Live Love or Die

Screamin' Jay Hawkins


06-04-13 THU.




嬉しいことに、STUMBLE の杉様もどうやら Screamin' Jay Hawkins に「汚染」され始めたようで、もしかすると、ある日トツゼン、Screamin' Jay のナンバーがステージで演奏されて、みなさまをヨロコばせるのも近いかも?
もちろん、そこは STUMBLE ですから、充分に自分たちのサウンドに仕上げて出してくると思いますので、まことに楽しみでございますよ。

さて、この Live Love or Die、あまりウルサく干渉されない、オーストラリアの AIM での、半ばセルフ・プロデュースで作ったアルバム I Shake My Stick At You の劈頭を飾る(ってその割にゃ意外と地味ですけど)ブーギ・ウーギでございます。
ただし、ダブル・シャッフルなんて表現される、あの「ガッシ・ガッシ」っちゅう中抜き三連つーより、よりは 4 ビート系の、いわゆる Boogie Woogie Piano の系列でございますね。
でございますから、イントロはとーぜん Screamin' Jay 自身によるそのピアノで幕を開ける⋯
なんたってアメリカじゃないもんで(?)録音に投入されたのは、オーケストラも女性コーラス隊も無し、まさに Blues Band サイズ(?)、Bo Didley Jr. のギター、Rodney Schnitz のベース、Barry Southern のサックス、そして Gene Pello のドラムだけ、っつうコンパクトなコンボでございまして、その意味じゃちょっとスタジオ・ライヴに近い、とも言えるかも。

この曲はサックスの Barry Southern がカウンターとってガンバっておるのですが、まあ、どっちかってえと「それほど」いいプレイじゃないかもな?
また、ソロを廻されても、おおっ!っちゅう場面が「無く」やや手詰まり&平板な印象のまま終わっちゃうのがちとナンですねえ。もーちょっとホンカー寄りだと面白いんだけど。

そして替わってソロをとる Bo Diddley Jr.* のギターは、こちらもやや不発気味ですが、でも、このトーンはなかなかいい味を出しております。ま、実はミキシングにもモンダイがあって、そのソロの間、Screamin' Jay がリズムを「叩いてる」ピアノがウルサ過ぎてギター・ソロに集中できないってとこがありますから、これはミキシング(っつうか、プロデューサーでもあるヤツ自身のセンスやねえ)のミスとも言えるかも。

* ー Bo Diddley Jr. ; 本名 David Hill Jr. 1954 年 8 月14日 Chicago 生まれ⋯一部では Bo Diddley( Ellas Otha Bates McDaniel )の息子、という記載も見られますが、イトコ(注;彼らの言う Cousin は「親戚の意味」であることが多いので、正確な戸籍で確認した以外、本人がそう言ったから、と安易に信じてはイケマセン)であった Bo Diddley に「ちなんだ」そうでございますが、ご当人の了承を得てのものかどうかは不明でございます。⋯とゆうとこまでは検索でたどり着きましたが、共演ミュージシャンのリストにはこの Screamin' Jay Hawkins は含まれておりませんでした(がははははは〜!)

ま、細かいこと言うとそんな部分もあるんですが、ただ、この手の「当たり前な」ブーギを「気持ち良さそに」ノビノビと唄う Screamin' Jay Hawkins のヴォーカルを聴いてると、いつもいつも期待される「おどろおどろしい」Screamin' Jay じゃない、ストレートなブルース・シンガーとしての自分をシンプルに出せているようで、これはこれでいいのかも、っちゅう気がしてまいります。
その意味では、「いつもの」Screamin' Jay Hawkins を期待してこのアルバムを聴くと、やや「あれれ?」なとこもあるかもしれませんね。
ま、タマにゃいいじゃないの。こんなストレートなのも(って、ヤツの普段のレヴェルからすると、ってだけで、「ちゃんとしたブルースしか聴いたことが無いひと」がこれ聴いたら、やはり、なんじゃこりゃ?ってコケる程度には充分「変」ではあるのですが)。


なんだかそのへんの空気 1 立方メートルあたり 60cc ほどの水分を含んでそうな(あ、あくまで印象で語っております。なんの科学的コンキョもございませんので真に受けないでね)「しとしと」降る雨に濡れそぼったよな木曜日でございました。
たしか予報では午後の降水確率が 20% くらいだったと思ったんですが、どーやらハズレ!でございますね。

なかには自転車で走ってるひともいますが、そーしても楽しくない(路面が濡れてると、タイヤにフェンダーが用意されていないため、ハネが上がらないように「低速」で行かないといけないので、ちっとも「面白くない」のでございます)ので、運動量も確保しよう、ってんで歩きで外回りを。

ついでに中三(なかさん)デパートの地下で、五目いなり(!)を買ってまいりました。
ところで、いつもなら途中で一服する CAFE JEEBA が今日はテナントビル全体の定休日でございましたから「と〜ぜん」お休みでございます。
で、その替わり、ってワケじゃありませんが、市内の小沢(こざわ)ってあたりに用事があって、さすがにそこはクルマで行ったんですが、ちょっと変わった喫茶店(?)を発見して、そこでコーヒー・ブレイクでございます。

実は ↑ の画像がその店内なのですが、いちばん向こうの隅に、変わったベースがあったのです。
普通、コントラバスってのは、ヴァイオリンを大きくしたボディに f 字形サウンド・ホール、となるのですが、なんと、このベース、そのデザインは「ギター」を大きくしたもの(でもアーチド・トップ、つまり表面は真っ平らじゃなく、中央が盛り上がってる!)で、当然、ギターと同じ真ん丸なサウンド・ホールが開いてます!
しかもネックにはフレットみたいな線も見えるしワケ判りません⋯って、それはまあ、別にいいんですが(いいんかいっ!)、こゆのがあるってとこを見ると、店内でライヴもやるんでしょうか?
ナゾです。

コーヒーは「ソフト・ブレンドを」ってオーダーした割には、ちょっとフレンチ・ロースト寄りの「焦げた」感じがありました。マズくはありませんでしたけどね。
いかにもガレージを改装しました、ってな感じのインテリアは独特なフンイキがあります。
ま、でも外から見たときのほうが面白そうなお店、とは言えるかな?

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