちゃって 335 」っつー可能性も?

それはともかく、この曲はやはり Fenton Robinson のイメージがかなり強いので、この Jimmy Johnson のも最初はちょっと「ヨワい?」っちゅう印象でした。
つまり、一聴してドカ〜ン!と「来る」演奏じゃないんですよね。
そのかわり、なんだか次第に、ああ、こんなんもいいなあ、って気がしてきて、なんとなく、この「穏やかな(?)」仕上がりがナットクできるよになってくる⋯来ないひともいるでしょうが。
特にこの独特な節回しを持った曲を、彼の個性がそれなりにトレースしていく過程でこぼれ落ちてくる「納まりきれないもの」、それが決してさほど目立つものでも、また、素晴らしくいい味を出している、とまでは言えないにしても、なんだかそこに「等身大の人間像」が浮かび上がってきて、妙に安心感があるんですよね。
ま、特にワタクシの場合「どうだぁっ!」ちゅう自信満々タイプっての「嫌い」ですから、よけーこゆのが好ましく思えちゃう、ってとこはあるんですが。
ですから、その意味では、「オレの歌ひとつで客の心を鷲掴みにしてみせるぜ!」なんて、めちゃめちゃ歌がウマい、それこそ「ソウル・シンガー(?)」みたいなタイプが好き、って方には向いてないかもしれません。

この録音では四人編成らしく、さほどブ厚い音造りではありませんが、まあ、これはこれでいいかも⋯ただし、同じアルバムに収録されてる Little By Little なんかでは、ちょっとだけ「スカスカ感」があるような⋯

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